五十肩

肩の痛みとは

肩の痛みとは、肩関節やその周辺に起こる痛みや違和感、動きにくさのことを指します。腕を上げたり回したりする動作で痛みが強くなり、日常生活の様々な場面で支障が出やすくなります。

症状の程度は人によって大きく異なり、軽度の違和感から激痛まで幅広く現れます。朝起きたときや長時間同じ姿勢を続けた後に痛みが強くなることも多いです。

現代社会のデスクワークの増加や運動不足を反映して、肩の痛みに悩む人は年々増加しています。かつては中高年に多いとされていましたが、最近では若年層の患者も増えています。

肩の痛みを放置すると、関節が硬くなり動かせる範囲が狭くなる「拘縮」が進行し、日常生活動作がさらに困難になります。痛みで肩を動かさなくなることで筋肉も弱り、症状が慢性化しやすくなります。

最悪の場合、肩の関節がほとんど動かなくなり、洗濯物を干す、髪を結ぶなどの動作が自力でできなくなることもあります。睡眠の質も低下し、慢性的な疲労感に悩まされることも少なくありません。

痛みによる精神的ストレスや社会的孤立などの二次的な問題が発生する可能性もあります。両肩に症状が広がった場合は、日常生活に重大な支障をきたすこともあるでしょう。早期の適切な対応が非常に重要です。

肩の痛みの原因

病院では異常がないと言われても、肩の痛みが収まらないという人が近年増え続けています。

また、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、肩の痛みの原因はひとつに断定できるものではないということです。

肩の痛みは複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

肩の痛みはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。特に加齢により肩の腱や関節包が硬くなりやすくなり、炎症が起こりやすくなることが主な要因と考えられています。

運動不足や悪い姿勢により肩に負担がかかる状態が続くと、筋肉や腱が傷みやすくなります。また、スポーツや重労働で肩を無理に使うことで発症するケースも多く見られます。

ケガや手術後などで肩を動かさない期間があると発症リスクが高まります。糖尿病などの基礎疾患がある場合も、肩関節周囲炎の発症リスクが上がることが知られています。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず、肩の痛みの改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

肩の痛みを引き起こす特有の身体の反応

肩の痛みでは、筋肉や腱、関節包の炎症や血流障害、神経の圧迫など多様な反応が関係しています。過度のストレスや疲労により自律神経が乱れると、肩周辺の血流が減少し、組織の修復が遅れることがあります。

また、首や背中の筋肉の緊張は、肩関節の動きに大きく影響します。肩甲骨の動きが制限されると、肩関節に過度な負担がかかり、痛みや可動域制限の原因となることも。

姿勢の悪化により肩関節の位置がずれると、周辺の筋肉や腱に不自然な負荷がかかります。特に前かがみの姿勢が続くと、肩関節前方の組織に炎症が起こりやすくなります。

長期間の痛みにより、痛みを避けるための代償動作が身につくと、他の部位にも負担がかかり、症状が複雑化することがあります。

肩の痛みに特化した当院での鍼灸整体治療

肩の痛みへの対応として当院のアプローチ

通院について

肩の痛みでは、早く確実に肩周辺の血流を取り戻すため、初期は週に2〜3回の施術が必要です。血流が不足した状態が続くと、炎症が慢性化し、関節の拘縮が進行して回復が難しくなります。

そのため、症状が出てから治療を開始するまでの時間が短いほど、効果が高くなります。発症から3ヶ月以内であれば、改善の見込みがあります。もし1ヶ月以内に治療を開始できれば、さらに理想的です。

治療期間は症状の程度や発症からの期間によって異なりますが、一般的には2〜6ヶ月程度です。初期の集中治療で症状が改善してきたら、徐々に通院間隔を空けていきます。

当院の特徴

国家資格の鍼灸あん摩マッサージ師である院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

肩の痛みの改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで院長が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。肩の痛みは全身をみる専門家で鍼灸師にお任せください。

肩の痛みに関するQ&A

肩の痛みは自然に治りますか？

時間とともに改善することもありますが、放置すると関節が硬くなりやすいため、適切なリハビリや治療が推奨されます。特に早期治療では改善率が高く、症状の固定化を防ぐことができます。

肩の痛みの人がやってはいけないことは？

無理に肩を動かしたり、痛みを我慢して運動を続けるのは避けましょう。自己流のストレッチも悪化の原因になります。また、長時間同じ姿勢を続けることも症状を悪化させる可能性があります。

肩の痛みと肩こりの違いは何ですか？

肩こりは筋肉の緊張によるもので、肩の痛みは関節や腱の異常が原因の場合が多いです。肩の痛みは動作時に強くなり、可動域制限を伴うことが特徴です。

再発する可能性はありますか？

加齢や生活習慣、姿勢の悪さなどが影響し、再発しやすい傾向があります。適切な治療と生活習慣の改善、定期的なメンテナンスが再発予防に重要です。

肩の痛みに苦しめられていた皆さまも、当院で鍼灸整体の施術を受けて、このような変化がありました。

自律神経系に直接アプローチする鍼灸整体治療は肩の痛みに対して非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

専門的な知識も必要になるため、肩の痛みを自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。肩の痛みは早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。