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頭がふらふらするのですが…
頭がふらふらすることについてお困りの方からメールでお問い合わせをいただきました。

ご本人にはすでに返信させていただきましたが、同じようなお悩みをお持ちの方も多いので、解説を加えたうえで共有いたします。
頭がふらふらする場合に鍼灸整体は有効なのか?
最近、頭がふらふらする症状に悩まされています。立ち上がったときや歩いているときに特に感じ、時々バランスを崩しそうになります。この症状のせいで、日常生活に支障が出始めています。例えば、運転中に不安を感じたり、一点を見つめていると急に気が遠くなったりして仕事に集中できなかったりします。
病院で検査を受けましたが、特に異常は見つからず、原因がわからないと言われました。そのため、鍼灸治療が効果的かもしれないと考え、お問い合わせさせていただきました。
このような症状の原因として考えられることや、鍼灸治療の有効性について教えていただけますでしょうか。また、自宅で症状を和らげる方法があれば、アドバイスいただけると助かります。
お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
当院からの返信内容
こんにちは ご質問ありがとうございます。頭がふらふらするの症状に悩む方々が多く来院されています。

今回は多くの方が悩む頭がふらふらする症状について私が詳しくお話しします
頭がふらふらする症状の原因
内耳には平衡感覚を司る器官があり、これが正常に機能しないと頭がふらふらする症状(めまい)が起こります。言葉の違いによりますがふらふら、ぐらぐら、ゆらゆらなどの表現をすることがあります。
頭がふらふらする症状、いわゆるめまいや立ちくらみには様々な原因があります。内耳の問題による頭のふらつきが問題。他には脱水症状、薬の副作用、睡眠不足などが問題となることがあります。
内耳の問題による頭のふらつきがある
良性発作性頭位めまい症(BPPV)、メニエール病など内耳には平衡感覚を司る器官があり、これが正常に機能しないと頭がふらふらする症状(めまい)が起こります。
BPPVはめまいの原因となります。内耳の耳石が正常な位置から移動することで起こります。特定の頭の動きで短時間のめまいが生じ、数秒間続きます。寝返りを打ったり、上を向いたりした時に起こりやすいのが特徴です。
メニエール病
内耳に本来排出されるはずになるリンパ液が過剰に溜まることで起こる病気です。めまいの発作が数時間続き、耳鳴りや難聴を伴うことがあります。めまいの症状は繰り返し起こります。
脱水症状である
体内の水分不足により血液量が減少し、血圧が低下するためです。血圧が下がると、脳への血流が十分に行き渡らなくなり、めまいや立ちくらみを引き起こします。
特に急激な姿勢の変化時に顕著に現れます。また、電解質のバランスが崩れることで、神経系の機能にも影響を与え、めまい感を増強させる可能性があります。
薬の作用で問題がある
普段飲んでいる薬の作用によって起こる場合があります。例えば、血圧降下剤は急激な血圧低下を引き起こし、脳への血流が一時的に減少してめまいを生じさせます。
他には、抗ヒスタミン薬や抗うつ薬などは内耳機能や脳の平衡中枢に作用し、めまい感を引き起こすことがあります。さらに、利尿剤は体内の水分バランスを崩し、めまいの原因となる可能性があります。
睡眠不足で問題が起こる
睡眠不足は前庭機能を低下させ、平衡感覚を乱します。また、脳の情報処理能力が低下し、空間認識や姿勢制御の反応が一瞬の動きですが遅れます。
さらに、睡眠不足は注意力と反応時間を低下させ、めまい感を増強させます。加えて、疲労により筋緊張が変化し、姿勢の安定性が損なわれます。これらの要因が複合的に作用し、めまい症状を悪化させるのです。
まとめ
頭がふらふらする症状は、これらの複雑な要因が相互に作用した結果として生じます。治療においては、原因となる内耳の問題や自律神経の乱れに対処するとともに、症状を軽減するための治療が重要となります。
当院で鍼灸治療を受けたい場合
当院にお越しいただく際に必要なものはございませんが、過去の聴力検査表や血液検査表をお持ちでしたらご持参ください。
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