
院長:武智お気軽にご相談ください!
こんにちは、たけち鍼灸整体院・名古屋名東院のたけちです。急に片方の耳が聞こえにくくなり、不安な日々を過ごされている方からのご相談で「来週、飛行機に乗る予定があるのですが大丈夫でしょうか」というご質問を多くいただきます。仕事の出張や帰省、旅行など、変更が難しいスケジュールを抱えながら突発性難聴の症状と向き合っている方は本当に多いのです。
耳の聞こえにくさがあるまま飛行機に乗ると症状が悪化するのではないかという心配は当然のことです。実際に気圧の変化が耳に与える影響は無視できません。でも、状況によっては搭乗できるケースもありますし、適切な対策を取ることでリスクを減らすことも可能です。


予定していた旅行や出張を前に悩まれている方へ、飛行機搭乗の判断材料と具体的な対策をお伝えします
飛行機が離陸して高度を上げていくとき、機内の気圧は地上よりも低くなります。この気圧変化は健康な耳でも影響を受けますが、突発性難聴で既にダメージを受けている内耳にとっては大きな負担となります。気圧が変化すると耳の中の圧力バランスが崩れ、耳管という管を通じて圧力を調整する必要が出てきます。
突発性難聴を発症している状態では、内耳の血流が低下し、細胞が弱っている可能性があります。この状態で急激な気圧変化にさらされると、耳の奥にある内耳液のバランスが乱れ、症状が悪化してしまうリスクがあるのです。特に発症直後の急性期は内耳が非常に敏感になっているため、わずかな刺激でも大きな影響を受けやすくなっています。
また、耳抜きがうまくできない場合には耳の中に圧力がかかり続け、痛みや耳鳴りの悪化、さらには聴力の低下を招く可能性もあります。健康な耳であれば自然に調整される圧力変化も、突発性難聴の状態ではスムーズに対応できないことが多いのです。こうした理由から、発症直後の飛行機搭乗には十分な注意が必要となります。
飛行機に搭乗するかどうかの判断は、症状の程度と発症からの経過時間によって大きく変わります。一般的には発症から1週間以内の急性期は飛行機搭乗を避けるべきとされています。この時期は内耳の細胞が最も不安定で、治療によって回復する可能性が高い時期でもあるからです。
発症から2週間以上経過し、症状が安定してきている場合には、主治医と相談の上で搭乗を検討できることもあります。ただし、耳鳴りやめまいが強く残っている場合や、聴力がまだ回復途中である場合には慎重な判断が求められます。耳の閉塞感が続いている状態も、気圧変化の影響を受けやすいサインです。
どうしても飛行機に乗らなければならない事情がある場合は、事前に耳鼻科の医師に相談することが最も重要です。医師は聴力検査の結果や症状の経過を見ながら、搭乗の可否を判断してくれます。自己判断で搭乗を決めるのではなく、専門家の意見を必ず聞くようにしましょう。また、可能であれば出張や旅行の延期も検討してください。
次のような症状が続いている場合は、飛行機搭乗を延期することを強くお勧めします。まず、発症してから48時間以内の場合は絶対に避けるべきです。この時期は治療のゴールデンタイムと呼ばれ、早期治療が最も効果を発揮する時期だからです。
また、回転性のめまいが頻繁に起こる場合や、耳鳴りが急に悪化している場合も危険です。耳抜きが全くできない状態や、耳に水が入ったような強い閉塞感がある場合も搭乗は控えましょう。治療中でステロイド点滴を受けている最中である場合も、治療の効果を最大限に引き出すために搭乗は避けるべきです。
医師の許可を得て飛行機に搭乗する場合でも、いくつかの対策を講じることでリスクを軽減できます。まず、耳栓を使用することで急激な気圧変化を和らげることができます。飛行機用の気圧調整機能付き耳栓は、薬局や空港で購入できますので事前に用意しておきましょう。
離陸時と着陸時には意識的に耳抜きを行うことが大切です。あくびをしたり、つばを飲み込んだり、ガムを噛むことで耳管が開きやすくなります。無理に鼻をつまんで息を吹き込む方法は、かえって耳に負担をかける可能性があるため注意が必要です。自然な方法で優しく耳抜きをするよう心がけてください。
座席は通路側を選ぶと、気分が悪くなったときにすぐにトイレに行けるなど行動しやすくなります。フライト前には十分な睡眠を取り、体調を整えておくことも重要です。機内では水分をこまめに摂取し、アルコールやカフェインは控えめにしましょう。脱水状態は症状を悪化させる要因となります。
万が一、機内で耳の痛みや聞こえの悪化を感じた場合は、すぐに客室乗務員に伝えてください。深呼吸をして落ち着き、無理に耳抜きをしようとしないことが大切です。温かいタオルを耳の周りに当てることで血流が改善され、症状が和らぐこともあります。
到着後はできるだけ早く医療機関を受診することをお勧めします。旅行先や出張先でも耳鼻科を受診できるよう、事前に現地の医療機関を調べておくと安心です。症状の変化を記録しておくことで、診察時に医師へ正確な情報を伝えられます。
搭乗リスクが高いと判断された場合は、新幹線や車など気圧変化の少ない移動手段を選ぶことも一つの選択肢です。確かに時間はかかりますが、症状の悪化を防ぎ、聴力回復の可能性を高めることができます。特に国内移動であれば新幹線でも十分に移動可能なケースが多いです。
Web会議システムの普及により、対面での打ち合わせをオンラインに切り替えることも可能になってきました。仕事の都合で移動が必要な場合でも、上司や取引先に事情を説明すれば理解を得られることも多いです。健康を最優先に考え、無理のない選択をすることが大切です。
旅行の場合は延期を検討することも視野に入れてください。キャンセル料が発生したとしても、聴力を失うリスクと比較すれば決して高くはありません。体調が回復してから改めて旅行を楽しむ方が、心から満喫できるはずです。
一般的には発症から2週間以上経過し、症状が安定していることが目安となります。ただし個人差が大きいため、必ず主治医に相談してください。聴力検査の結果や症状の経過を総合的に判断する必要があります。急性期を過ぎていても、耳鳴りやめまいが続いている場合は慎重に判断すべきです。
気圧調整機能付き耳栓は、急激な気圧変化を緩やかにする効果があり、多くの方が症状軽減を実感しています。ただし完全に気圧変化を防げるわけではないため、症状が重い場合は耳栓を使用しても搭乗を控えることが望ましいです。使用する際は正しい装着方法を確認してください。
発症時期と旅行の出発日によって判断が変わります。発症から1週間以内であれば、キャンセルまたは延期を強くお勧めします。2週間以上経過し症状が落ち着いている場合は、医師と相談の上で判断してください。旅行保険に加入している場合は、医師の診断書があればキャンセル料が補償される可能性もあります。
当院では突発性難聴に対して、内耳の血流改善を中心とした鍼灸治療を行っています。耳周辺のツボだけでなく、首や肩の筋肉の緊張を緩め、顎関節の動きを調整することで、内耳への血流を促進します。自律神経のバランスを整えることも重要なポイントです。
発症から早い段階で治療を開始するほど、改善の可能性は高まります。病院での治療と並行して鍼灸治療を受けることで、相乗効果が期待できます。実際に、ステロイド治療を受けながら当院で施術を受けた患者さんの多くが、聴力の回復を実感されています。飛行機搭乗を控えている方も、搭乗前に体調を整えるための施術を受けることができます。
治療では聴力検査の結果を参考にしながら、客観的なデータをもとに施術計画を立てていきます。週に2~3回の施術で、内耳の血流を継続的に改善させていくことが重要です。一人一人の症状や生活環境に合わせたオーダーメイドの治療を提供しています。
突発性難聴を発症した状態での飛行機搭乗は、タイミングと症状によって判断が分かれます。急性期の搭乗は避けるべきですが、症状が安定している場合は適切な対策を取ることで搭乗できる可能性もあります。大切なのは自己判断せず、必ず医師に相談することです。
仕事や旅行の予定があると、どうしても無理をしてしまいがちです。でも、聴力を失ってしまったら取り返しがつきません。今は体を第一に考え、回復に専念する時期だと捉えてください。予定は延期できても、聴力は一度失うと元に戻らないこともあるのです。
当院では突発性難聴の治療経験が豊富にあり、飛行機搭乗を控えた方へのアドバイスも行っています。どうしても搭乗しなければならない事情がある方には、搭乗前の体調管理や機内での対策についても具体的にお伝えできます。一人で悩まず、いつでもご相談ください。あなたの聴力を守るために、私たちができることがあります。

