
院長:武智お気軽にご相談ください!

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横になったときに突然めまいを感じることはありませんか?仰向けで寝ていたら天井がぐるぐる回り始めたり、寝返りを打った瞬間に目が回るような感覚に襲われることがあります。このような症状は珍しいものではなく、多くの方が経験するものです。特に中高年の女性に多いとされています。
横になった時のめまいの主な原因として考えられるのが「良性発作性頭位めまい症」です。これは耳の奥にある内耳の問題から生じるめまいで、特定の頭の位置や動きによって突然発症します。
内耳には三半規管と呼ばれる部位があり、体のバランスを感知する重要な役割を担っています。この三半規管には耳石と呼ばれる小さな粒子があり、通常は耳石器官に収まっています。しかし、この耳石が剥がれ落ちて三半規管に入り込むと、頭を動かした時に過剰な刺激が脳に伝わり、めまいを引き起こします。


良性発作性頭位めまい症について説明します
この症状の特徴は、頭の位置を変えた時(寝返りをうった時、起き上がった時、振り向いた時など)に突然起こる回転性のめまいです。めまいは通常10~20秒と比較的短く、安静にしていると治まります。吐き気を伴うこともありますが、難聴や耳鳴りなどの聴覚症状は伴いません。
そのほかの原因としては、加齢性平衡障害、頭部の怪我、自律神経の乱れ、ストレス、ホルモンバランスの変化が多いです。
以下のような生活習慣がある方は、めまいを経験しやすい傾向があります。


血流が良くなることで内耳の機能が回復し、めまいの軽減につながります。
めまいの原因の一つに、自律神経の乱れがあります。また、首や肩の筋肉が緊張すると、自律神経のバランスが崩れやすくなります。鍼灸によって筋肉の緊張がほぐれると、自律神経が整い、めまいの症状が和らぎます。
鍼灸の刺激によって脳に「修復信号」が送られ、自然治癒力が活性化します。その結果、脳と内耳の間の情報伝達がスムーズになり、平衡感覚が回復しやすくなります。
良性発作性頭位めまい症に対しての鍼灸治療は、耳の奥にある内耳の細胞の代謝を正常化するために血流の促進を目指します。主に後頭下筋群と呼ばれる後頭部の筋肉や耳に関連の深い側頭部の筋肉の硬さを緩和する治療を行います。
また、前頭頂部付近の圧痛やむくみ、顎関節の硬さもめまいに関連するため、これらの部位も治療対象となります。