
院長:武智お気軽にご相談ください!
こんにちは、たけち鍼灸整体院・名古屋名東院のたけちです。朝起きたら突然耳が聞こえにくくなった、電話の音がこもって聞き取れない、そんな経験はありませんか。いつもと違う耳の異変に気づいたとき、まず頭に浮かぶのは「どこの病院に行けばいいんだろう」という疑問だと思います。
ご自身の体に何が起こっているのか不安で、すぐにでも正しい対処をしたいと思うのは当然のことです。今回は突発性難聴でお困りの方に向けて、何科を受診すればよいのか、そして受診時に知っておくべき大切なポイントをお伝えしていきます。


突然の耳の異変は誰でも不安になるもの。まず落ち着いて、適切な診療科を受診することから始めましょう
突然片方の耳が聞こえにくくなった場合、まず受診すべきは耳鼻咽喉科です。突発性難聴の診断には聴力検査をはじめとした専門的な検査が必要になるため、耳の専門家である耳鼻咽喉科医の診察を受けることがとても重要になります。
内科や一般的なクリニックでも相談はできますが、聴覚に関する詳しい検査機器や専門知識を持つのは耳鼻咽喉科です。迷わず最初から耳鼻咽喉科を受診することで、診断までの時間を短縮でき、適切な治療を早く開始できます。
かかりつけ医がいる場合でも、突発性難聴が疑われる症状であれば耳鼻咽喉科への受診を優先してください。総合病院の場合は、耳鼻咽喉科の外来を受診すればスムーズに診察を受けられます。
突発性難聴において最も重要なのは、発症後できるだけ早く治療を開始することです。発症から1週間以内、遅くとも2週間以内に治療を始めることが回復の鍵となります。
時間が経過すればするほど、内耳の細胞がダメージを受け続け、聴力が元に戻りにくくなってしまいます。2週間を超えると治療効果が大きく低下すると言われており、治療のタイミングが予後を左右するのです。
「様子を見よう」「忙しいから来週にしよう」と先延ばしにすることは、回復のチャンスを逃すことにつながります。耳の異変に気づいたその日、遅くとも翌日には耳鼻咽喉科を受診することを強くお勧めします。
週末や夜間に症状が出た場合でも、休日診療や救急外来で対応してもらえることがあります。かかりつけの耳鼻咽喉科が休診の場合は、他の医療機関を探してでも早めの受診を心がけてください。
突発性難聴には特徴的な症状がいくつかあります。次のような症状に心当たりがある方は、すぐに耳鼻咽喉科を受診してください。
これらの症状は突発性難聴の代表的なサインです。特に「いつ、どこで症状が始まったか」を明確に覚えているのが特徴で、朝起きたときや仕事中など、ある瞬間に突然発症します。
両耳に同時に起こることは稀で、ほとんどの場合は片側の耳だけに症状が現れます。症状の程度は人によって異なり、軽度の聞こえにくさから完全に聞こえなくなるケースまでさまざまです。
耳鼻咽喉科を受診すると、まず問診で症状の経過や発症のタイミング、耳鳴りやめまいの有無などを詳しく聞かれます。その後、耳の中を観察する耳鏡検査や、聴力の程度を測定する聴力検査(オージオメトリー)が行われます。
聴力検査では、どの音域がどの程度聞こえにくくなっているのかを詳しく調べます。この検査結果は治療方針を決めるうえで非常に重要な情報となり、治療効果の判定にも使われます。
必要に応じて、めまいの程度を調べる平衡機能検査や、MRIなどの画像検査を行うこともあります。これは突発性難聴に似た別の病気(聴神経腫瘍など)を除外するためです。
検査自体は痛みを伴うものではありませんので、安心して受けてください。診察当日に検査結果が出ることも多く、その日のうちに治療方針が決まることもあります。
耳鼻咽喉科での治療は、主にステロイド薬を使った薬物療法が中心となります。ステロイドには炎症を抑える効果があり、内耳の血流を改善して聴力の回復を促します。
内服薬や点滴、場合によっては鼓膜の内側に直接ステロイドを注入する鼓室内ステロイド注入療法が行われることもあります。症状の程度や患者さんの状態に応じて、最適な治療法が選択されます。
治療期間は個人差がありますが、通常は数日から数週間の通院が必要です。入院して集中的に治療を行うケースもあり、早期に適切な治療を受けることで回復の可能性が高まります。
病院での治療を受けることが最優先ですが、それと並行して日常生活でもできることがあります。まず大切なのは十分な休養を取ることです。疲労やストレスは回復を妨げる要因となるため、無理をせずゆっくり過ごしましょう。
睡眠時間をしっかり確保し、規則正しい生活リズムを心がけることも重要です。栄養バランスの取れた食事を摂り、体の回復力を高めることが大切になります。
喫煙や過度の飲酒は血流を悪化させるため控えてください。大きな音にさらされる環境も避け、耳に負担をかけないよう注意が必要です。
当院では、病院での治療と並行して鍼灸治療を受けられる方も多くいらっしゃいます。鍼灸は内耳への血流改善や自律神経のバランスを整えることを目的とした施術で、薬物療法を補完する役割を果たします。
突発性難聴の原因の一つとして、内耳への血流不足が考えられています。首や肩の筋肉の緊張、顎関節の動きの制限、自律神経の乱れなどが複合的に絡み合い、内耳への血液供給を妨げているのです。
当院では耳周辺のツボだけでなく、首や肩、顎関節、そして全身のバランスを整えることで、内耳への血流を根本から改善していきます。聴力検査の結果を参考にしながら、一人ひとりの状態に合わせた施術計画を立てていきます。
発症から1ヶ月以内であれば改善の見込みがありますが、理想的なのは1週間以内に鍼灸治療を開始することです。週2〜3回の施術を1〜3ヶ月続けることで、多くの方が改善の兆しを感じられています。
突然の耳の異変は、誰にとっても不安で焦りを感じるものです。でも大切なのは、落ち着いて正しい行動を取ることです。突発性難聴が疑われる症状があれば、迷わず耳鼻咽喉科を受診してください。
発症から治療開始までの時間が短いほど、回復の可能性は高まります。「もう少し様子を見よう」と先延ばしにせず、できるだけ早く専門医の診察を受けることが何より重要です。
そして病院での治療と並行して、生活習慣の見直しや鍼灸などの補完的なアプローチも検討してみてください。体全体のバランスを整えることで、回復を後押しすることができます。
一人で不安を抱え込まず、まずは専門家に相談してください。当院でもいつでもご相談をお待ちしています。あなたの大切な聴力を守るために、今できることから始めていきましょう。

