
院長:武智お気軽にご相談ください!
こんにちは、たけち鍼灸整体院・名古屋名東院のたけちです。突然耳が聞こえにくくなり、病院で診断を受けたばかりの方や、これから治療を始めようとしている方から「薬の副作用が心配で」というご相談をいただくことが増えています。医師から処方箋を受け取ったものの、服用前に不安になるお気持ちはとてもよくわかります。突発性難聴の治療には、主にステロイド薬が使われますが、その効果と同時に副作用についてもしっかり理解しておきたいですよね。
今回は、治療を受けるうえで知っておくべき副作用の知識と、不安を少しでも軽くするための情報をお伝えしていきます。一人で悩まず、正しい知識を持って治療に臨んでいただければと思います。


薬の副作用は誰でも心配になるものですが、正しく知ることで安心につながります
突発性難聴の治療では、内耳の炎症を抑え、血流を改善するために、ステロイド薬が第一選択として使用されます。代表的な薬としては、プレドニゾロンやデキサメタゾンといった薬が処方されることが多く、これらは炎症を素早く抑える効果が期待できます。治療開始が早ければ早いほど、聴力回復の可能性が高まると言われているため、診断を受けたらすぐに服用を始めることが推奨されています。
ステロイド薬には、内服薬だけでなく点滴や鼓室内注射という方法もあります。内服薬は自宅で服用できる手軽さがありますが、全身に作用するため副作用が出やすい面もあります。一方で鼓室内注射は、耳の中に直接薬を届けるため、全身への影響を抑えながら治療できるメリットがあります。医師と相談しながら、自分に合った治療法を選ぶことが大切です。
また、ステロイド薬と併用して、ビタミンB12製剤や血流改善薬が処方されることもあります。これらは神経の修復を助けたり、内耳への血流を促進したりする働きがあります。複数の薬を組み合わせることで、治療効果を高める狙いがあるのです。
ステロイド薬を服用すると、どのような副作用が現れるのでしょうか。多くの方が気にされるのは、胃の不快感や胃痛です。ステロイドは胃の粘膜を刺激しやすいため、胃もたれや吐き気を感じることがあります。そのため、医師は胃薬を一緒に処方することが一般的です。空腹時を避けて食後に服用することで、胃への負担を減らせます。
血糖値の上昇も注意が必要な副作用のひとつです。ステロイドはインスリンの働きを弱めるため、血糖値が高くなりやすくなります。特に糖尿病の既往がある方や、血糖値が境界域にある方は、治療中の血糖管理が重要です。医師に既往歴を伝え、必要に応じて血糖値のモニタリングを行いながら治療を進めていきます。
その他にも、不眠や気分の変動、むくみ、血圧の上昇といった症状が現れることがあります。夜に薬を飲むと眠れなくなることもあるため、服用時間を朝や昼にずらすと改善することもあります。また、顔や手足がむくみやすくなる方もいますが、これは体内に水分や塩分が溜まりやすくなるためです。塩分を控えめにすることで、症状を和らげられることがあります。
突発性難聴の治療で使われるステロイドは、多くの場合1週間から2週間程度の短期間です。長期間にわたってステロイドを使用する場合には、骨粗鬆症や免疫力の低下といった深刻な副作用が心配されますが、短期間であればそのリスクは大幅に低くなります。実際に、多くの患者さんは大きな副作用を感じることなく治療を終えられています。
ただし、短期間であっても体質や既往症によっては注意が必要です。糖尿病、高血圧、胃潰瘍、緑内障などの持病がある方は、事前に医師へしっかりと伝えておくことが重要です。医師は患者さんの状態に応じて、薬の種類や量を調整したり、代替治療を提案したりすることができます。
また、ステロイド治療の効果を最大限に引き出すためには、指示された通りに正しく服用することが大切です。自己判断で薬をやめたり、量を減らしたりすると、治療効果が得られないだけでなく、症状が悪化する恐れもあります。不安なことがあれば、まず医師や薬剤師に相談してください。
もし治療中に副作用を感じたら、どうすればよいのでしょうか。まずは我慢せず、早めに医師に相談することが大切です。胃の不調が続く場合は胃薬の追加や変更、血糖値が上がった場合には血糖降下薬の調整など、適切な対処法があります。副作用を放置せず、医療者とコミュニケーションを取りながら治療を進めることが安心につながります。
軽い副作用であれば、生活習慣の工夫で改善できることもあります。例えば、不眠を感じる場合は日中に適度な運動を取り入れたり、就寝前のスマートフォンの使用を控えたりすることで、睡眠の質を高められます。むくみが気になる方は、塩分を控えた食事を心がけ、水分の摂り過ぎにも注意しましょう。
また、ストレスや不安が副作用を強く感じさせることもあります。治療中は心身ともに負担がかかりやすい時期ですから、リラックスできる時間を意識的に作ることも大切です。深呼吸や軽いストレッチ、好きな音楽を聴くなど、自分なりのリラックス方法を見つけてください。
病院での治療と並行して、鍼灸治療を受けることで副作用を和らげたり、治療効果を高めたりすることが期待できます。鍼灸は体全体のバランスを整え、内耳への血流を改善する働きがあります。ステロイド治療だけでは届かない部分に、やさしくアプローチしていくのが鍼灸の特徴です。
実際に当院では、耳鼻科でのステロイド治療と鍼灸治療を併用することで、聴力の回復が早まったケースや、副作用が軽く済んだという声をいただいています。鍼灸治療は自律神経のバランスを整える効果もあるため、不眠やストレスといった副作用にも対応できます。
また、首や肩のこりを解消することで、内耳への血流がスムーズになり、治療効果が高まることもあります。顎関節の調整も突発性難聴の改善には重要な要素です。病院では耳は耳鼻科、顎は口腔外科と別々に診るため、全身を診る鍼灸師だからこそ気づける視点があります。
副作用が心配で治療をためらう気持ちもよくわかります。ですが、突発性難聴は時間との勝負とも言われる病気です。発症から治療開始までの時間が短いほど、聴力が回復する可能性は高くなります。逆に放置してしまうと、聴力が戻らないまま固定してしまうリスクもあります。
副作用はたしかに気になるものですが、短期間の治療であれば深刻な問題になることは少ないです。医師はあなたの体の状態を見ながら、最適な治療法を提案してくれます。不安なことは遠慮せずに伝え、納得したうえで治療を始めることが大切です。
また、治療を受けるかどうかの判断は、情報を集めたうえで自分自身が決めることです。医師の説明だけでなく、信頼できる情報源から知識を得て、自分に合った選択をしてください。どんな小さな疑問でも、治療前にしっかり解消しておくことが、安心して治療を受けるための第一歩です。
突発性難聴の治療において、ステロイド薬の副作用は誰もが気になるところですが、短期間の使用であれば多くの方が大きな問題なく治療を終えられています。胃の不快感や血糖値の上昇、不眠といった副作用が出ることもありますが、医師と相談しながら適切に対処することで、安心して治療を進められます。
何より大切なのは、早期に治療を始めることです。副作用を恐れて治療を先延ばしにすると、聴力回復のチャンスを逃してしまうかもしれません。病院での治療と並行して、鍼灸治療などの補完的なアプローチも検討することで、より安心して治療に臨めるでしょう。
もし今、薬の副作用について不安を感じているなら、一人で悩まずに専門家に相談してください。私たちも、病院での治療と並行しながら、体全体のバランスを整えるお手伝いをしています。どんなお悩みでも、お気軽にご相談いただければと思います。あなたの聴力と健康を守るために、一緒に最善の方法を見つけていきましょう。

