
院長:武智お気軽にご相談ください!
こんにちは、たけち鍼灸整体院・名古屋名東院のたけちです。最近、「病院で自律神経失調症と診断されたけれど、西洋薬に頼るのが不安で…」というご相談をよくいただきます。動悸やめまい、不眠といった複数の症状に悩まされながら、なるべく穏やかに体質から改善したいと考えている方は多いのではないでしょうか。
薬の副作用を避けたい、根本から体を整えたい。そんな思いから、自律神経失調症の治療に漢方薬を検討される方が増えています。今回は漢方薬の効果や選び方、そして鍼灸治療との組み合わせについて、わかりやすくお伝えしていきます。


漢方と鍼灸を併用することで、心と体の両面からアプローチできる可能性があります
自律神経失調症では、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで多様な症状が現れます。西洋医学では症状ごとに薬を処方することが多いのですが、漢方医学では体全体のバランスを整えることを重視します。そのため、複数の不調を同時に抱えている方にとって、漢方薬は相性のよい選択肢となりえます。
漢方薬の特徴は、体質や症状に合わせて処方を選べる点です。動悸やイライラが強い方、不眠や倦怠感が中心の方、冷えやのぼせを感じる方など、それぞれの状態に応じた漢方薬があります。即効性よりも穏やかに体質改善を目指すため、長期的な視点で取り組むことが大切です。
ただし、漢方薬も万能ではありません。効果を実感するまでに数週間から数ヶ月かかることがあり、人によっては体に合わない場合もあります。また、漢方薬だけで症状が劇的に改善するとは限らないため、生活習慣の見直しや他の治療法との併用も視野に入れることが重要です。
漢方医学では、同じ病名でも体質によって使う薬が異なります。自律神経失調症においても、まずは自分の体質を知ることが漢方薬選びの第一歩です。漢方では「証」という考え方を用いて、体力や症状の現れ方から体質を分類します。
体力が比較的あり、イライラや興奮、動悸、のぼせなどの症状が強く出る方は実証タイプと考えられます。このような方には、柴胡加竜骨牡蛎湯や黄連解毒湯といった漢方薬が選ばれることがあります。気の巡りを整え、高ぶった神経を鎮める作用が期待できます。
ストレスによる緊張が強く、筋肉のこわばりや頭痛を伴う場合もあるでしょう。このタイプの方は、几帳面で責任感が強く、頑張りすぎてしまう傾向があります。漢方薬で体のバランスを整えながら、日々の生活の中で意識的にリラックスする時間を作ることも大切です。
体力が低下しており、疲れやすい、冷えやすい、不安感が強いといった症状が中心の方は虚証タイプとされます。このような方には、加味逍遥散や補中益気湯、桂枝加竜骨牡蛎湯などが用いられることがあります。体を温めながら気力を補い、心身を穏やかに整える働きがあります。
虚証タイプの方は、無理をしすぎると症状が悪化しやすいため、休息と栄養補給をしっかり取ることが何より重要です。漢方薬はあくまでサポート役として、生活リズムを整えることが根本的な改善につながります。
実証と虚証の中間に位置する方も多く、症状や体力の程度によって柔軟に処方を選ぶ必要があります。半夏厚朴湯や柴胡桂枝湯などが選ばれることがあり、のどの違和感や胃腸の不調、気分の落ち込みといった症状に対応します。
体質は一定ではなく、季節やストレスの状況によって変化することもあります。そのため、定期的に専門家に相談しながら、その時々の状態に合った漢方薬を選ぶことが理想的です。
漢方薬を選ぶときには、いくつかの注意点があります。まず、自己判断で市販の漢方薬を購入するのではなく、漢方専門の薬局や医療機関で体質に合ったものを処方してもらうことが望ましいです。同じ症状でも体質によって適切な漢方薬は異なるため、専門家の見立てが欠かせません。
また、漢方薬にも副作用があります。体に合わない場合は胃腸の不調や発疹が出ることもあるため、服用後に異変を感じたらすぐに相談しましょう。さらに、他の薬との飲み合わせにも注意が必要です。現在服用している薬がある場合は、必ず医師や薬剤師に伝えてください。
漢方薬の効果を実感するには時間がかかることが多いため、すぐに効果が出ないからといって諦めず、数週間から数ヶ月は継続して様子を見ることが大切です。焦らず、じっくりと体と向き合う姿勢が求められます。
漢方薬と鍼灸治療は、どちらも東洋医学の考え方に基づいており、体全体のバランスを整えることを目的としています。漢方薬が体の内側から働きかけるのに対し、鍼灸治療は経絡やツボを刺激して気血の流れを改善します。この二つを組み合わせることで、より効果的に自律神経のバランスを整えることが期待できます。
鍼灸治療では、首や肩の緊張をほぐし、頭部への血流を改善することで自律神経の働きをサポートします。特に後頭部から首にかけての筋肉の緊張は、自律神経に直接影響を与えるため、丁寧にアプローチすることが重要です。
当院では、鍼灸治療に加えて栄養解析やアラテックセラピーなど、多角的なアプローチで自律神経失調症の改善をサポートしています。漢方薬を服用している方でも、鍼灸治療を併用することで症状の改善がより早く実感できるケースも多く見られます。
漢方薬や鍼灸治療も大切ですが、日々の生活習慣を見直すことが自律神経失調症の改善には欠かせません。まず、規則正しい生活リズムを心がけましょう。毎日同じ時間に起床し、同じ時間に就寝することで、体内時計が整い、自律神経のバランスも安定しやすくなります。
食事では、バランスの取れた栄養を意識してください。特にビタミンB群やマグネシウムは自律神経の働きをサポートする栄養素です。また、カフェインやアルコールの摂りすぎは自律神経を乱す原因となるため、控えめにすることをおすすめします。
適度な運動も効果的です。激しい運動は逆効果になることもあるため、ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で体を動かしましょう。運動によって血流が改善し、ストレス解消にもつながります。
自律神経失調症の原因は一つではなく、ストレス、生活習慣、ホルモンバランス、性格的な要因など、複数の要素が絡み合っています。そのため、漢方薬だけに頼るのではなく、鍼灸治療や生活習慣の改善、心理的なサポートなど、総合的にアプローチすることが重要です。
当院では、問診や検査を通じて一人ひとりの原因を特定し、最適な施術計画を立てています。姿勢分析や栄養解析、過敏症チェックなど、多角的な視点から体の状態を把握し、根本からの改善を目指します。
漢方薬を服用しながら鍼灸治療を受けている患者さんからは、「症状が軽くなった」「気持ちが安定してきた」「朝すっきり目覚められるようになった」といった声をいただいています。体と心の両面からアプローチすることで、より確かな改善へとつながります。
自律神経失調症は、一人で抱え込んでいても改善しにくい症状です。どの治療法が自分に合っているのか迷うこともあるでしょう。漢方薬を試してみたいけれど選び方がわからない、鍼灸治療も気になるけれど不安がある。そんな方こそ、まずは専門家に相談してみてください。
当院では、18年以上の臨床経験を持つ院長が、初回から最後まで一貫して施術を担当します。問診と検査に十分な時間をかけ、あなたの体の状態を丁寧に把握したうえで、最適な施術プランをご提案します。
症状が出てから時間が経つほど、原因も複雑になっていきます。早めの対処が改善への近道です。一人で悩まず、今感じている不安や体の変化を、どうぞお気軽にお話しください。あなたの体と心が少しでも楽になるよう、私たちが全力でサポートいたします。

