
院長:武智お気軽にご相談ください!
こんにちは、たけち鍼灸整体院・名古屋名東院のたけちです。今回は突発性難聴の治療を受けているけれど思うような回復が見られず、医師から「聴力が固定する」という説明を受けて不安を感じている方に向けてお話しします。ある日突然片耳が聞こえにくくなり、病院で治療を受けたのに十分に改善しない。このまま治らないのではないかという不安を抱えながら毎日を過ごすのは、本当につらいことです。
「固定」という言葉を聞いて、もう治療の手立てがないのか、今からでも何かできることはあるのか、と迷われている方も多いのではないでしょうか。実際に当院にも、病院での標準的な治療を受けた後に来院される方が数多くいらっしゃいます。突発性難聴は早期治療が何より大切ですが、それと同時に「固定」までの期間や、その後の選択肢についても正しく理解しておくことが重要です。


聴力が固定すると聞いて不安になるのは当然のこと。でも諦める前に、まずは正しい知識を持つことから始めましょう
医療現場で使われる「固定」という言葉には、明確な意味があります。これは治療による回復が止まり、それ以上改善も悪化もしない状態を指す専門用語です。つまり現在の聴力レベルがそのまま維持される状態になるということで、決して悪化し続けるという意味ではありません。ただし回復の可能性も限られてくるため、患者さんにとっては大きな不安材料となります。
突発性難聴を発症してから聴力が固定するまでには、一般的に1ヶ月から3ヶ月程度かかると言われています。この期間内であれば治療による改善の可能性があるため、医療機関ではステロイド治療を中心とした積極的な治療が行われます。発症直後ほど回復率が高く、時間が経過するにつれて治療効果は低下していくのが現実です。
病院で「もう固定しています」と言われた場合、それは標準的な治療での回復が見込めなくなった状態を指します。しかし、これは西洋医学における一つの判断基準であり、東洋医学的なアプローチや生活習慣の改善によって、まだできることがある場合もあるのです。
突発性難聴の治療において、時間は非常に重要な要素です。発症からどれくらいの期間で治療を始めるかによって、回復の可能性は大きく変わってきます。最も重要なのは発症から48時間以内、遅くとも1週間以内に専門医を受診することです。この初期段階での治療開始が、その後の予後を大きく左右します。
発症から2週間が経過すると、治療効果は徐々に低下し始めます。それでもまだ回復の可能性はありますので、この時期での治療継続は非常に大切です。病院での点滴治療や鼓室内ステロイド注射などが行われる時期でもあり、患者さんにとっては体力的にも精神的にも負担の大きい期間となります。
発症から1ヶ月が経過すると、内耳の細胞レベルでの変化が進んでいきます。血流不足により仮死状態だった細胞が、徐々に回復不能な状態へと移行していくのです。ただし、この段階でも完全に諦める必要はありません。鍼灸治療などの補完療法を取り入れることで、残された回復の可能性を最大限に引き出すことができる場合もあります。
3ヶ月を過ぎると、多くの医療機関では「症状固定」という判断を下します。これは障害年金の申請や今後の生活設計を考える上での一つの区切りとなる時期です。しかし固定後でも、耳鳴りやめまいなどの随伴症状に対しては継続的なケアが可能ですし、残された聴力を維持するための取り組みも重要になってきます。
聴力が完全に固定してしまう前に、できることはまだあります。病院での標準治療と並行して、体全体の血流を改善し自律神経のバランスを整えることで、内耳への血液供給を最大化することができます。当院では、発症から1ヶ月以内の方に対して週2〜3回の集中的な鍼灸治療をお勧めしています。
内耳は非常に繊細な器官で、わずかな血流の変化でも機能に大きな影響を与えます。首や肩の筋肉が緊張すると、内耳に向かう血管が圧迫され、必要な酸素や栄養が届きにくくなるのです。鍼灸治療では、耳周辺だけでなく首や肩、さらには全身のツボを使って血流を改善していきます。
あまり知られていないことですが、顎関節の動きと内耳の機能には密接な関係があります。顎関節に問題を抱えている方が突発性難聴を発症するケースは少なくありません。病院では耳は耳鼻科、顎は口腔外科と別々に診るため、この関連性に気づかれにくいのが現状です。
顎関節を調整することで内耳への血流が改善されることがあり、これが聴力回復の一助となる場合があります。顎の動きは全身のバランスと関わっているため、顎関節へのアプローチには全身的な視点が欠かせません。当院では姿勢分析から始まり、体全体のバランスを整えることで顎関節の機能回復を目指します。
もし医師から「聴力が固定しました」と告げられたとしても、そこで全てが終わるわけではありません。確かに聴力そのものの大幅な改善は難しくなりますが、耳鳴りやめまいといった随伴症状の軽減、残された聴力の維持、生活の質の向上など、取り組めることはまだたくさんあります。
実際に当院には、固定後も継続して通院される方が多くいらっしゃいます。耳鳴りが和らいだ、めまいの頻度が減った、疲れにくくなったなど、さまざまな改善報告をいただいています。聴力検査の数値だけが全てではなく、日常生活での快適さを取り戻すことも大切な治療目標なのです。
症状が固定した場合、障害年金の申請を検討することも一つの選択肢です。聴力レベルによっては障害認定を受けられる可能性があり、経済的な支援を受けながら生活の立て直しを図ることができます。また補聴器の活用により、コミュニケーションの質を向上させることも可能です。
こうした現実的な対応と並行して、体全体の健康状態を整えることで、残された聴力を少しでも長く維持することが重要になります。ストレス管理、十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動など、基本的な生活習慣の見直しが予想以上に大きな効果をもたらすこともあるのです。
たけち鍼灸整体院では、突発性難聴に対して多角的なアプローチを行っています。まず重要なのは、聴力検査(オージオグラム)のデータを参考にしながら、現在の状態を客観的に把握することです。症状と検査データを照らし合わせることで、一人ひとりに最適な治療計画を組み立てていきます。
鍼灸治療では、内耳への血流改善を最優先に考えます。耳周辺の特定のツボはもちろん、首や肩、さらには全身にあるツボの作用を利用して、筋肉の緊張を解き、血流を集中的に改善させます。早期に治療を開始できれば、週2〜3回の施術で改善の兆しが現れることも少なくありません。
当院では院長である私が、初回から最後まで責任を持って担当します。これは突発性難聴のような変化の激しい症状において、非常に重要なポイントです。身体の変化や症状の波を見逃さないために、検査から施術まで同じ施術者が一貫して行うことで、細かな変化にも気づくことができます。
治療期間は通常1〜3ヶ月です。5〜10回の施術で改善の兆しが現れた場合は、継続することでさらなる改善を見込めます。耳鳴りやめまいを伴う場合は、それらの症状に対しても同時にアプローチしていきますので、週1〜2回の通院をお勧めしています。
治療院での施術に加えて、自宅でのセルフケアも回復を後押しする重要な要素です。特に首や肩周りの血流を良くすることは、内耳への栄養供給に直結します。お風呂にゆっくり浸かって体を温めたり、蒸しタオルで首の後ろを温めたりするだけでも効果があります。
睡眠の質を高めることも大切です。寝る前のスマートフォンやパソコンの使用を控え、部屋を暗くして静かな環境を整えましょう。十分な休息が取れると、自律神経のバランスが整い、体の回復力が高まります。ストレスをため込まないよう、好きな音楽を聴いたり、軽い散歩をしたりする時間も意識的に作ってください。
栄養面でのサポートも忘れてはいけません。ビタミンB群や亜鉛、マグネシウムなどは神経機能の維持に欠かせない栄養素です。バランスの良い食事を心がけ、特に緑黄色野菜や海藻類、ナッツ類を積極的に取り入れると良いでしょう。血流を悪くする塩分や脂質の過剰摂取は控えめにすることをお勧めします。
水分補給も意識してください。体が脱水状態になると血液がドロドロになり、内耳への血流がさらに悪化します。カフェインやアルコールは利尿作用があるため摂りすぎに注意し、水や麦茶などをこまめに飲むようにしましょう。一日に1.5リットルから2リットルを目安にすると良いでしょう。
突発性難聴を発症し、思うように回復しない日々は、身体的にも精神的にも大きな負担となります。「このまま治らないのではないか」という不安、「もっと早く受診すればよかった」という後悔、そうした感情と向き合いながら過ごすのは本当につらいことです。でも、どうか一人で抱え込まないでください。
「固定」という言葉を聞いて絶望的な気持ちになるのは当然です。しかし、それは一つの医学的な判断基準であり、あなたの可能性が全て閉ざされたわけではありません。まだできることがあるのです。体全体のバランスを整え、血流を改善し、自律神経を調整することで、わずかでも状況が好転する可能性があります。
18年以上にわたって耳鼻科疾患の治療に携わってきた経験から言えるのは、諦めずに取り組み続けた方の中には、予想以上の改善を見せる方もいらっしゃるということです。医学的なデータや統計だけでは測れない、一人ひとりの回復力があります。その可能性を最大限に引き出すお手伝いをさせていただきたいのです。
もし今、不安や迷いを感じているなら、まずはお気軽にご相談ください。あなたの状況をじっくりお聞きし、今後の選択肢について一緒に考えていきましょう。一人で悩む時間を、前に進むための一歩に変えていきませんか。いつでもお待ちしています。

