
院長:武智お気軽にご相談ください!
こんにちは、たけち鍼灸整体院・名古屋名東院のたけちです。最近、患者さまから「私も突発性難聴になる可能性があるんでしょうか」という相談を受けることが増えてきました。ある日突然、片方の耳が聞こえにくくなる突発性難聴は、誰にでも起こり得る病気ですが、実は発症しやすい傾向を持つ方がいらっしゃるんです。
今日は臨床現場で数多くの突発性難聴の患者さまを診てきた経験から、どのような方が発症リスクが高いのか、そして予防のためにできることをお話しさせていただきますね。自分や大切なご家族が該当していないか、ぜひチェックしてみてください。


発症リスクを知ることが、予防への第一歩になります
突発性難聴は年齢を問わず発症する可能性がありますが、統計的には40代から60代の働き盛りの世代に最も多く見られます。厚生労働省の調査でも、この年代が発症のピークを迎えることが明らかになっているんです。
ただし最近では30代や、まれに20代の若い世代でも発症するケースが増えています。これは現代社会特有のストレス環境や生活習慣の変化が影響していると考えられています。私のクリニックでも、30代の会社員の方が突然来院されるケースが珍しくありません。
また高齢者の場合は、加齢性難聴と区別がつきにくいこともあり、見逃されやすい傾向があります。年齢に関わらず、突然の聴力低下を感じたら早めの受診が大切です。
臨床の現場で突発性難聴の患者さまのお話を伺っていると、発症前の生活習慣に共通点が見えてきます。ここでは特にリスクを高める要因についてお伝えしますね。
突発性難聴の最大のリスク要因といっても過言ではないのが、慢性的なストレスと睡眠不足です。仕事が忙しく連日残業が続いている、プレゼンや重要な会議を控えているといった精神的プレッシャーがかかっている時期に発症される方が本当に多いんです。
ストレスは自律神経のバランスを崩し、内耳への血流を低下させます。睡眠不足も同様に、身体の回復機能を妨げて免疫力を低下させるため、内耳の炎症や血流障害を引き起こしやすくなります。理想的には7時間以上の睡眠を確保していただきたいのですが、6時間未満の日が続いている方は要注意です。
シフト勤務や夜勤のある仕事をされている方、また食事時間が不規則で朝食を抜いたり深夜に食事をとったりする習慣がある方も、発症リスクが高まります。体内時計が乱れることで自律神経に負担がかかり、結果として内耳の機能にも影響を及ぼすからです。
特に注意していただきたいのは、カフェインやアルコールの過剰摂取です。これらは血管を収縮させたり、睡眠の質を低下させたりするため、内耳への血流不足につながる可能性があります。
突発性難聴は健康な方でも発症しますが、特定の基礎疾患を持っている方はリスクが高くなることが知られています。
糖尿病や高血圧を患っている方は、内耳への血流障害が起こりやすいため、突発性難聴のリスクが健康な方の数倍になるという研究データもあります。これらの疾患は血管の状態を悪化させ、細い血管が集まっている内耳への酸素や栄養の供給を妨げるからです。
血糖値や血圧のコントロールが不十分な状態が続いている方は、突発性難聴だけでなく様々な合併症のリスクも高まりますので、主治医と相談しながら適切な管理を心がけてください。
コレステロール値や中性脂肪が高い方、動脈硬化が進んでいる方も注意が必要です。血液の粘度が高くなったり血管が硬くなったりすることで、内耳への血流が滞りやすくなります。健康診断で指摘を受けている項目がある方は、生活習慣の見直しを検討してみてください。
どのような仕事をしているか、どんな環境で過ごしているかも、発症リスクに関わってきます。
営業職や管理職、医療従事者、教員など、対人関係のストレスが多い職業や責任の重い立場にある方は、発症リスクが高い傾向にあります。また長時間労働が常態化している業種の方も要注意です。
私のクリニックには、大きなプロジェクトの責任者になった直後や、異動したばかりで環境が変わった時期に発症された方が多くいらっしゃいます。環境の変化そのものがストレス要因になることを、ぜひ意識していただきたいですね。
工場や建設現場など、日常的に大きな音にさらされる環境で働いている方も、内耳に負担がかかり続けています。騒音性難聴とは異なるメカニズムですが、慢性的な刺激が内耳の脆弱性を高める可能性があります。
家庭環境や生活スタイルも、間接的に発症リスクに影響することがあります。
小さなお子さんを育てている30代から40代の方、特に仕事と育児を両立されている方は、慢性的な睡眠不足と疲労が蓄積しやすい状況にあります。夜泣きの対応や早朝からの準備で十分な休息が取れず、自分の体調管理が後回しになりがちです。
また介護をされている方も同様に、身体的・精神的な負担が大きく、ストレスが長期化しやすい傾向があります。ご家族のケアも大切ですが、ご自身の健康管理も同じくらい重要だということを忘れないでください。
一人暮らしの方は、食事や睡眠の管理が自己責任になるため、生活リズムが乱れやすい傾向があります。特に在宅勤務が増えた昨今、昼夜逆転したり運動不足になったりと、知らず知らずのうちに身体に負担をかけているケースも見られます。
突発性難聴の発症に男女差はほとんどないとされていますが、女性特有のリスク要因も存在します。
女性の場合、月経周期や妊娠、出産、更年期といったホルモンバランスが大きく変化する時期に、自律神経が乱れやすくなります。特に更年期には血流の変化も起こりやすいため、この時期の女性は注意が必要です。
また極端なダイエットによる栄養不足も、内耳の機能低下につながる可能性があります。健康的な体重管理を心がけていただきたいですね。
ここまで発症しやすい方の特徴をお伝えしてきましたが、リスク要因を知ることで予防につながります。完全に防ぐことは難しくても、リスクを下げることは十分可能です。
まず最も大切なのは、ストレス管理と十分な睡眠時間の確保です。忙しい毎日の中でも、自分なりのリラックス方法を見つけて実践してください。軽い運動やストレッチ、趣味の時間を持つことも効果的です。
食生活では、バランスの取れた食事を心がけ、特に血流を改善するビタミンB群や抗酸化物質を含む食品を意識的に摂取するとよいでしょう。喫煙は血管を収縮させるため、できれば禁煙をお勧めします。
基礎疾患がある方は、定期的な通院と適切な治療の継続が何より重要です。自己判断で薬をやめたりせず、主治医の指示に従ってください。
突発性難聴は早期治療が非常に重要な疾患です。発症から48時間以内、遅くとも1週間以内に治療を開始できれば、聴力回復の可能性が大きく高まります。
以下のような症状を感じたら、すぐに耳鼻咽喉科を受診してください。
これらの症状は放置せず、様子を見ようとせず、必ず専門医の診察を受けることが大切です。
突発性難聴になりやすい方の特徴として、40代から60代の働き盛り世代、慢性的なストレスや睡眠不足を抱えている方、糖尿病や高血圧などの基礎疾患がある方などが挙げられます。しかし年齢や健康状態に関わらず、誰にでも起こり得る疾患だということも忘れないでください。
私は日々の臨床で、突発性難聴に苦しむ多くの患者さまと向き合ってきました。病院での治療と並行して、鍼灸治療による内耳の血流改善や自律神経の調整を行うことで、症状が改善された方を数多く見てきました。特に発症早期からの治療開始が、回復への大きなカギとなります。
もしご自身やご家族が突発性難聴のリスクに該当すると感じたら、予防のための生活習慣の見直しを始めてください。そして万が一症状が現れたときは、一人で悩まず早めに専門家にご相談いただきたいと思います。当院でも突発性難聴の専門的な施術を行っておりますので、いつでもお気軽にお問い合わせください。あなたの聴力を守るために、私たちができることがきっとあります。

