
院長:武智お気軽にご相談ください!
こんにちは、たけち鍼灸整体院・名古屋名東院のたけちです。今回は、多くの患者さんが気にされている突発性難聴が完治するかどうかについて、回復率や治療のタイミング、そして完治率を高めるために知っておいていただきたいことをお伝えしていきます。
朝起きたら片方の耳が聞こえなくなっていた。電話の声が聞き取りにくい。そんな異変を感じて不安な気持ちでいる方も多いのではないでしょうか。
ある日突然起こる突発性難聴は、誰にでも起こりうる病気です。発症した瞬間から「この耳は元に戻るのだろうか」という不安が頭をよぎります。仕事や日常生活への影響も考えると、焦る気持ちはとてもよくわかります。


突発性難聴の完治率や予後について、正しい情報を知ることで適切な判断ができるようになります
突発性難聴について調べると、必ずと言っていいほど目にするのが「3分の1の法則」という言葉です。これは患者さんの約3分の1が完治し、約3分の1が改善、残りの約3分の1がほとんど変化しないという統計データに基づいています。
ただし、この数字だけを見て落胆する必要はありません。なぜなら、この統計には治療開始が遅れた方や、適切な治療を受けられなかった方も含まれているからです。発症後すぐに適切な治療を開始できた場合、回復率はこの数字よりも高くなる傾向があります。
実際の臨床現場では、発症から48時間以内に治療を開始した方の回復率は、それ以降に治療を開始した方よりも明らかに高いことがわかっています。つまり、治療開始のタイミングこそが完治率を左右する最も重要な要素と言えるのです。
ここで大切なのは「完治」と「改善」の違いです。完治とは、発症前と同じレベルまで聴力が回復した状態を指します。一方、改善とは聴力が部分的に回復し、日常生活に支障が少なくなった状態のことです。
医学的な完治には至らなくても、日常会話や電話での対応に困らないレベルまで回復する方は少なくありません。また、耳鳴りやめまいなどの随伴症状が軽減することで、生活の質が大きく向上するケースもあります。
突発性難聴の治療において、時間は最も貴重な資源です。内耳の細胞は血流不足の状態が続くと、仮死状態から細胞死へと進行していきます。この変化は不可逆的で、一度死んでしまった細胞は再生しません。
多くの専門家が「発症から48時間以内の治療開始が理想的」としているのは、この細胞の変化を食い止めるためです。さらに言えば、2週間を過ぎると回復の可能性は大きく低下すると言われています。
ですから、片方の耳に突然の聞こえにくさを感じたら、様子を見るのではなく、すぐに耳鼻咽喉科を受診することが何より大切です。「忙しいから」「少し様子を見てから」という判断が、回復の可能性を狭めてしまうことがあるのです。
研究データによると、発症後24時間以内に治療を開始した場合の完治率は約50%以上、48時間以内では約40%、1週間以内では約30%と、時間の経過とともに回復率は低下していきます。
ただし、これはあくまで統計的なデータです。2週間を過ぎてから治療を開始しても回復した事例は数多くあります。大切なのは、気づいた時点ですぐに行動を起こすことです。
現在、突発性難聴の標準治療として広く行われているのがステロイド療法です。ステロイドには強力な抗炎症作用があり、内耳の炎症を抑えて血流を改善する効果が期待できます。
治療方法には、点滴や内服による全身投与と、鼓膜を通じて直接内耳にステロイドを注入する鼓室内注入法があります。症状の程度や患者さんの状態に応じて、これらを組み合わせて治療を進めていきます。
ステロイド療法は効果的な治療法ですが、すべての方に同じように効果があるわけではありません。また、糖尿病や高血圧などの基礎疾患がある方は、副作用のリスクも考慮する必要があります。
耳鼻咽喉科でステロイド治療を受けているにもかかわらず、思うような改善が見られない。そのような悩みを抱えて当院に相談に来られる方は少なくありません。
ステロイド療法は内耳の炎症を抑える効果はありますが、それだけでは不十分な場合があります。なぜなら、突発性難聴の背景には、首や肩の筋緊張による血流障害、顎関節の問題、自律神経の乱れなど、複数の要因が複雑に絡み合っていることが多いからです。
突発性難聴の回復を目指すには、病院での標準治療に加えて、内耳への血流を改善し、体全体のバランスを整えるアプローチが有効です。当院では、鍼灸治療を中心とした統合的な施術を行っています。
鍼灸治療の最大の特徴は、内耳周辺だけでなく全身のツボを使って血流を改善できることです。首や肩の筋肉の緊張を緩和し、顎関節の動きを整え、自律神経のバランスを調整することで、内耳に必要な酸素と栄養を届けやすくします。
実際に当院で治療を受けられた患者さんの中には、耳鼻科での治療と鍼灸治療を併用することで、聴力検査の数値が大きく改善した方や、耳鳴りやめまいが軽減した方が多くいらっしゃいます。
内耳は非常に繊細な器官で、わずかな血流の変化でも大きな影響を受けます。首や肩の筋肉が緊張していると、内耳に向かう血管が圧迫され、必要な酸素や栄養が届きにくくなるのです。
また、顎関節と内耳は解剖学的に非常に近い位置にあり、顎の動きの異常が内耳の機能に影響を与えることがわかっています。顎関節症を抱えている方が突発性難聴を発症するケースが少なくないのは、こうした関連性があるからです。
当院の施術では、全身のバランスを診ながら、首・肩・顎を調整していきます。病院では耳は耳鼻科、顎は口腔外科と別々に診ますが、鍼灸では体を一つの繋がりとして捉えるため、こうした関連性に気づきやすいのです。
発症から2週間以上経ってしまった。もう手遅れなのではないかと不安に思っている方もいらっしゃるでしょう。確かに、時間が経つほど回復の可能性は低くなりますが、諦める必要はありません。
発症から1ヶ月以内であれば、まだ改善の見込みがあります。当院では、発症後3週間や4週間経ってから治療を開始した方でも、聴力が改善したケースを経験しています。
大切なのは、今できることに集中することです。過去の判断を後悔するよりも、今この瞬間から体のために最善の選択をすることが重要です。内耳の血流を改善し、自律神経を整えることで、わずかでも回復の可能性を高めることができます。
突発性難聴の鍼灸治療では、早く確実に内耳の血流を回復させるため、週に2〜3回の施術が必要です。治療期間は症状の程度にもよりますが、1〜3ヶ月を目安としています。
5〜10回の施術で改善の兆しが現れた場合は、継続することで さらなる改善を見込めます。聴力検査のデータを確認しながら、患者さんと治療計画を共有し、一緒に回復を目指していきます。
治療と並行して、日常生活でも気をつけていただきたいポイントがあります。まず大切なのは、十分な休養と睡眠です。疲労やストレスは自律神経を乱し、血流を悪化させる要因になります。
無理をせず、体を休めることが回復への近道です。仕事が忙しい方も、この時期だけは自分の体を最優先にしてください。会議や電話での聞き取りが困難な場合は、周囲に状況を伝えて理解を得ることも大切です。
また、大きな音への暴露は避けましょう。イヤホンでの長時間の音楽鑑賞や、騒がしい場所への外出は控えめにしてください。耳への負担を減らすことで、回復を妨げないようにします。
突発性難聴の発症には、ストレスや疲労が深く関わっていることが多くあります。働き盛りの30〜50代に多く見られるのは、仕事や家庭でのストレスが蓄積しやすい年代だからです。
深呼吸やストレッチ、軽い散歩など、自分なりのリラックス方法を見つけて実践してください。自律神経のバランスを整えることは、内耳の血流改善にも繋がります。
突発性難聴の完治率や治療のタイムリミットについてお伝えしてきました。統計的な数字を見ると不安になるかもしれませんが、大切なのは「あなた自身がどう回復していくか」です。
早期に適切な治療を開始すること、病院での標準治療に加えて体全体を整えるアプローチを取り入れること、そして日常生活でのケアを怠らないこと。これらを組み合わせることで、回復の可能性は高まります。
当院には、突発性難聴の改善事例が数多くあります。耳鼻科での治療と鍼灸治療を併用し、聴力が大きく改善した方、耳鳴りやめまいから解放された方、仕事や日常生活を取り戻した方。一人一人の体の状態は違いますが、諦めずに向き合うことで道は開けます。
もし今、片方の耳が聞こえにくい、会話が聞き取りづらい、耳鳴りがするといった症状でお困りなら、一人で抱え込まずにご相談ください。検査から施術まで、国家資格を持つ院長が責任を持って担当いたします。あなたの不安な気持ちに寄り添いながら、回復への道を一緒に歩んでいきたいと思っています。どんな小さなことでも構いません。いつでもお気軽にお問い合わせください。

