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突発性難聴はなぜ起こる?原因と発症メカニズムを鍼灸師が解説

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こんにちは、たけち鍼灸整体院・名古屋名東院のたけちです。朝起きたら突然片方の耳が聞こえにくくなっていた、という経験をされた方はいらっしゃいませんか?そんな突然の出来事に驚き、不安を感じるのは当然のことです。今回は突発性難聴がなぜ起こるのか、その原因について詳しくお話ししていきます。

実は突発性難聴の原因は完全には解明されていません。しかし、これまでの研究や臨床経験から、いくつかの可能性が指摘されています。何が引き金になったのか知ることで、今後の治療や予防にもつながります。

院長:武智

原因が分かれば対処法も見えてくる。そんな安心感を持っていただけるようお伝えします

目次

突発性難聴が起こるメカニズムとは

突発性難聴は内耳という耳の奥深くにある器官が障害を受けることで発症します。内耳には音を電気信号に変換する蝸牛という部分があり、ここには細かい有毛細胞が並んでいます。この有毛細胞が何らかの理由でダメージを受けると、音の情報が脳にうまく伝わらなくなってしまうのです。

内耳はとても繊細な器官で、血流のわずかな変化や炎症の影響を受けやすい場所です。そのため、いくつかの要因が重なることで突然機能が低下し、聴力が失われることがあります。多くの患者さんは朝目覚めたときや、ふとした瞬間に異変に気づきます。

片方の耳だけに症状が現れるのが特徴的です。両耳同時に発症することはまれで、ほとんどの場合は左右どちらか一方の耳に限定されます。耳鳴りやめまい、耳が詰まった感じを伴うこともあり、日常生活に大きな支障をきたします。

突発性難聴の主な原因として考えられていること

医学的にはいくつかの仮説が提唱されていますが、どれか一つが決定的な原因だとは言い切れません。むしろ複数の要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。ここでは代表的な原因をご紹介します。

ウイルス感染による内耳の炎症

最も有力な説の一つが、ウイルス感染によって内耳に炎症が起こるというものです。風邪を引いた後や体調を崩した後に発症するケースが多いことから、ウイルスが内耳に侵入して炎症を引き起こしている可能性が指摘されています。

実際に突発性難聴を発症する前に、風邪のような症状があったという患者さんは少なくありません。ヘルペスウイルスやインフルエンザウイルス、ムンプスウイルスなどが関与している可能性も研究されています。ウイルスが直接内耳の細胞を攻撃することで、聴覚機能が急激に低下すると考えられるのです。

ただし、すべての患者さんに感染の兆候が見られるわけではありません。そのため、ウイルス感染だけがすべての症例を説明できるわけではなく、他の要因との組み合わせで発症するケースもあると考えられています。

内耳への血流障害

内耳への血流が不足することも、突発性難聴の大きな原因の一つとして知られています。内耳には非常に細い血管が通っており、この血管が何らかの理由で詰まったり、血流が滞ったりすると、内耳の細胞に必要な酸素や栄養が届かなくなります。

血流障害が起こる背景には、動脈硬化や血栓、血管のけいれんなどが考えられます。特に糖尿病や高血圧、脂質異常症などの基礎疾患がある方は、血管の状態が悪化しやすく、内耳への血流も滞りがちです。喫煙も血管を収縮させるため、リスク要因の一つとされています。

また、首や肩の筋肉が緊張していると、内耳に向かう血管が圧迫されることもあります。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用で姿勢が悪くなっている方は、知らず知らずのうちに血流を妨げている可能性があります。

ストレスや疲労の蓄積

現代社会で見逃せないのが、ストレスや疲労による影響です。仕事が忙しい時期や、プライベートで大きな出来事があった後に発症する方が多いのも特徴的です。過度なストレスは自律神経のバランスを乱し、血管の収縮や血流の悪化を招きます。

睡眠不足が続いている方や、休息が十分に取れていない方は要注意です。体が回復する時間が足りないと、免疫機能も低下し、ウイルス感染や炎症のリスクが高まります。心身ともに疲れ切っている状態では、ちょっとした刺激でも体が過剰に反応してしまうことがあります。

働き盛りの30代から50代に発症が多いのも、この年代が仕事や家庭で多くの責任を抱えやすいことと関係しているでしょう。自分では気づかないうちにストレスを溜め込んでいることもあります。

自己免疫反応による内耳への攻撃

自分の免疫システムが誤って内耳の組織を攻撃してしまう、自己免疫反応も原因の一つとして考えられています。本来は外部から侵入する病原体を排除するはずの免疫が、何らかの理由で自分の体を攻撃対象としてしまうのです。

自己免疫疾患を持っている方や、アレルギー体質の方は、免疫系が過敏になっている可能性があります。内耳の細胞が免疫の標的になると、炎症が起こり、聴覚機能が損なわれます。この場合、ステロイド治療が効果的なこともあります。

ただし、自己免疫反応が関与しているかどうかを確定するのは難しく、診断には専門的な検査が必要です。他の自己免疫疾患の既往歴がある方は、医師にしっかりと伝えることが大切です。

糖尿病や高血圧などの基礎疾患

糖尿病や高血圧などの生活習慣病も、突発性難聴のリスク要因として知られています。これらの疾患は血管にダメージを与え、全身の血流を悪化させます。内耳の細い血管も例外ではなく、血流不足によって機能障害が起こりやすくなります。

糖尿病では血糖値のコントロールが不十分だと、血管壁が傷つき、血液がドロドロになります。高血圧も血管に負担をかけ続け、動脈硬化を進行させます。こうした状態が続くと、内耳への酸素供給が滞り、突然聴力が失われることがあるのです。

定期的に健康診断を受けて、基礎疾患の管理をしっかり行うことが予防にもつながります。薬を飲むだけでなく、食事や運動習慣の見直しも重要です。

複数の原因が絡み合って起こる突発性難聴

ここまでお話ししてきたように、突発性難聴は一つの原因で起こるものではありません。ウイルス感染があったとしても、すべての人が発症するわけではありません。ストレスが多い人でも、必ず突発性難聴になるわけでもありません。

大切なのは、複数の要因が重なったときに発症リスクが高まるということです。たとえば、普段から疲労が溜まっている状態で風邪を引き、さらに睡眠不足が続いたとします。こうした状況では免疫力が低下し、血流も悪くなり、内耳がダメージを受けやすくなります。

また、体質や遺伝的な要因も影響していると考えられています。同じ生活をしていても、ある人は発症し、別の人は何ともないということがあります。自分の体の特徴を理解し、リスクを減らすための工夫をすることが大切です。

突発性難聴の原因を特定するためにできること

症状が出たら、まずは耳鼻咽喉科を受診して詳しい検査を受けましょう。聴力検査やMRI、血液検査などを通じて、他の病気との鑑別や原因の手がかりを探ります。早期の受診が治療効果を高める鍵となります。

医師からの問診では、発症前後の体調や生活状況を詳しく伝えることが重要です。風邪を引いていなかったか、ストレスの多い時期ではなかったか、持病はあるかなど、思い当たることはすべて話してください。小さな情報でも診断の助けになります。

検査結果だけでは原因が特定できないこともあります。そんなときこそ、鍼灸や整体などの東洋医学的なアプローチも併用することで、体全体のバランスを見直すきっかけになります。西洋医学と東洋医学を組み合わせることで、より多角的に原因にアプローチできるのです。

鍼灸治療から見た突発性難聴の原因

当院では、突発性難聴を「内耳への血流不足」を中心に捉えています。首や肩の筋肉の緊張、顎関節の動きの制限、自律神経の乱れなど、体全体のバランスが崩れることで内耳への血流が滞ると考えています。

鍼灸治療では、耳周辺だけでなく、全身のツボを使って血流を改善し、筋肉の緊張をほぐしていきます。顎関節と内耳には密接な関係があり、顎の動きを整えることが内耳の血流促進につながることもあります。病院では耳は耳鼻科、顎は口腔外科と別々に診ますが、鍼灸では体全体を一つとして捉えます。

実際に当院で治療を受けられた患者さんの中には、首こりや肩こりが改善されると同時に、聴力も回復したという方が多くいらっしゃいます。体の土台を整えることが、症状改善への近道になることもあるのです。

原因を知って早期対処につなげよう

突発性難聴は原因が一つではなく、複数の要因が絡み合って起こります。ウイルス感染、血流障害、ストレス、自己免疫反応、基礎疾患など、さまざまな可能性が考えられます。だからこそ、自分の体と向き合い、何が引き金になったのかを考えることが大切です。

もし「最近無理をしていたな」「体調を崩していたな」と心当たりがあるなら、それが体からのサインかもしれません。早期に専門家へ相談し、適切な治療を受けることで、聴力が回復する可能性は高まります。発症から時間が経つほど、改善は難しくなります。

原因が分からないからといって諦める必要はありません。病院での治療と並行して、鍼灸や整体などで体全体を整えることも有効です。一人で抱え込まず、どんな小さな不安でも専門家に相談してください。あなたの体は、きっと回復する力を持っています。その力を引き出すお手伝いができれば幸いです。


院長:武智

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