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【メニエール病】内リンパ嚢開放術を受けたあとも続いためまいが軽減
内リンパ嚢開放術を受けめまいにお困りで来院された男性(50代/会社員)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
4年前の7月に回転性めまい、嘔吐が起こりあちこちの病院に通いドクターショッピングしていたとのこと。メニエール病と診断されてから中耳加圧療法、奈良県立医大病院で内リンパ嚢開放術の手術を受けた。回転性めまいの症状は和らいだりしたが、常に浮遊感が起こるようになる。時に起き上がることもできず寝込むこともある。
来院に至るまでの経緯
7月突発性難聴になる。一か月ほど通院するも症状が軽かったためか治療が中止になったとのこと。翌年5月に通勤途中に動悸や息苦しさなどの発作が出るようになる。数分で落ち着くためあまり気にせず過ごしていたら、半月後のコンサート観劇中に軽いパニック発作がでた。
6月回転性の強いめまい、嘔吐が続くようになる。ゴールデンウィーク明け頃から急激に症状が出現した。近隣の耳鼻科を何件も受診するが症状の変化は認められなかった。
医師によってはめまいの種類や症状について患者の言っていることをくみ取ってもらうことができず、うつ状態にもなっていた。
その後、12月に公立病院を紹介されて中耳加圧療法を提案され開始。改善がなかったため奈良県立医大病院に紹介され手術を受けた。
症状が軽減するどころか悪化をたどっていき不安と焦りが生まれていた時に、病院の看護師から鍼灸治療を勧められ、当院を訪れた。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り
触診によるツボの確認
- 印堂(額の中央)
- 内耳・中耳
- 左右の目
- 鼻
- のど
- 頚部リンパ
- 食道
- 胃
- 肝臓
- 大腸
筋肉の状態
- 胸鎖乳突筋
- 斜角筋
- 舌骨筋
- 側頭筋
- 後頭下筋群
- 僧帽筋
- 肩甲挙筋
- 菱形筋
- 広背筋
- 前脛骨筋
- 下腿三頭筋
飲んでいる薬
- アデホスコーワ顆粒
- メチコバール錠
- レバミピド
- プレドニン 等
施術内容と経過
検査結果の分析により左右内耳と、側頭筋、後頭下筋群、肩甲挙筋、下腿三頭筋と判断

鍼灸治療を基本とし、マッサージとHBC療法(ソーマダイン・アルファキュア)を併用した。
仰向け、うつ伏せ、施術を開始した。初回時はめまいが強く枕をためにした状態で仰向けでおこなった。
初回施術後の効果と進捗状況
- 初回施術後の状況 1月17日
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当日朝にめまい発作が出てしまった状況で来院。施術は負担のかからないように仰臥位のみで行った。治療間隔の提案は1週間に1回
- 3~5回目 2月11日~3月8日
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鍼灸治療を受け始めて嘔吐感が減る日も出てきた。今までより体調が良いためか少し動きすぎてしまった時には、午後からめまいや嘔吐感が出ることもある。
- 6~8回目 3月20日~4月20日
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後頭部のコリや頭重感も強く感じる日と楽に過ごせる日など変化が出てきているとのこと。調子のよいときは近距離の運転ができるようになる。
- 9~12回目
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以前は、天気や気圧の変動時に体調を崩すことがほとんどだったが、今では午前中は動けなくても午後になると回復して動けるようになるなど生活のレベルが上がってきた。
通院頻度は2週間に1回
- 13回目~
-
例年、夏になると起き上がることができず身支度すらできなかったが今年は、ノンストレスで家のことや運動、散歩などが起こなえるようになっている。体力と筋力がついてきたため集中力が戻り、パソコンと向かい合っての作業ができるようになってきた。
引き続き、定期的に鍼灸治療を受けにきている。
- ローラー鍼を用いた耳周辺、頭皮と目周辺や首・肩のケア
- 簡単なストレッチ体操による筋肉の緊張緩和
- 足の指、足の裏の体操
めまいでお悩みなら…
めまいについて解説しているこちらのページもお読みください。


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