
院長:武智お気軽にご相談ください!

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こんにちは、たけち鍼灸整体院・名古屋名東院のたけちです。今回は、多くの女性が感じる「朝だけ体が重くてだるいけれど、日中は元気に動ける」という不思議な症状について、詳しく解説します。なぜ朝だけの不調が起きるのか、その仕組みと、ご自身でできる対策や当院での施術についてもお伝えします。


長い眠りの後に身体が重いのは、多くの人が経験することですがその原因は複雑です。今回はわかりやすく、体の回復と自律神経、血流の関係にしぼってお話しします。
睡眠は体や脳を休ませて回復を促す大切な時間ですが、その質が低いと、目覚めが悪く朝からだるさを感じやすくなります。浅い眠りが続いたり、夜中に何度も目が覚めてしまったりすると、必要な回復が妨げられます。
また、朝は通常、無意識に自律神経が副交感神経(休息モード)から交感神経(活動モード)にスイッチして、体を動かす準備を始めます。しかしストレスや生活リズムの乱れでこの自律神経の切り替えがうまくいかないと、朝のだるさや重さ、めまい、頭痛などの不調として現れます。これが「なぜ朝だけ調子が悪いのか」の大きな理由です。
人は立っている間、常に体が重力に抗して筋肉や骨格を支えています。一方で睡眠中は横たわり、体が重力の影響から解放されるため、本来は最も回復できる時間です。
しかし、筋肉のこわばりや血流の悪さ、冷えがあるとこの「重力から解放された状態」がうまく活かせません。十分に体が緩んで血液やリンパの循環が良くなれば、寝ている間に細胞の修復や老廃物の排出が進み、朝は軽やかに目覚められます。
逆に筋肉が緊張し固まっていると、血流が滞り体がこわばったまま起きるため朝の重だるさが長引いてしまうのです。
まずは睡眠環境の見直しから始めましょう。寝具の硬さや枕の高さ、部屋の温度や照明にも配慮し、リラックスして眠れる環境づくりが大切です。また、寝る前のスマホやパソコンの使用は控え、カフェインを含む飲み物も夕方以降は避けると良いでしょう。適度な運動や深呼吸、ストレッチで体の緊張をほぐし、血流を促す習慣もおすすめです。
もし朝起きて体が重い、手足が冷たい、首や肩がこっていると感じるなら、お風呂でゆっくり温まってから寝るのも効果的です。
当院では、朝の不調の根本原因にアプローチするため、患者様一人ひとりの体質や生活習慣を丁寧にお聞きし、最適な治療計画を立てています。鍼灸治療により、筋肉の緊張をやわらげ血流を改善し、自然治癒力の活性化を促します。整体マッサージや自律神経調整の施術も組み合わせ、体のリズムを整えることを目指しています。
さらに、重力から解放された睡眠時間にしっかり体が回復できるよう、日中の姿勢指導や生活習慣のアドバイスも行っています。
30代から50代の女性は仕事や家事、子育てなど多くのストレスや身体の負担を抱えがちです。こうした積み重ねが自律神経の乱れを招き、朝の不調が顕著になることも珍しくありません。過度の緊張が続くと、眠りが浅くなったり、寝た気がしないまま起きることも。身体だけでなく心にも優しいケアを取り入れ、生活リズムを整えていくことが大切です。
朝だけの体調不良は、睡眠の質の低下や自律神経の乱れ、そして血流不足が複合して起こっていることが多いものです。忙しい毎日の中で「重力から解放された睡眠時間」をいかに有効に使い、身体を回復させるかが快適な朝を迎えるポイントとなります。
たけち鍼灸整体院では、東洋医学の鍼灸と整体を活かし、体と心のバランスを整えるケアをご提案しています。朝の不調でお悩みの方がより充実した一日をおくれるようお手伝いしますので、まずはお気軽にご相談ください。