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メニエール病で眠れない夜を変える5つのコツ

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こんにちは、たけち鍼灸整体院・名古屋名東院のたけちです。同じ病名でも、夜の過ごし方や眠り方に悩んでいる方の声は本当に多いと感じています。特に発症初期は、横になると世界がぐるぐる回るような感覚が出てしまい、怖くて眠れないというご相談がよくあります。

そんな時に「気合で寝よう」と頑張るほど、身体も心もこわばってしまい、余計に眠れなくなってしまうのがつらいところです。この記事では、メニエール病で横になるのが怖い方や、耳鳴り・めまいで眠れない方に向けて、少しでもラクに休めるようになるための具体的なコツと、根本改善の考え方をお伝えします。

詳しい症状や当院での取り組みについてはメニエール病のページも参考にしてみてください。

院長:武智

「眠れない夜」を「休める夜」に変えるだけでも、発作の出方は大きく変わってきます

目次

発症初期はなぜ横になって眠れないのか

メニエール病の発症初期によくみられるのが「横になるのが怖い」「布団に入るとグラグラして眠れない」という状態です。これは単に気のせいではなく、内耳の中で実際にバランスの情報が乱れているために起こります。内耳には三半規管や前庭といった平衡感覚をつかさどる器官があり、そのまわりを満たしているリンパ液の状態が不安定だと、頭の位置を変えただけで「身体は止まっているのに、動いているように感じる」ことが起こってしまうのです。

特に発症初期は、内リンパ水腫と呼ばれる状態が急に強くなり、脳がまだその変化に慣れていないため、わずかな体位変化でも強烈なめまいにつながります。その結果「横になると発作が来るのではないか」という恐怖心が芽生え、布団に入ること自体が不安材料になってしまうのです。この不安がさらに自律神経を緊張させ、眠りを浅くし、睡眠不足が発作を誘発するという悪循環につながっていきます。

枕の高さと体勢で「横になれない」をやわらげる

発症初期や症状が強い時期には、「普通に仰向けで眠ろう」と頑張りすぎないことが大切です。内耳の負担を減らしながら休むためには、頭の位置と身体の支え方を工夫することで、「完全に横になるのが怖い」という段階からでも少しずつ眠りやすい体勢を見つけていくことができます。

枕を高めにして上半身を少し起こす

横になるとグルグルする感じが強い方には、枕をいつもより高めにして、上半身を少し起こした状態で休むことをおすすめします。いきなりフラットに寝ようとすると、頭の位置が大きく変わるため内耳が敏感に反応しやすくなりますが、上半身を30度から45度ほど起こした状態だと、頭の位置変化が緩やかになるため、めまい感が少しやわらぐ方が多いです。

枕を重ねたり、クッションや座椅子を使ってリクライニングのような姿勢をつくるのもひとつの方法です。完全にベッドに寝るのではなく、ソファや座椅子で半分座っているような体勢からスタートし、少しずつ角度を下げていくと安心感も保ちやすくなります。「横になって眠れない」というゼロか百かではなく、「今日は上半身を起こしたままでも、まずは目を閉じて休めればOK」というくらいの気持ちでいていただくことが大切です。

抱き枕を使って身体の力を抜く

もう一つのポイントが、抱き枕やクッションをうまく使うことです。不安や恐怖心が強いと、無意識のうちに全身に力が入ってしまい、特に首まわりや肩の筋肉がガチガチになります。首や肩の緊張は内耳の血流を悪くする原因にもなるため、その状態で眠ろうとしても、めまいや耳鳴りが余計に強く感じられてしまいます。

そこで、横向きになった状態で抱き枕を胸の前と足の間に挟み、身体が前に倒れすぎないようにサポートしてあげると、筋肉の緊張がほどけやすくなります。腕や脚をどこにも預けずに浮かせていると、それだけで力が入ってしまうので、「腕も脚も全部クッションに預けてしまう」くらいのイメージで支えを作ってあげることが大切です。こうすることで、からだの力を上手に抜いて質の良い睡眠をとる土台が整いやすくなります。

めまいと不安で眠れない夜にできる5つの工夫

体勢の工夫に加えて、夜の過ごし方を少し変えるだけでも、眠りやすさは大きく変わってきます。ここからは、当院でお伝えしている具体的な工夫を5つご紹介します。すべてを完璧にやる必要はありませんので、できそうなところから試してみてください。

1. 就寝前のスマホと情報との距離をとる

眠れない夜ほど、ついスマホで病気について検索したくなるものです。ただ、ネガティブな情報を見続けると不安が増幅され、交感神経が優位になってしまいます。ブルーライトの刺激も相まって、脳が「今は活動モードだ」と勘違いしてしまうため、寝つきが悪くなる原因になります。

理想は、寝る1時間前にはスマホやパソコンから距離をとり、部屋の照明も少し落としてあげることです。どうしてもスマホを触ってしまう場合は、ニュースやSNSではなく、落ち着く音楽やオーディオブックなど、心が穏やかになるコンテンツだけに絞るようにしてみてください。

2. 簡単な呼吸法で自律神経のスイッチを切り替える

布団に入っても目が冴えてしまうときは、「眠ろう」と意識するほど脳が緊張してしまいます。そんな時に役立つのが、吐く息を長くするシンプルな呼吸法です。鼻から4秒かけて静かに息を吸い、いったん1秒だけ息を止めて、口から6秒かけて細く長く吐き出していきます。このサイクルを5回から10回ほど繰り返すだけで、心拍数が落ち着き、副交感神経が優位になりやすくなります。

ポイントは「深く吸おう」と頑張りすぎないことです。軽く胸とお腹がふくらむくらいの自然な呼吸で十分です。慣れてきたら、吐くときに「ふー」と小さく音を立てるようにすると、余計な力が抜けやすくなります。

3. 耳鳴りを和らげる環境音の活用

夜になると耳鳴りが際立って聞こえ、「この音が一生消えなかったらどうしよう」と不安が膨らんでしまう方も多いです。静けさの中で耳鳴りだけに意識が集中すると、脳がその音を危険なものと判断してしまい、眠りづらくなってしまいます。そこで役立つのが、小さなボリュームで流す環境音や自然音です。

川のせせらぎや雨音、波の音など、自分が心地よく感じる音を選んでみてください。音量は耳鳴りを完全にかき消すのではなく、「耳鳴りと環境音の両方がなんとなく聞こえる」くらいが目安です。こうすることで、脳の注意が耳鳴りだけに向かなくなり、音への恐怖心も少しずつやわらいでいきます。

4. 首と肩をゆるめてから布団に入る

めまいがあるときは、無意識に首をすくめるような姿勢になりやすく、首から肩にかけての筋肉がガチガチに固まっている方が多いです。この緊張が続くと、内耳への血流が悪くなり、症状が長引く原因になります。布団に入る前に、首と肩を軽く動かして血流を良くしておくと、眠りにつきやすくなるだけでなく、発作の予防にもつながります。

具体的には、両肩をゆっくりと前回し・後ろ回しに10回ずつ行い、そのあと首を痛くない範囲で左右に倒したり、軽く回したりしてみてください。可能であれば、電子レンジで温めたタオルを首の後ろから肩にかけて5分ほど当ててあげると、筋肉のこわばりがゆるみやすくなります。

5. 「眠る」ではなく「休む」を目標にする

眠れない夜に一番つらいのは、「早く寝なきゃ」「また明日も仕事なのに」という焦りの気持ちかもしれません。しかし、この焦りそのものが脳を興奮状態に保ち、ますます眠れなくしてしまいます。そんなときは「今日は眠れなくてもいいから、横になって身体を休めるだけでも十分」と目標を下げてみてください。

実際、横になって目を閉じているだけでも、立って活動しているときよりは身体の回復は進みます。「しっかり眠る」ことをゴールにするのではなく、「とりあえず今日は体を休ませることができた」と自分にOKを出してあげるだけで、心の緊張がふっとゆるみ、結果としていつの間にか眠っていた、ということも少なくありません。

睡眠不足が続くとメニエール病はどうなるのか

「眠れないのはつらいけれど、なんとか気力で乗り切っている」という方もいますが、睡眠不足が続くとメニエール病そのもののコントロールが難しくなっていきます。睡眠中には身体の修復やホルモンバランスの調整、自律神経のリセットが行われますが、睡眠の質が落ちるとこれらの働きが十分に機能しません。その結果、内耳のむくみが取れにくくなり、発作の頻度や強さが増してしまうのです。

また、慢性的な睡眠不足は不安や抑うつの状態を引き起こしやすくなります。気分の落ち込みや将来への不安が強くなると、些細な身体の変化にも敏感になり、めまいや耳鳴りを必要以上に怖いものとして感じてしまうことがあります。この悪循環を断ち切るためにも、「どう眠るか」をメニエール病の治療の重要な一部として考えていくことが大切です。

鍼灸で自律神経を整えながら眠りやすい身体づくりを

ここまでお伝えしてきた工夫は、今夜からでもご自宅で始められるものばかりです。ただ、発症初期から眠れない状態が長く続いている場合や、自分なりにいろいろ試してもなかなか変化が出ない場合は、自律神経や内耳の血流に対してもう一歩踏み込んだアプローチが必要になることもあります。

鍼灸治療は、自律神経のバランスを整え、首肩まわりの緊張を和らげることで、めまいそのものと睡眠の両方に働きかけることができる治療法です。当院では、姿勢や筋肉の状態、生活リズム、栄養状態などを丁寧にチェックし、お一人おひとりの「眠れない原因」を整理したうえで施術を組み立てていきます。その中で、「最初は座ったまましか休めなかった方が、枕を少し高くする工夫と治療を続けることで、少しずつ横になって眠れるようになった」というケースを何度も見てきました。

一人で抱え込まず、相談できる場所を持ってほしい

メニエール病による「横になれない」「眠れない」という悩みは、周りから理解されにくいものです。外からは普通に見えるのに、夜になると一人で不安と戦っている。そのしんどさを、ずっと我慢し続ける必要はありません。発症初期の段階であれば、体勢や枕の工夫、抱き枕を使って身体の力を抜くこと、自律神経を整える習慣づくりなどで、大きく悪化を防げるケースも少なくありません。

この記事でお伝えした内容は、あなたの夜を少しでもラクにするための「入り口」です。それでも不安が強いときや、「一人ではどうにもできない」と感じたときには、ぜひ専門家を頼ってください。たけち鍼灸整体院・名古屋名東院では、メニエール病によるめまい・耳鳴り・難聴と、それに伴う睡眠の悩みに対して、からだ全体と心の状態の両方を見ながらサポートしています。一人で抱え込まず、いつでも相談できる場所があることを、どうか忘れないでいてください。


院長:武智

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