パニック障害

パニック障害とは

パニック障害とは、突然前触れもなく動悸、呼吸困難、めまいなどの発作（パニック発作）が繰り返し起こる精神疾患です。発作中は「死んでしまうのではないか」「気が狂うのではないか」といった強い恐怖感を伴うことが特徴です。この恐怖感は実際の危険とは釣り合わないほど強く、日常生活に大きな支障をきたします。

厚生労働省の研究班が行った疫学調査によると、日本におけるパニック障害の生涯有病率は約0.8%とされています。不安障害全体では生涯有病率が9.2%であり、その中でパニック障害は比較的頻度の高い疾患の一つです。精神疾患を有する総患者数は約419.3万人にのぼります。

発作への不安から外出や社会生活が制限されるようになり、「予期不安」と呼ばれる次の発作を恐れる気持ちが強くなります。この予期不安によって、さらに症状が悪化する悪循環に陥ることも少なくありません。

パニック障害を放置すると、症状が徐々に悪化し、生活の質が著しく低下する恐れがあります。発作への恐怖から電車や人混みなど特定の場所を避けるようになり、外出範囲が狭まっていきます。このような状態が続くと、広場恐怖症を併発することも少なくありません。

社会生活にも大きな支障をきたし、仕事や学校に行けなくなるケースも見られます。人間関係も徐々に希薄になり、社会的孤立を深めていくことがあります。また、うつ病を併発するリスクも高まります。

心拍数や血圧の上昇、呼吸困難などの身体症状が長期化すると、心筋梗塞や冠動脈疾患のリスクが通常の人より高くなる可能性もあります。自己治療としてアルコールや薬物に頼るようになり、依存症を引き起こすケースも報告されています。

パニック障害の原因

パニック障害の原因は多岐にわたります。代表的なものは次の通りです

また、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、パニック障害の原因はひとつに断定できるものではないということです。

パニック障害は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

セロトニンなど精神の安定に関わる神経伝達物質の不足や機能異常が関連していることが分かっています。事故や災害などのトラウマにより、脳内のストレス反応システムが過敏になることもあります。

過労や睡眠不足が続くと、ストレスホルモンの分泌量が増え神経の興奮が起こります。脳内で感情処理をする偏桃体が過活動状態になると、些細な事柄に対しても必要以上の恐怖や不安感が生じやすくなるのです。一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには詳細な検査が何より重要になります。

男女による違いもありますし、一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず、パニック障害の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

パニック障害への対応として病院や一般の整体院では次のようなものが一般的です。

対処法のデメリット

薬物療法

効果が出るまでに数週間かかることがあり、副作用として眠気、吐き気、性機能障害などが生じる可能性があります。また、長期服用による依存性の問題も懸念されます。

認知行動療法

効果を実感するまでに時間がかかり、専門的な知識を持つセラピストが必要です。また、継続的な通院と自己トレーニングが必要となります。

生活習慣の改善

仕事や家庭の事情で実践が難しい場合があり、効果が現れるまでに時間がかかります。

パニック障害を改善するために

どれだけ多くの治療法を試しても、それが原因を取り違えたまま進められる治療だとすれば改善など見込めません。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、一人ひとり異なるパニック障害の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院のアプローチ

パニック障害の症状は一人ひとり異なり、原因もさまざまです。当院では、まず丁寧なカウンセリングと検査を通して、どこに問題があるのかを徹底的に探ります。

生活習慣や体質、ストレスの有無、栄養状態まで幅広くチェックし、根本的な改善を目指します。単なる対症療法ではなく、身体全体のバランスを整え、自然治癒力を高めることを重視しています。薬に頼りきりにならず、身体の内側から変えていくサポートを行っています。

当院は鍼灸整体治療により直接的に自律神経系に働きかけます。

鍼灸師は皮膚の状態から疾病を読み取り、背骨の間から内臓や身体をコントロールする神経の専門家です。神経の出口である皮膚や背骨の動きによる筋肉のコリ、可動域、姿勢、画像を細かく分析し、全身の状態を把握し、血流改善や炎症反応の除去、自律神経の障害や自己治癒力の低下がみられる箇所をピンポイントで改善します。

パニック障害を改善するための重要なポイント

残念ながら、病院や一般的な治療院は画一的な検査、投薬・治療に終始しています。しかし、症状の一時的な軽減を得られても他の不調やだるさが出れば意味がありません。

私たちは常に身体全体を俯瞰しながら治療を進めます。

病院の診断項目にあてはまらない首や肩、背中の筋肉の状態や脊柱の柔軟性をチェックしていきます。

また、パニック障害をきっかけに精神的なショックで自律神経系の働きが乱れ胃や腸などの消化器系の不調がでることもあります。こうした部分も重点的にチェックし、必要に応じて調整を行います。

パニック障害の治療については「木を見て森を見ず」では足りません。重要なのは「木も森も同時に見る」ことであり、身体全体の状態を把握しつつも、全身の血流改善や炎症反応の除去、自律神経の障害や自己治癒力の低下がみられる箇所をピンポイントに改善していく必要があります。

当院の特徴

国家資格の鍼灸あん摩マッサージ師である院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

パニック障害の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで院長が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。パニック障害は全身をみる専門家で鍼灸師にお任せください。

パニック障害に関するQ&A

パニック障害は自然に治りますか？

パニック障害は自然治癒する可能性もありますが、多くの場合は適切な治療が必要です。放置すると症状が悪化したり、広場恐怖症やうつ病を併発するリスクが高まります。早期に専門家に相談し、適切な治療を受けることをお勧めします。

パニック発作が起きたときの対処法は？

深呼吸を意識して、鼻からゆっくり息を吸い、口からゆっくり吐く呼吸を10回程度繰り返しましょう。また「これは一時的な発作であり、必ず収まる」と自分に言い聞かせることも効果的です。周囲の景色を意識するなど、注意を別のことに向けることも有効です。

パニック障害の人がやってはいけないことは？

カフェインやアルコールの過剰摂取は症状を悪化させる可能性があるため控えましょう。また、発作への恐怖から行動を極端に制限することは、広場恐怖症につながる恐れがあります。適切な治療を受けながら、少しずつ活動範囲を広げていくことが大切です。

鍼灸治療はパニック障害に効果がありますか？

鍼灸治療は自律神経のバランスを整え、リラックス効果をもたらすことでパニック障害の症状緩和に役立つ可能性があります。特に薬物療法や心理療法と併用することで、相乗効果が期待できます。があります。

パニック障害に苦しめられていた皆さまも、当院で鍼灸整体の施術を受けて、このような変化がありました。

自律神経系に直接アプローチする鍼灸整体治療はパニック障害に対して非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

専門的な知識も必要になるため、パニック障害を自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。パニック障害は早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。