
院長:武智お気軽にご相談ください!

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こんにちは、たけち鍼灸整体院・名古屋名東院のたけちです。突然のめまいや耳鳴り、難聴でお困りではありませんか?メニエール病は内耳のリンパ液が溜まることで起こる症状ですが、実は毎日の食生活を見直すことで症状が大きく変わる可能性があります。
薬物療法だけに頼るのではなく、食事療法を併用することで体の内側から体質を改善し、症状の軽減や再発予防につながることが多くの研究で報告されています。今回は食事の工夫で日常生活をより快適にするためのポイントをお伝えします。


メニエール病で悩む多くの方が、食事療法と専門的な治療を組み合わせることで症状が劇的に改善されています
メニエール病の治療において、食事療法は単なる補助的な役割ではありません。体内の水分バランスを整え、神経機能を正常化させ、炎症を抑えるという根本的な体質改善に直接働きかけるからです。薬物療法が症状を一時的に抑える対症療法であるのに対し、食事療法は体の土台そのものを整える役割を担います。
特にメニエール病の原因とされる内リンパ水腫は、塩分の過剰摂取や栄養バランスの乱れによって悪化しやすいことがわかっています。そのため食事内容を見直すことで、めまい発作の頻度が減少したり、耳鳴りや難聴の程度が軽減したりする効果が期待できます。医療機関での治療と並行して食事療法に取り組むことで、相乗効果により改善が加速するのです。
当院では、食事療法と鍼灸整体治療を組み合わせることで、より効果的な症状改善を目指しています。食事療法が体質改善と栄養バランスの調整を担い、鍼灸治療が自律神経の調整や血行促進を担うことで、それぞれの治療法が補完し合う関係になります。
食事だけ、または治療だけでは限界がある症状でも、両方を併用することで体全体のバランスが整い、めまいや耳鳴りなどの症状が根本から改善していくケースが多く見られます。継続的に取り組むことが何より重要で、焦らず長期的な視点で向き合うことが症状を和らげる鍵となります。
食事療法を実践することで、以下のような効果が期待できます。まず体内の余分なナトリウムを排出しやすくなり、内耳のむくみが軽減されます。これによりめまい発作の頻度が減少する可能性があります。また、神経機能を支える栄養素を十分に摂取することで、耳鳴りや難聴の症状が安定しやすくなります。
さらに血流が改善されることで内耳への酸素や栄養の供給が促進され、症状の回復を助けます。体全体のバランスが整うことで自律神経の働きも安定し、ストレスによる症状の悪化を防ぐ効果も期待できます。食事療法は再発リスクを低減させる予防的な役割も果たすため、長期的な健康維持にもつながります。
メニエール病の症状を和らげるために、特に意識して摂取したい栄養素がいくつかあります。まずカリウムは体内のナトリウムの排出を促し、水分バランスを調整する働きがあります。ほうれん草やきゅうり、アボカド、バナナ、メロン、わかめや昆布などの海藻類に豊富に含まれています。
マグネシウムは神経機能の安定や血管の拡張に関与し、血流改善に役立ちます。ひじきやわかめ、アーモンドやカシューナッツなどのナッツ類、豆腐や納豆などの豆類、全粒穀物に多く含まれています。ビタミンB群は神経機能の維持やエネルギー代謝に不可欠で、特にビタミンB12は末梢神経の働きを促進します。豚肉、魚類(うなぎ、かつお、サンマ、イワシ)、卵、乳製品、玄米に豊富です。
ビタミンCは抗酸化作用があり、ストレスに対する体の抵抗力を高めます。柑橘類、イチゴ、ブロッコリー、パプリカなどに含まれ、できるだけ生で摂取すると効果的です。これらの栄養素をバランス良く摂取するには、多様な食材を組み合わせた和食中心の食生活が理想的です。
メニエール病の症状を悪化させる可能性がある食べ物や習慣についても知っておく必要があります。まず塩分の過剰摂取は内耳のリンパ液の貯留を助長するため、加工食品やインスタント食品、漬物、味付けの濃い料理は控えましょう。減塩調味料を使い、だしを効かせた薄味の料理を心がけてください。
カフェインを含むコーヒー、緑茶、紅茶、ハイカカオチョコレートは血管収縮を引き起こし、内耳への血液供給を減少させる可能性があるため摂取量に注意が必要です。アルコールの多飲も同様に血流に影響するため控えめにしましょう。また、急激に血糖値を上げる食品ではなく、玄米や全粒粉パン、そば、野菜、きのこ類などの低GI食品を選ぶことで自律神経の乱れを軽減できます。
理想的な一日の食事例をご紹介します。朝食には納豆やほうれん草のお浸し、卵料理を取り入れ、ビタミンB群とマグネシウムを摂取します。ご飯は玄米にすると食物繊維やミネラルも豊富です。昼食には焼き魚(サンマやイワシなど)と野菜の煮物、わかめの味噌汁を組み合わせ、塩分は控えめに調理します。
夕食には豚肉の生姜焼きや豆腐料理、たっぷりの野菜サラダを用意し、カリウムとビタミンB群をバランス良く摂取します。間食にはナッツ類やヨーグルト、フルーツがおすすめです。飲み物は水や麦茶、ルイボスティーなどノンカフェインのものをこまめに摂取し、一度に大量ではなく少量ずつ頻繁に飲むことが大切です。
食事療法は一度きりではなく継続することが何より重要です。無理なく続けるためには、完璧を目指さず、できることから少しずつ始める姿勢が大切です。外食が多い方は、和食中心の店を選び、薄味のメニューを注文するだけでも効果があります。自炊の際は週末にまとめて下ごしらえをしておくと平日が楽になります。
味付けは塩の代わりに酢や柑橘類、香辛料やハーブを活用することで満足感が得られます。家族と一緒に食事療法に取り組むことで継続しやすくなり、互いに励まし合えます。体調の変化を記録しておくと、どの食事がご自身に合っているかが分かりやすくなります。
当院では、食事療法だけでなく鍼灸整体治療を通じて自律神経系に直接働きかけ、症状の根本改善を目指しています。18年以上の臨床経験を積んだ院長が、問診・検査から施術まで一貫して担当し、姿勢分析ソフトや東洋医学検査、栄養解析など5種類の独自検査で現在の状態を可視化します。
メニエール病は個人差が大きく原因も複雑に絡み合っているため、一人ひとりに合わせた施術プランが必要です。当院では身体全体を俯瞰しながら、首や肩、背中の筋肉の状態や脊柱の柔軟性、消化器系の不調まで細かくチェックし、全身の血流改善や炎症反応の除去、自律神経の障害をピンポイントに改善していきます。
メニエール病の改善には、食事療法と専門的な治療を組み合わせることで相乗効果が生まれ、症状の根本改善が加速します。食生活の見直しだけでも一定の効果は期待できますが、鍼灸整体の施術を併用することで体全体のバランスが整い、より確実な改善が期待できます。
薬を服用しても改善しない、めまいの不安から外出できない、仕事や家事に支障が出ているという方は、ぜひ一度当院にご相談ください。専門家のサポートを受けながら食事療法に取り組むことで、あなたの日常生活が少しでも快適になるよう全力でサポートいたします。症状が出たら我慢せず、早めの対応が改善への近道です。

