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突発性難聴に高気圧酸素療法は有効?

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こんにちは、たけち鍼灸整体院・名古屋名東院のたけちです。突然耳が聞こえなくなって病院を受診したら「高気圧酸素療法も併用しましょう」と言われて、この記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。

耳鼻科で突発性難聴と診断されてステロイド治療を始めた直後は、次々と治療の選択を迫られて不安になりますよね。高気圧酸素療法が本当に効果があるのか、費用はどれくらいかかるのか、仕事を休んで入院する必要があるのか、気になることがたくさんあると思います。

院長:武智

実際に当院にも高気圧酸素療法について相談に来られる患者さんが多いので、今日はこの治療法について詳しくお話ししていきますね

今回は突発性難聴に対する高気圧酸素療法について、その仕組みから効果、費用、そして限界まで、鍼灸師の立場から分かりやすく解説していきます。

目次

高気圧酸素療法とは何か

高気圧酸素療法は特殊な装置の中で高濃度の酸素を吸入する治療法です。通常の気圧よりも高い環境下で純度の高い酸素を体内に取り込むことで、血液中の酸素濃度を飛躍的に高めることができます。

突発性難聴では内耳への血流不足が起こっていることが多く、酸素が十分に届かない状態になっています。高気圧酸素療法によって血液中の酸素濃度を高めることで、障害を受けた内耳の細胞に酸素を供給し、回復を促すという理論に基づいています。

治療は専用のカプセル型の装置に入り、約60分から90分かけて行われます。耳抜きが必要になるため、最初は少し違和感を感じる方もいらっしゃいますが、慣れてくると読書をしたりリラックスして過ごせる方がほとんどです。

突発性難聴に対する効果はどの程度あるのか

高気圧酸素療法の効果については、医学的な研究データが蓄積されています。ステロイド治療との併用により、ステロイド単独治療よりも聴力改善率が高まるという報告があります。

特に発症から早期に治療を開始した場合、つまり発症後1週間以内に治療を始めた場合の有効性が高いとされています。これは内耳の細胞が完全に死滅する前に酸素を供給できるためです。

ただし全ての方に劇的な効果があるわけではなく、改善の程度には個人差が大きいのが実情です。聴力の改善度合いは発症からの経過時間、初期の聴力レベル、年齢、めまいの有無など、さまざまな要因によって左右されます。

また発症後4週間以上経過した症例でも一定の効果が認められたという研究報告もありますが、やはり早期治療と比べると回復率は低下する傾向にあります。

治療の実際と通院スケジュール

高気圧酸素療法は一般的に1クール10回程度の治療が推奨されています。毎日または週5日程度のペースで通院することが多く、約2週間の治療期間が必要になります。

1回の治療時間は準備や加圧・減圧の時間を含めて90分程度かかります。入院して集中的に治療を行う施設もあれば、外来通院で対応できる施設もあり、病院によって治療体制は異なります。

仕事をされている方にとっては通院の時間確保が課題になることもあります。突発性難聴の治療はスピードが重要なので、仕事を調整してでも早期に治療を開始することが望ましいと言えます。

治療を受けられる施設について

高気圧酸素療法を実施できる医療機関は限られています。大学病院や総合病院の耳鼻咽喉科に設置されていることが多く、全ての耳鼻科クリニックで受けられるわけではありません。

診断を受けた病院に高気圧酸素療法の設備がない場合は、設備のある病院への紹介状を書いてもらう必要があります。突発性難聴センターを設置している病院では、診断から高気圧酸素療法まで一貫して対応できる体制が整っています。

費用と保険適用について

高気圧酸素療法は突発性難聴に対して保険適用となっています。3割負担の場合、1回あたり約9,000円から15,000円程度の自己負担になることが一般的です。

10回の治療を受けると総額で9万円から15万円程度の費用がかかる計算になります。これに加えてステロイド治療や検査の費用も必要になるため、突発性難聴の治療全体では相当な経済的負担になることもあります。

高額療養費制度を利用できる場合もあるので、医療費の負担が大きい場合は病院の医療相談室や会計窓口で相談してみることをお勧めします。所得に応じた自己負担限度額が設定されており、超えた分は後日払い戻しを受けることができます。

副作用とリスクについて知っておくべきこと

高気圧酸素療法は比較的安全な治療法ですが、いくつかの副作用やリスクがあります。最も多いのは耳の痛みや違和感で、気圧の変化に伴って生じます。

航空機に乗ったときのような耳の詰まり感や痛みを感じることがあり、耳抜きがうまくできない場合は治療を継続できないこともあります。まれに鼓膜が内側に引き込まれて滲出性中耳炎を起こすケースも報告されています。

その他の副作用としては、閉所恐怖症の方がカプセル内で不安を感じたり、まれに酸素中毒による視力の一時的な変化が起こることもあります。ただし重篤な合併症は非常に少なく、医療スタッフの管理下で行われるため安全性は高いと言えます。

高気圧酸素療法の限界と他の治療選択肢

高気圧酸素療法は有効な治療法の一つですが、万能ではありません。ステロイド治療と併用しても聴力が十分に回復しないケースも少なくないのが現実です。

特に発症から時間が経過してしまった場合や、初診時の聴力レベルが非常に悪い場合は、どんな治療を行っても回復が難しいことがあります。内耳の有毛細胞が完全に死滅してしまうと、現代の医学では再生させることができないためです。

西洋医学的治療の後にできること

病院での治療で思うような結果が得られなかった場合でも、諦める必要はありません。当院では突発性難聴に対して鍼灸治療による独自のアプローチを行っています。

鍼灸治療では内耳への血流改善を目的として、耳周辺だけでなく首や肩、顎関節といった関連部位へもアプローチします。自律神経のバランスを整えることで、体が本来持っている回復力を最大限に引き出していくのが鍼灸治療の特徴です。

実際に病院での治療後に残った症状が鍼灸治療で改善したケースも数多く経験しています。発症から1ヶ月以内であれば鍼灸治療でも十分な改善の可能性がありますので、西洋医学的治療と並行して、または治療後の選択肢として検討してみる価値はあると思います。

治療の選択で迷ったときに考えるべきこと

突発性難聴の治療では時間が非常に重要な要素になります。高気圧酸素療法を受けるかどうか迷っている時間があるなら、まずは受けてみることをお勧めします。

なぜなら治療開始が遅れるほど回復の可能性が低くなってしまうからです。費用や通院の負担は確かに気になるところですが、聴力を失ってしまった後では取り返しがつきません。

一方で高気圧酸素療法を受けられる施設が遠方にあって通院が現実的でない場合や、閉所恐怖症などの理由で治療を受けることが難しい場合もあるでしょう。そのような状況では、他の治療選択肢を積極的に探すことが大切です。

複合的なアプローチの重要性

突発性難聴の原因は一つに特定できるものではなく、ウイルス感染、血流障害、ストレス、自己免疫など複数の要因が複雑に絡み合っていることが多いのです。

そのため一つの治療法だけでは対応しきれないこともあります。西洋医学的な治療と東洋医学的な治療を組み合わせることで、より多角的に症状にアプローチできる可能性があります。

当院では提携医療機関と連携しながら、病院での治療と並行して鍼灸治療を受けていただくこともできます。それぞれの治療法の利点を活かした統合的なアプローチが、最良の結果につながることもあるのです。

まとめ

高気圧酸素療法は突発性難聴に対して一定の効果が認められている治療法です。特にステロイド治療との併用により、早期治療開始の場合は聴力改善の可能性を高めることができます。

保険適用で受けられる治療ですが、費用負担や通院の手間は決して小さくありません。それでも聴力を取り戻すチャンスを少しでも高めるためには、検討する価値のある選択肢だと言えます。

ただし高気圧酸素療法を含めた西洋医学的治療だけがすべてではありません。突発性難聴の背景には複合的な要因があるため、多角的なアプローチを考えることも重要です。

突発性難聴は発症からの時間が勝負です。治療の選択で悩んでいる時間があるなら、まずは動き出すことをお勧めします。そして一つの治療法で思うような結果が得られなくても、諦めずに他の選択肢を探してみてください。

当院では突発性難聴に対して18年以上の臨床経験をもとに、独自の鍼灸治療を行っています。病院での治療と並行して、または治療後の選択肢として、いつでもご相談いただければと思います。一人で抱え込まず、どんな小さな不安でも構いませんので、お気軽にお声がけください


院長:武智

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