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突発性難聴の聴力検査、結果の見方を詳しく解説

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こんにちは、たけち鍼灸整体院・名古屋名東院のたけちです。ある朝突然、片方の耳が聞こえにくくなったら、誰でも大きな不安を感じますよね。電話の音が聞き取れない、会話がうまくできないという状況は本当につらいものです。

突然の難聴で耳鼻科を受診すると、必ず行われるのが聴力検査です。でも検査を受けたあとに渡される検査結果の紙を見ても、数字や記号がたくさん並んでいて何を意味しているのかわからないという声もよく聞きます。今回は突発性難聴における聴力検査について、検査の種類や結果の見方、診断基準まで詳しくお伝えします。

院長:武智

検査結果をしっかり理解することで、今の状態や治療の方向性が見えてきます

目次

突発性難聴の診断に欠かせない聴力検査

突発性難聴の診断において、聴力検査は最も重要な検査になります。実は突発性難聴の診断基準では、聴力検査以外に明確な診断方法がないとされているのです。血液検査やMRI検査も補助的に行われますが、診断を確定させるのは聴力検査の結果です。

検査では耳の聞こえ方を客観的な数値として記録していきます。どの高さの音がどれくらいのボリュームで聞こえるのか、また左右の耳でどのような違いがあるのかを調べます。この検査結果をもとに、医師は症状の重症度を判定し、治療方針を決定していくのです。

発症から時間が経つほど治療効果が下がるため、検査は早めに受けることが推奨されています。発症後48時間以内、遅くとも1週間以内の受診が理想的とされています。すでに症状が出ている方は、できるだけ早く耳鼻科を受診して検査を受けるようにしてください。

突発性難聴で行われる聴力検査の種類

突発性難聴の診断では、いくつかの聴力検査が組み合わせて行われます。それぞれの検査には異なる目的があり、総合的に耳の状態を把握していきます。ここでは代表的な検査についてご紹介します。

純音聴力検査(オージオメトリー)

最も基本となる検査で、防音室の中でヘッドホンをつけて行います。さまざまな高さの音(周波数)をいろいろな大きさ(音圧レベル)で流し、どの音がどれくらいの大きさで聞こえるかを調べます。検査結果はオージオグラムという図に記録され、聴力の程度を視覚的に把握できるようになります。

この検査では気導聴力と骨導聴力の2種類を測定します。気導聴力は外耳から中耳を通って内耳に伝わる音の聞こえ方で、骨導聴力は頭蓋骨の振動を通じて直接内耳に伝わる音の聞こえ方です。両者を比較することで、難聴が内耳の問題なのか、それとも外耳や中耳の問題なのかを判別できるのです。

語音聴力検査

純音聴力検査では音が聞こえるかどうかを調べますが、語音聴力検査では言葉の聞き取り能力を評価します。「あ」「い」「う」などの単音や、単語を聞いて正しく答えられるかをチェックします。日常会話での聞こえ方をより正確に把握するための検査です。

この検査は特に補聴器の適応を判断する際にも重要になります。純音は聞こえても言葉の理解が難しい場合、リハビリテーションの方向性も変わってくるからです。

ティンパノメトリー

鼓膜の動きや中耳の状態を調べる検査です。耳に小さな器具を入れて空気圧を変化させながら、鼓膜がどれくらい動くかを測定します。中耳炎や耳管機能の異常がないかを確認するために行われます。突発性難聴では内耳の問題が主ですが、中耳の状態も合わせて確認することで、より正確な診断ができます。

ABR検査(聴性脳幹反応検査)

音の刺激に対する脳の反応を調べる検査で、聴神経や脳幹の機能を評価します。突発性難聴と似た症状を示す聴神経腫瘍などを除外するために行われることもあります。頭に電極をつけて音を聞くだけで、痛みはありません。

聴力検査の結果の見方を理解する

検査を受けたあとに渡されるオージオグラムには、たくさんの記号と数値が並んでいます。初めて見る方にとっては何が何だかわからないと感じるかもしれません。でも基本的な見方を知っておくと、自分の状態を理解しやすくなります。

オージオグラムの記号と数値

オージオグラムの横軸は音の高さ(周波数)を表し、単位はヘルツ(Hz)です。一般的には125Hzから8000Hzまでの範囲で測定されます。低い音から高い音まで幅広くチェックすることで、どの音域に問題があるのかがわかります。

縦軸は音の大きさ(聴力レベル)を表し、単位はデシベル(dB)です。数値が大きいほど大きな音でないと聞こえないことを意味します。健康な耳では0~20dB程度で音が聞こえますが、難聴があると30dB、40dBとより大きな音でないと聞こえなくなります。

グラフ上の記号にも意味があります。右耳の気導聴力は○印、左耳の気導聴力は×印で表されることが多いです。骨導聴力は右耳が<、左耳が>または[の記号で示されます。この記号の位置を見ることで、どちらの耳がどれくらい聞こえているのかが一目でわかるようになっています。

気導聴力と骨導聴力の差

突発性難聴では内耳に問題が起こるため、気導聴力と骨導聴力がほぼ同じように低下します。これを感音難聴といいます。もし気導聴力だけが低下していて骨導聴力が正常なら、それは伝音難聴と呼ばれ、外耳や中耳に問題があることを示します。この違いを見分けることで、難聴のタイプが判断できるのです。

突発性難聴の重症度分類と診断基準

聴力検査の結果をもとに、突発性難聴は重症度によって分類されます。厚生労働省の研究班が定めた基準では、Grade 1からGrade 4までの4段階に分けられます。この分類は治療方針や予後の判断に重要な役割を果たします。

重症度の判定方法

重症度は、特定の周波数帯域(500Hz、1000Hz、2000Hz、4000Hz)の平均聴力レベルで判定されます。Grade 1は軽度で平均聴力レベルが40dB未満、Grade 2は中等度で40dB以上60dB未満、Grade 3は高度で60dB以上90dB未満、Grade 4は重度で90dB以上となります。

また、初診時の聴力レベルだけでなく、発症してから何日経っているか、めまいや耳鳴りの有無なども総合的に評価されます。発症から時間が経っているほど、また重症度が高いほど、治療による回復率は低くなる傾向があります。

治療効果の判定基準

治療後には再度聴力検査を行い、どれくらい回復したかを判定します。治癒は聴力が正常範囲まで回復した場合、著明回復は30dB以上改善した場合、回復は10dB以上30dB未満の改善があった場合、不変は10dB未満の変化しかなかった場合とされています。早期に治療を開始するほど、治癒や著明回復の割合が高くなることがわかっています。

聴力検査を受けるタイミングと注意点

突発性難聴が疑われる症状が出たら、すぐに耳鼻科を受診することが何より大切です。発症から治療開始までの時間が短いほど、聴力が回復する可能性は高くなります。特に発症後1週間以内の治療開始が推奨されています。

検査自体は痛みもなく、短時間で終わります。ただし正確な結果を得るためには、静かな環境で集中して検査を受けることが必要です。体調が悪いときや疲れているときは、検査結果に影響が出ることもあります。できるだけ体調の良いときに受診するようにしましょう。

また、検査前には耳垢がたまっていないか確認してください。耳垢が外耳道をふさいでいると、正しい聴力が測定できません。耳掃除をする場合は、耳を傷つけないよう優しく行うか、医師に取り除いてもらうと安心です。

検査結果から見えてくる治療の方向性

聴力検査の結果は、治療方針を決める重要な情報源です。一般的に病院では、ステロイド薬による治療が第一選択となります。点滴や内服、場合によっては鼓室内注射が行われます。重症度や発症からの経過日数によって、治療の強度や期間が調整されます。

ただし病院での治療だけでは改善しにくいケースもあります。そうした場合、鍼灸治療などの補完的なアプローチが選択肢になります。当院では聴力検査の結果を参考にしながら、内耳への血流改善を目的とした施術を行っています。

突発性難聴では内耳の血流不足が問題の中心にあります。首や肩の筋肉の緊張、顎関節の動きの制限、自律神経の乱れなどが複雑に絡み合って、内耳への血液循環を妨げています。鍼灸治療ではこれらの問題に多角的にアプローチし、体全体のバランスを整えながら内耳の機能回復を目指します。

聴力検査の数値変化を追いながら治療を進める

当院では初回のカウンセリング時に、病院で受けた聴力検査の結果を持参していただくようお願いしています。オージオグラムの数値を確認することで、現在の状態を客観的に把握し、施術計画を立てていきます。

治療の経過とともに定期的に聴力検査を受けていただき、数値の変化を追っていくことが大切です。聴力が少しずつ改善していれば、施術の方向性が正しいことがわかります。逆に変化が見られない場合は、アプローチ方法を調整する必要があるかもしれません。

客観的なデータに基づいて施術を進めることで、患者さまと治療者が同じ目標を共有でき、安心して治療を続けていくことができます。数値が改善していく過程を一緒に確認しながら、回復への道を歩んでいきましょう。

聴力検査以外に必要な検査項目

突発性難聴の診断では聴力検査が中心になりますが、他にもいくつかの検査が行われることがあります。血液検査では炎症の有無や糖尿病などの基礎疾患を確認します。MRI検査では聴神経腫瘍など他の病気との鑑別を行います。

めまいを伴う場合には、眼振検査や重心動揺検査などの平衡機能検査も追加されます。これらの検査を組み合わせることで、突発性難聴の診断をより確実にし、他の病気を見逃さないようにしているのです。

突発性難聴は早期対応が回復のカギ

突発性難聴における聴力検査は、診断だけでなく治療効果の判定や予後の予測にも欠かせない検査です。検査結果の数値や記号の意味を理解しておくことで、自分の状態を正しく把握でき、治療に前向きに取り組むことができます。

片方の耳が急に聞こえにくくなったら、様子を見るのではなく、すぐに耳鼻科を受診してください。発症から時間が経つほど回復は難しくなります。早期に適切な検査を受け、治療を開始することが何より重要です。

病院での治療と並行して、鍼灸治療などの補完的なアプローチを取り入れることで、より高い改善効果が期待できることもあります。当院では聴力検査の結果を丁寧に確認しながら、一人ひとりの状態に合わせた施術を提供しています。聴力の回復に向けて、できる限りのサポートをさせていただきます。

もし突発性難聴の症状でお困りなら、一人で悩まずにいつでもご相談ください。検査結果の見方がわからない、どんな治療を選べばいいのか迷っているという方も、まずはお話を聞かせていただければと思います。あなたの聴力回復のために、全力でお手伝いいたします。


院長:武智

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