子供もメニエール病になる？大人との違いを名古屋の鍼灸師が解説

こんにちは、たけち鍼灸整体院・名古屋名東院のたけちです。子供にめまいや耳鳴り、難聴が見られると、親御さんはとても心配になりますよね。こうした症状が繰り返す場合、メニエール病の可能性も考えられます。子供にメニエール病が起こるのか、大人とどう違うのか、鍼灸師の視点からお伝えします。

院長：武智

メニエール病は大人に多い病気ですが、子供でも起こることがあります

メニエール病は大人が多いが子供でも起こる

メニエール病は、内耳にリンパ液がたまり、めまいや耳鳴り、難聴を引き起こす病気です。大人では比較的多く見られる病気ですが、子供でも発症することがあります。ただし、子供にメニエール病が起こる頻度は非常に低く、小児めまい患者全体の約3％程度とされています。

大人では、40代前後が発症のピークですが、子供に発症するには内リンパ水腫という病態が早期に形成される必要があります。原因としては、遺伝や自己炎症性疾患、外傷、中耳炎、内耳奇形などが挙げられますが、多くの場合は原因が不明です。診断には、聴力検査や平衡機能検査が重要です。

子供にメニエール病が発症すると、大人と同じように激しいめまいや耳鳴り、難聴が繰り返し現れます。ただし、子供の場合は発作が短く、聴力の悪化も大人ほど進行しないことが多いです。一方で、めまいの不安や難聴によるストレスが、学校生活や家庭生活に影響を及ぼすことがあります。

めまい発作は短時間で終わることが多く、聴力障害も軽度で回復することが多いです。しかし、症状が繰り返すと、生活に支障が出ることもあります。めまいが続くときは、原因をしっかり見極めることが大切です。

子供のめまいは、メニエール病以外にも、起立性調節障害や前庭片頭痛、中耳炎、自律神経の乱れなど、さまざまな原因が考えられます。起立性調節障害は、朝起きたときにめまいや立ちくらみが起きることが多く、前庭片頭痛は頭痛とめまいが同時に現れます。中耳炎は、耳の痛みや発熱を伴うことが多いです。

自律神経の乱れは、生活リズムの乱れやストレスが原因で、めまいや倦怠感を引き起こします。これらの疾患は、メニエール病と症状が似ているため、専門医の診察が必要です。

子供にめまいが起きたときは、まず安静にさせ、様子を見ましょう。症状が繰り返す場合は、専門医に相談することが大切です。診断には、聴力検査や平衡機能検査が重要です。

治療法としては、脱水回避、食生活や睡眠環境の改善、浸透圧利尿剤の使用などが行われます。めまいは制御されることが多いですが、聴力は徐々に悪化する場合もあります。そのため、定期的な検査と生活習慣の見直しが必要です。

子供のめまいは、大人と比べて原因が複雑で、専門的な知識が必要です。当院では、姿勢分析ソフトや関節可動域検査、東洋医学検査、栄養解析、過敏症チェックという5つの独自検査で、症状の原因を特定しています。最短で改善へ導くために、検査はとても重要です。

検査もせず、いきなり施術をスタートする治療院も増えていますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も同じ症状を繰り返すことになります。当院では、初回から最後まで院長が責任をもって担当しますので、安心してお越しください。

メニエール病は大人に多い病気ですが、子供でも起こることがあります。子供にめまいが続くときは、専門医の診察が必要です。当院では、子供のめまいに特化した検査と施術を行い、原因を特定し、最適なアプローチを提供しています。

一人で悩まず、いつでもご相談ください。子供のめまいに本気で向き合いたい方のために、これからも臨床と発信の両面から尽力してまいります。