良性発作性頭位めまい症（BPPV）

良性発作性頭位めまい症（BPPV）の症例報告

良性発作性頭位めまい症（BPPV）とは

良性発作性頭位めまい症（BPPV）は、頭の位置を変えたときに短時間（通常1分以内）の激しい回転性めまいが起こる病気です。

「良性」とは命に関わらない病気であること、「発作性」は突然症状が現れること、「頭位」は頭の位置を変えたときに症状が出ることを意味します。耳の奥にある内耳の三半規管に耳石（カルシウムの粒）が入り込むことで発症し、寝返りを打ったときや起き上がるとき、上を見上げたときなどに特徴的なめまいが起こります。

近年は比較的若い女性の発症も増えています

良性発作性頭位めまい症は、めまいを引き起こす疾患の中で最も多いとされています。厚生労働省の調査によると、めまいは人口1,000人あたり年間男性13.2人、女性30.2人に自覚症状があるとされ、そのうち良性発作性頭位めまい症が占める割合は約30～50%と報告されています。日本の有病率は10万人あたり約11人とされており、女性に多く（男女比1:2～1:3）、特に60代以上の高齢者に多く見られますが、近年は比較的若い女性の発症も増えています。

良性発作性頭位めまい症は基本的に命に関わる病気ではなく、多くの場合は2～3週間程度で自然に改善することがあります。しかし、放置することで日常生活に様々な支障をきたす可能性があります。

めまいが突然起こることで転倒や転落のリスクが高まり、特に高齢者では骨折などの重大な怪我につながることがあります。また、運転中や高所での作業中にめまいが起きると事故の危険性が高まります。

さらに、めまいへの恐怖から頭を動かさないように過度に緊張して生活するようになり、それが原因で首や肩のこりが悪化したり、日常生活が制限されたりすることがあります。

めまいの不安から外出を控えるようになると、社会的孤立や活動性の低下を招き、精神的ストレスや抑うつ状態に陥るケースもあります。

良性発作性頭位めまい症（BPPV）の原因

開院以来、当院には良性発作性頭位めまい症（BPPV）でお困りの方が数多く来院されています。

良性発作性頭位めまい症は、内耳の三半規管に耳石が入り込むことで発症します。通常、耳石は内耳の卵形嚢や球形嚢という場所に存在していますが、何らかの理由でそこから剥がれ落ち、三半規管（特に後半規管）に入り込むことで発症します。頭の位置を変えると、三半規管内の液体（内リンパ液）の中で耳石が動き、それによって平衡感覚を司る神経が過剰に刺激されためまいが起こります。

良性発作性頭位めまい症（BPPV）の原因として次のものが挙げられます。

良性発作性頭位めまい症（BPPV）はこのように複数の要因が複雑に絡み合って起こる症状です。

男女による違いもありますし、一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。良性発作性頭位めまい症（BPPV）は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

良性発作性頭位めまい症（BPPV）への対応として、次のようなものが一般的です。

良性発作性頭位めまい症（BPPV）を改善するために

まずはあなたの良性発作性頭位めまい症（BPPV）の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

私たちは常に身体全体を俯瞰しながら治療を進めます。

仮にめまいの原因が内耳の問題にあったとしても、内耳だけに注目するのではなく、関連する首や肩の筋緊張、姿勢の歪み、さらには自律神経の状態をチェックしていきます。

また、慢性的なめまいの背景には、自律神経の乱れや内臓の不調が隠れていることもあり、ストレスや睡眠の質の低下が影響している場合も少なくありません。これらを総合的に判断し、重点的にアプローチしていきます。

めまいの治療については「症状だけを見て対処する」のでは不十分です。重要なのは「全身のつながりを考えながら治療を進める」ことであり、局所的な症状の軽減だけでなく、身体全体の血流改善や筋肉のバランス調整、神経系の働きを整えることで根本的な改善を目指していきます。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、良性発作性頭位めまい症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

３つの国家資格をもつ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院で良性発作性頭位めまい症（BPPV）が改善する理由

良性発作性頭位めまい症は、頭の位置を変えたときに短時間の激しい回転性めまいが起こる状態です。こうした症状の背景には、内耳の三半規管に入り込んだ耳石の問題だけでなく、ストレスや睡眠不足、疲労の蓄積、血流障害なども関与しており、自律神経の乱れが大きな要因と考えられています。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。

良性発作性頭位めまい症（BPPV）のQ＆A

良性発作性頭位めまい症は自然に治りますか？

多くの場合、2～3週間程度で自然に改善することがあります。ただし、適切な頭位治療やめまい体操を行うことで回復が早まり、症状の軽減も期待できます。放置しても治りますが、日常生活の質を考えると早期の治療をお勧めします。

めまいが起きたときの対処法は？

めまいを感じたら、まず安全な場所で動きを止め、座るか横になりましょう。急な動きは避け、めまいが収まるまでゆっくり呼吸をします。症状が落ち着いたら、ゆっくりと体を起こしてください。繰り返す場合は専門医の診察を受けることをお勧めします。

良性発作性頭位めまい症の人がやってはいけないことは？

めまい発作中の運転や高所での作業は非常に危険です。また、急な頭の動きや激しい運動は避けた方が良いでしょう。アルコールの過剰摂取も症状を悪化させることがあります。症状が強い時期は控えることをお勧めします。

めまい体操はどのように行えばよいですか？

エプリー法などの頭位治療は、どの半規管に問題があるかによって方法が異なります。まずは専門医の診断を受け、適切な方法を指導してもらうことが重要です。自己判断で行うと効果がない、あるいは症状が悪化する可能性もあります。

良性発作性頭位めまい症と他のめまい（メニエール病など）との違いは？

良性発作性頭位めまい症は頭の位置変化で短時間のめまいが起こり、難聴や耳鳴りを伴いません。一方、メニエール病は長時間（数時間～日）のめまいに難聴や耳鳴りを伴うことが特徴です。正確な診断には専門医の診察が必要です。

良性発作性頭位めまい症の予防法はありますか？

定期的に頭を様々な方向に動かす軽い運動を行うことが予防に効果的です。また、寝るときは枕を少し高くすると耳石が三半規管に入りにくくなるとも言われています。十分な睡眠とストレス管理も重要です。

良性発作性頭位めまい症（BPPV）で悩まされていた皆さまも、当院で鍼灸整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の鍼灸整体治療と良性発作性頭位めまい症（BPPV）は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

腰痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

日常を取り戻せて本当にうれしいです

諦めかけた日常が戻ってきた

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