めまい

めまいの症例報告

めまいとは

めまいとは、自分や周囲がぐるぐる回っているように感じたり（回転性めまい）、身体がふわふわする、立ちくらみがする（非回転性めまい）など、バランス感覚が乱れ、正常に立ったり動いたりするのが難しくなる状態を指します。

人によっては意識が遠のくような感覚や、意識を失いそうになることもあります。

めまいに悩む日本人の割合

厚生労働省の2022年国民生活基礎調査によると、めまいを訴える人（有訴者率）は全体で約20.3％、65歳以上では30.0％と報告されています。

特に女性では30％、男性では13％と、年齢や性別によっても差が見られます。高齢化社会の進行に伴い、今後もめまいで悩む人は増加すると考えられます。

めまいはもはや日本人にとって珍しい症状ではありません。

生活リズムの変化や労働環境の急激な変化に伴い発症することが多く、世界で最も睡眠不足の日本人に多い現代病といえます。

めまいは怪我とは異なり、外見上からは分からないことが多い症状です。

めまいをそのままにしておくと、日常生活で転倒やケガのリスクが高まるだけでなく、症状が慢性化してしまうことがあります。また、めまいの原因によっては、聴力の低下や手足の麻痺などの神経障害を引き起こす場合もあります。

さらに、繰り返す発作への不安から外出や社会活動を控えるようになり、生活の質が低下したり、うつ状態に陥ることも少なくありません。そのため、周りの人に理解してもらえず、イライラや不安といったストレスがさらに症状を悪化させるという悪循環に陥り、日常生活に支障をきたすことになりかねません。

めまいの原因

めまいにはさまざまな原因が考えられますが、主に以下のようなものが挙げられます。

また、当院でのこれまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、めまいの原因はひとつに断定できるものではないということです。

めまいは複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

男女による違いもありますし、一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず、めまいの改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

めまいへの対応として病院や一般の整体院では次のようなものが一般的です。

薬物療法

めまいの治療では、症状や原因に応じて抗めまい薬、吐き気止め、抗不安薬などが処方されます。抗めまい薬は内耳の血流を改善し、めまい症状を和らげます。吐き気や嘔吐が強い場合には制吐薬、不安やストレスが関与している場合は抗不安薬が使われることもあります

頭位治療（リハビリテーション）

良性発作性頭位めまい症では、耳石が三半規管に入り込むことが原因です。エプリー法などの特定の体操や頭の動かし方によって、耳石を元の位置に戻す治療が行われます。多くの患者で短期間に症状が改善し、繰り返し行うことで効果が高まります

鼓室内ステロイド注射

重症例では、ステロイド薬を直接鼓室内に注入することで治療効果を高めます。この方法は入院が必要となる場合があります

点滴や補液

急性期の強いめまい発作では、内服薬が困難な場合が多いため、点滴で水分や薬剤を補給します。抗めまい薬や吐き気止めも点滴や注射で投与され、脱水や電解質の補正も同時に行われます

生活指導

めまいの予防や再発防止には、ストレスの軽減、十分な睡眠、規則正しい生活、適度な運動、バランスの良い食事が重要です。カフェインやアルコール、喫煙の制限、適切な水分補給も推奨されます。生活習慣の見直しが症状の改善に大きく寄与します。

精密検査

めまいの原因を特定するために、MRIやCTなどの画像検査、聴力検査、眼振検査、平衡機能検査などが行われます。これにより、脳や内耳の異常の有無を調べ、適切な治療方針を決定します

めまいを改善するために

どれだけ多くの治療法を試しても、原因を取り違えたまま進める治療では改善は見込めません。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、一人ひとり異なるめまいの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院のアプローチ

上記に記したように、原因については諸説ありますが、現在のところ明確な因果関係は分かっていません。

ただ、睡眠不足、疲労の蓄積、ストレス、多量の飲酒、糖尿病などが先行することが多いため、耳の中の細い血管の血流障害や、ウイルス感染による炎症などが関係しているのではないかと考えられています。

つまり、めまいには様々な原因があり、臓器の異常が関与する場合もあるため、改善には自律神経系そのものへのアプローチが必要です。

当院は鍼灸整体治療により直接的に自律神経系に働きかけます。

鍼灸師は皮膚の状態から疾病を読み取り、背骨の間から内臓や身体をコントロールする神経の専門家です。神経の出口である皮膚や背骨の動きによる筋肉のコリ、可動域、姿勢、画像を細かく分析して原因に直接的にアプローチします。

めまいを改善するための重要なポイント

多くの病院や一般的な治療院では画一的な検査、投薬・治療に終始していることがあります。しかし、症状の一時的な軽減を得られても他の不調やだるさが出れば意味がありません。

私たちは常に身体全体を俯瞰しながら治療を進めます。

仮に内耳の血流障害が原因であっても、内耳の血流を促すだけでなく、病院の診断項目に当てはまらない首や肩、背中の筋肉の状態や脊柱の柔軟性もチェックします。

また、めまいを日常的に感じることで精神的なショックが加わり、自律神経系の働きが乱れて胃や腸など消化器系の不調が出ることもあるため、重点的に確認します。

めまいの治療については「木を見て森を見ず」では足りません。重要なのは木も森も同時に見る」視点であり、身体全体の状態を把握しつつも、全身の血流改善や炎症反応の除去、自律神経の障害や自己治癒力の低下がみられる箇所をピンポイントに改善していく必要があります。

当院の特徴

国家資格の鍼灸あん摩マッサージ師である院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

めまいの改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで院長が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。めまいは全身をみる専門家で鍼灸師にお任せください。

めまいに関するQ&A

めまいは自然に治ることがありますか？

良性発作性頭位めまい症など一部のタイプは自然に改善することもありますが、原因によっては治療や生活改善が必要な場合もあります。

めまいの人がやってはいけないことは何ですか？

無理に動いたり、運転や高所作業など危険を伴う行動は避けてください。自己判断で薬の量を増減するのも控えましょう。

めまいが起きたときの対処法は？

無理に動かず、安全な場所で安静にし、必要なら横になりましょう。症状が強い場合は医療機関を受診してください。

めまいを予防する方法はありますか？

規則正しい生活、十分な睡眠、ストレス管理、適度な運動などが予防に役立ちます。

めまいに苦しめられていた皆さまも、当院で鍼灸整体の施術を受けて、このような変化がありました。

自律神経系に直接アプローチする鍼灸整体治療はめまいに対して非常に相性がよく、当院の治療で改善が見られた事例があります

専門的な知識も必要になるため、めまいを自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。めまいは早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。

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