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突発性難聴で聴力が戻らない理由と今からできること

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こんにちは、たけち鍼灸整体院・名古屋名東院のたけちです。突然片方の耳が聞こえにくくなる突発性難聴は、早期治療が重要だと言われています。ですが病院で治療を受けたにもかかわらず、思うように聴力が回復しなかったという方も少なくありません。治療を続けても改善の兆しが見えず、医師から「これ以上の回復は難しい」と告げられたとき、どれほど不安な気持ちになるか想像に難くありません。

今回は、聴力が戻らないと診断された突発性難聴の患者さんに向けて、その理由や今後の選択肢についてお伝えしていきます。諦めるべきか、それとも別のアプローチを試すべきか、迷っている方の参考になれば幸いです。

院長:武智

治療の限界と向き合うのは本当につらいことですが、まだできることがあるかもしれません

目次

なぜ突発性難聴は聴力が回復しないことがあるのか

突発性難聴で聴力が回復するかどうかは、発症時の状態や治療開始のタイミングに大きく左右されます。統計的には約3分の1の患者さんが完全回復し、3分の1が部分的回復、残りの3分の1はほとんど改善が見られないとされています。つまり3人に1人は、残念ながら治療を受けても聴力が十分に戻らないという現実があるのです。

回復しにくい要因として知られているのは、発症時の聴力レベルが非常に悪かった場合、めまいを伴っていた場合、治療開始が遅れた場合などです。特に発症から48時間以内、遅くとも2週間以内に治療を始めることが望ましいとされていますが、最初は軽い耳の違和感程度で気づかず、受診が遅れてしまうケースも多いのが実情です。内耳の細胞は一度ダメージを受けると再生しにくく、時間が経つほど固定化してしまうため、早期治療が何より重要になります。

また高齢の方や糖尿病・高血圧などの基礎疾患を持つ方は、血流の問題を抱えやすく予後が良くない傾向があります。内耳への血流が不足すると酸素や栄養が届かず、細胞の回復力が低下してしまうのです。

病院での標準治療とその限界

突発性難聴の標準的な治療は、ステロイド剤の全身投与や鼓室内注入、血流改善薬の点滴などが中心となります。これらは発症直後の炎症を抑え、内耳への血流を改善する目的で行われます。多くの患者さんが入院または通院で点滴治療を受け、安静にしながら回復を待つことになります。

しかしステロイド治療は発症後2週間程度までが最も効果的とされており、それを過ぎると効果が薄れていきます。1ヶ月以上経過してから治療を始めた場合、残念ながら改善の可能性は大きく下がってしまうのです。また個人差も大きく、同じ治療を受けても回復する人としない人がいるのが現実です。

医療機関では基本的に薬物療法が中心で、それ以上のアプローチが難しいという限界もあります。症状が固定してしまった後は「経過観察」となり、補聴器の使用を勧められることがほとんどです。患者さんとしては「本当にもう何もできないのか」という思いを抱えながら、医師の言葉を受け入れざるを得ない状況に置かれます。

聴力が戻らなかった後の選択肢

聴力の回復が難しいと診断された後も、生活の質を保つための選択肢はいくつか存在します。最も一般的なのは補聴器の使用です。片耳だけの難聴でも、会議や電話での聞き取りに支障が出るため、補聴器によって日常生活の不便さを軽減できます。最近の補聴器は性能が向上しており、自然な聞こえに近づけることが可能になってきました。

また重度の難聴の場合は人工内耳という選択肢もあります。これは内耳に電極を埋め込んで聴覚神経を直接刺激する装置で、適応条件を満たせば保険適用で手術を受けることができます。ただし全ての方に適しているわけではなく、専門医による詳しい検査と相談が必要です。

日常生活での工夫も大切です。聞こえにくい側を壁につけて座る、会話する相手に聞こえる側に立ってもらう、静かな環境で話すなど、ちょっとした配慮で聞き取りやすさは変わります。家族や職場の理解を得ることも、ストレスを減らすために重要なポイントです。

鍼灸治療という選択肢について

病院での治療で改善が見られなかった場合でも、鍼灸治療という別のアプローチを試す価値はあります。鍼灸は内耳への血流を改善し、自律神経のバランスを整えることで、体の自然治癒力を高めていく治療法です。西洋医学とは異なる視点から体全体を診て、突発性難聴の背景にある問題に働きかけていきます。

突発性難聴では内耳の血流不足が大きな問題となりますが、鍼灸では耳周辺のツボだけでなく、首や肩の筋肉の緊張をほぐし、顎関節の動きを改善することで血流を促します。顎関節と内耳は解剖学的に密接な関係があり、顎の緊張が内耳の血流に影響を与えることが知られています。病院では耳鼻科と口腔外科が別々に診察するため、この関連性に気づかれにくいのです。

当院では発症から1ヶ月以内であれば改善の見込みがあり、1週間以内に治療を開始できればさらに理想的だと考えています。ただし発症から時間が経過している場合でも、完全に諦める必要はありません。聴力の完全回復は難しくても、耳鳴りやめまいといった随伴症状の軽減、残された聴力の維持、生活の質の向上といった目標に向けて取り組むことができるからです。

当院での治療の進め方

当院では突発性難聴の治療にあたり、まず聴力検査(オージオグラム)のデータを参考にしながら、現在の状態を客観的に把握していきます。検査結果と症状を照らし合わせることで、一人一人に合わせた治療計画を立てることができます。

治療の柱は内耳への血流改善、顎関節の調整、首や肩のこりの解消です。耳周辺や全身のツボに鍼を施すことで、筋肉の緊張を解き、必要な酸素や栄養が内耳に届くよう促していきます。顎の動きは全身のバランスと関わっているため、体全体を診ながら調整していく必要があります。

治療頻度は症状の程度によりますが、早く確実に血流を取り戻すため週2〜3回の施術をお勧めしています。治療期間は1〜3ヶ月程度を目安とし、5〜10回の施術で改善の兆しが現れた場合は継続することで効果が期待できます。耳鳴りやめまいを伴う場合は、週1〜2回の通院が必要です。

聴力が戻らないことへの心のケア

突発性難聴で聴力が回復しないという現実は、患者さんにとって大きな精神的ショックとなります。「なぜ自分だけが」「もっと早く病院に行けば」と自分を責めてしまう方も少なくありません。仕事や日常生活への不安、家族や同僚とのコミュニケーションの困難さが重なり、孤独感や焦燥感に苛まれることもあるでしょう。

大切なのは、まず現実を受け入れながらも希望を持ち続けることです。完全な回復は難しくても、生活の工夫や適切なサポートによって、以前とは違う形で充実した日々を送ることは可能です。同じ悩みを抱える患者会やオンラインコミュニティに参加することで、情報交換や気持ちの共有ができ、心が軽くなることもあります。

家族や周囲の理解を得ることも重要です。聞こえにくさは外から見えにくい障害のため、周りの人に理解してもらいにくい面があります。自分の状況を率直に伝え、具体的にどのようなサポートが必要かを説明することで、周囲も協力しやすくなります。

予防と再発について知っておくべきこと

突発性難聴の再発はまれですが、ゼロではありません。同じ耳や反対側の耳に再び発症することもあるため、予防のための生活習慣を見直すことが大切です。

まずストレスや疲労の蓄積を避けることです。突発性難聴の発症には、過労や精神的ストレスが関与していると考えられています。十分な睡眠時間を確保し、規則正しい生活リズムを保つことが基本となります。仕事が忙しくても、意識的に休息の時間を作るようにしましょう。

血流を良好に保つことも重要です。適度な運動習慣を持ち、体を動かすことで全身の血行が改善されます。激しい運動である必要はなく、ウォーキングやストレッチなど、無理なく続けられるものを選びましょう。また喫煙は血管を収縮させるため、できる限り控えることをお勧めします。

食生活では塩分を控えめにし、バランスの良い食事を心がけます。高血圧や糖尿病などの生活習慣病は内耳の血流に悪影響を与えるため、基礎疾患がある方は適切にコントロールすることが予防につながります。

まとめ:一人で抱え込まずに相談してください

突発性難聴で聴力が戻らないという診断を受けたとき、多くの方が深い落胆と不安を感じます。治療の限界を告げられ、これからどう生きていけばいいのか途方に暮れることもあるでしょう。しかし現実を受け入れながらも、まだできることがあるという希望を持つことが大切です。

病院での標準治療で改善が見られなくても、鍼灸治療という選択肢や、補聴器などの補助具、日常生活の工夫によって、生活の質を保つことは可能です。完全な回復は難しくても、残された聴力を維持し、随伴症状を軽減させることで、以前とは違う形で充実した日々を送れます。

何より大切なのは、一人で悩みを抱え込まないことです。同じ境遇の方と情報を共有したり、専門家に相談したりすることで、新しい道が開けることがあります。あなたの不安や疑問に寄り添い、一緒に最善の方法を考えていくことが私たちの役目です。どんな小さなことでも構いませんので、いつでもお気軽にご相談ください。


院長:武智

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