
院長:武智お気軽にご相談ください!
こんにちは、たけち鍼灸整体院・名古屋名東院のたけちです。ある朝目覚めたら、急に片方の耳が聞こえにくくなっていた。電話の声がこもって聞き取れない。会議で何度も聞き返してしまい、周りの目が気になる。そんな経験をされている方は、もしかすると突発性難聴かもしれません。
日々、耳鼻科系の症状でお悩みの患者様と向き合う中で、突発性難聴による会話の聞き取りづらさに苦しむ方を数多く診てまいりました。
この症状は本当につらいものです。仕事にも支障が出ますし、何より「このまま聞こえなくなったらどうしよう」という不安が心を押しつぶしそうになりますよね。


発症から時間が経つほど回復が難しくなるため、早めの対処が何より大切です
突発性難聴は、ある日突然、片方の耳の聞こえが急激に悪くなる病気です。内耳という耳の奥にある繊細な器官が障害されることで発症し、特に会話の音域が聞き取りにくくなるという特徴があります。朝起きた瞬間に気づく方が多く、患者様からは「昨日まで普通だったのに」という声をよく伺います。
会話が聞き取れない理由は、内耳にある蝸牛という部分の血流不足や炎症によって、音を電気信号に変換する有毛細胞が正常に働かなくなるためです。特に人の声の周波数帯域である1000〜4000Hzの音が聞き取りにくくなることが多く、これが会話での聞き返しが増える原因となっています。
耳鳴りやめまいを伴うケースもあり、これらが同時に起こると日常生活そのものが困難になります。電話対応が必須の営業職の方や、会議が多い管理職の方にとっては、まさに死活問題といえるでしょう。
突発性難聴で会話が聞き取れなくなると、想像以上に生活全体に影響が及びます。当院に来られる患者様の多くが、職場での苦労を切実に訴えられます。
会議での発言内容が聞き取れず、何度も聞き返すことで同僚からの視線が気になるようになります。電話応対では相手の声が聞こえず、業務に支障をきたすことも少なくありません。上司への報告や顧客対応で聞き間違いが増え、自信を失ってしまう方も多いのです。
特に片耳だけの症状なので、周囲からは理解されにくく「聞こえているふり」をしてしまいがちです。しかし、これが余計なストレスとなり、症状をさらに悪化させる悪循環に陥ることがあります。
家庭内でも家族の呼びかけに気づかず、「無視している」と誤解されることがあります。テレビの音量を大きくしすぎて家族から苦情を言われたり、会話そのものを避けるようになって人間関係が希薄になったりします。
趣味の場でも、音楽鑑賞や映画鑑賞が楽しめなくなり、生活の質が著しく低下します。友人との食事でも会話が聞き取れず、次第に誘いを断るようになり、社会的な孤立を感じる方もいらっしゃいます。
突発性難聴において、時間との勝負という言葉は決して大げさではありません。発症から治療開始までの時間が短ければ短いほど、聴力回復の可能性は高まります。
内耳の血流不足や炎症が続くと、有毛細胞が仮死状態から完全に死滅してしまいます。一度死滅した細胞は再生しないため、放置すればするほど永続的な難聴となるリスクが高まるのです。理想的には発症から48時間以内、遅くとも2週間以内には専門的な治療を開始すべきとされています。
「仕事が忙しいから」「そのうち治るだろう」と様子を見ているうちに、取り返しのつかない状態になってしまった方を何人も見てきました。この記事を読んでいる今この瞬間も、あなたの内耳では細胞が苦しんでいるかもしれません。
耳鼻咽喉科では、突発性難聴に対してステロイド治療が第一選択となります。点滴や内服、鼓室内注射などの方法で炎症を抑え、血流を改善する薬物療法が行われます。
ステロイド大量療法は確かに効果的ですが、すべての患者様に効くわけではありません。また、副作用として不眠、血糖値上昇、胃腸障害、精神不安定などが現れることもあり、体質によっては治療継続が難しいケースもあります。
入院が必要になる場合もあり、仕事を休めない方にとっては大きな負担となります。さらに、治療を受けても完全に聴力が戻らず、後遺症として難聴や耳鳴りが残る方も少なくないのが現実です。
病院での治療は耳という局所に焦点を当てていますが、実は突発性難聴の背景には全身的な問題が隠れていることが多いのです。首や肩の筋緊張、顎関節の問題、自律神経の乱れ、ストレスや疲労の蓄積など、複合的な要因が内耳の血流不足を引き起こしています。
これらの全身的な問題にアプローチしなければ、たとえ一時的に症状が改善しても再発のリスクは残ったままです。病院で「異常なし」と言われても症状が続く方が多いのは、このためなのです。
当院では、突発性難聴に対して鍼灸を中心とした統合的なアプローチを行っています。なぜ鍼灸が効果的なのか、その理由をご説明します。
鍼灸治療の最大の利点は、内耳への血流を直接的に改善できることです。耳周辺の特定のツボへの刺激はもちろん、首・肩・顎関節など関連部位へのアプローチによって、内耳に酸素と栄養を届けるルートを確保します。
さらに、全身のツボを活用することで、血管の拡張を促し、微小循環を改善します。これは薬だけでは難しい、身体本来の自然治癒力を引き出す治療法なのです。
意外に思われるかもしれませんが、顎関節と内耳は解剖学的に非常に近い位置にあり、互いに影響を及ぼし合っています。顎の動きが悪くなると内耳への血流が阻害され、逆に内耳の問題が顎関節の緊張を引き起こすこともあります。
当院では、顎関節の動きを丁寧に評価し、必要に応じて調整を行います。顎関節の緊張を解くことで、内耳への血流が劇的に改善するケースを数多く経験してきました。病院では耳は耳鼻科、顎は歯科・口腔外科と別々に診るため、この関連性が見落とされがちなのです。
突発性難聴の発症には、ストレスや疲労による自律神経の乱れが深く関わっています。自律神経が乱れると血管の収縮と拡張のバランスが崩れ、内耳への血流が不安定になります。
鍼灸は自律神経系に直接働きかけることができる数少ない治療法の一つです。交感神経の過緊張を緩和し、副交感神経を適切に働かせることで、身体全体のバランスを整えます。これにより、内耳の環境が改善し、聴力回復を促すことができるのです。
当院では、突発性難聴に対して以下のような流れで治療を進めていきます。
初回来院時には、姿勢分析ソフトを用いた客観的評価、東洋医学的な脈診・舌診、関節可動域検査、栄養状態の評価など、5種類の独自検査を行います。耳鼻科での聴力検査結果もお持ちいただければ、それも参考にしながら総合的に判断します。
なぜここまで検査にこだわるのか。それは、一人ひとり原因が異なるからです。首の緊張が主因の方もいれば、顎関節の問題が大きい方、自律神経の乱れが中心の方など、さまざまです。原因を正確に把握しなければ、最適な治療はできません。
検査結果をもとに、あなただけの治療計画を立てます。鍼灸を中心としながら、整体技術、栄養指導、生活習慣のアドバイスなどを組み合わせた統合的なアプローチを行います。
治療頻度は症状の程度によって異なりますが、急性期には週2〜3回の集中治療が必要です。血流不足の状態が続くと内耳の細胞が死滅していくため、できるだけ早く、できるだけ頻繁に血流を改善することが重要なのです。
当院の治療は、病院でのステロイド治療と併用することも可能です。実際、耳鼻科に通いながら当院で鍼灸治療を受けることで、聴力の回復が促進された例が多数あります。患者様の中には「ステロイドの副作用が鍼のおかげで軽かった」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
医療機関との連携も大切にしており、必要に応じて紹介状をお書きすることもあります。西洋医学と東洋医学、それぞれの長所を活かした治療が、最良の結果をもたらすと考えています。
治療効果を高めるために、日常生活でも気をつけていただきたいことがあります。
発症初期は無理をせず、できるだけ安静にすることが大切です。睡眠時間をしっかり確保し、身体を休めてください。睡眠中は副交感神経が優位になり、血流改善や組織修復が活発に行われます。
仕事が気になる気持ちはよくわかりますが、今は身体を治すことを最優先にすべき時期です。無理をして悪化させれば、結果的に仕事を休む期間が長くなってしまいます。
大きな音にさらされる環境は避けてください。また、激しい運動や過度な飲酒、喫煙も血流に悪影響を与えます。カフェインの過剰摂取も内耳の血流を阻害する可能性があるため、控えめにしましょう。
ストレスも大敵です。難しいかもしれませんが、「治らなかったらどうしよう」と過度に心配しすぎないことも重要です。不安が強いと交感神経が過緊張し、血管が収縮して治療効果が減弱してしまいます。
当院で治療を受けた多くの患者様が、聴力の改善とともに生活の質が向上したと報告してくださいます。会議での聞き返しが減り、仕事への自信を取り戻した方。家族との会話が楽しくなり、笑顔が増えたと言われた方。久しぶりに映画館で映画を楽しめたという方。
突発性難聴は確かに深刻な病気ですが、適切な治療を早期に開始すれば、改善の可能性は十分にあります。諦める必要はまったくありません。
ただし、一度改善しても再発予防は重要です。ストレスや疲労をためない生活習慣、定期的な身体のメンテナンス、栄養バランスの良い食事など、日常的なケアを続けることで、再発リスクを大きく減らすことができます。
突発性難聴で会話が聞き取れないという症状は、本当につらいものです。仕事や日常生活に大きな支障が出るだけでなく、「このまま聞こえなくなるのでは」という不安が心を支配してしまいます。
しかし、何より大切なのは早期に適切な治療を開始することです。発症から時間が経つほど回復は難しくなりますが、逆に言えば早く対処すればするほど改善の可能性は高まります。
当院では、18年以上にわたって耳鼻科系疾患と向き合い、多くの突発性難聴の患者様を診てきました。病院での治療で思うような結果が得られなかった方、薬の副作用に悩んでいる方、根本的な改善を目指したい方、どうぞ一人で悩まずにご相談ください。
あなたの聴力を取り戻し、再び笑顔で会話を楽しめる日常を取り戻すために、私たちは全力でサポートいたします。いつでもお気軽にお問い合わせください。

