顔面神経麻痺

顔面神経麻痺とは

顔面神経麻痺とは、顔の表情を作る筋肉をコントロールする神経に障害が起こり、顔の片側または両側の筋肉が思うように動かなくなる病気です。多くの場合は片側のみに症状が現れます。

顔が左右非対称になったり、目を閉じにくくなったり、口の動きが悪くなったりします。表情筋だけでなく、涙や唾液の分泌、味覚、聴覚にも影響を与えることがある疾患です。

年間発症率は人口10万人あたり約20-30人程度とされており、日本全体で年間約2万5千人から3万8千人の新規患者が発生しています。特にベル麻痺と呼ばれる特発性顔面神経麻痺が最も多く、全体の約70-80%を占めています。

顔面神経麻痺を放置すると、6ヶ月を過ぎても回復しない場合は後遺症が残る可能性が高くなります。具体的には、目と口が同時に動いてしまう病的共同運動が起こることがあります。

顔のひきつりやけいれん、食事の際に涙が出るワニの涙症候群、口を動かすと耳鳴りがするアブミ骨筋性耳鳴などの後遺症が生じる恐れがあります。また、目を完全に閉じられないことで角膜が乾燥し、視力障害を引き起こすリスクもあります。

コミュニケーション障害により、社会生活や仕事に支障をきたすケースも多く見られます。外見の変化による精神的苦痛から、うつ状態や社会的孤立などの二次的な問題が発生する可能性もあります。早期の適切な対応が非常に重要です。

顔面神経麻痺の原因

病院では異常がないと言われても、顔面神経麻痺が収まらないという人が近年増え続けています。

また、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、顔面神経麻痺の原因はひとつに断定できるものではないということです。

顔面神経麻痺は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

顔面神経麻痺はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。この複数の原因が引き金となり、顔面神経の腫れや血流障害、神経伝達の阻害などが発生し、顔面神経麻痺が発症します。

それは人によって違い、単に薬物療法だけでは、全ての問題は取り切れません。1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず、顔面神経麻痺の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

顔面神経麻痺を引き起こす特有の身体の反応

顔面神経麻痺では、顔面神経の炎症や腫れによって神経の伝達機能が阻害されます。この状態では、神経周囲の血流が悪化し、酸素や栄養の供給が不足することで神経の回復が妨げられます。

また、顔面の筋肉が動かなくなることで、筋肉の萎縮や関節の可動域制限が起こります。特に顎関節の動きが制限されると、顔面全体の血流がさらに悪化し、回復を遅らせる要因となります。

首や肩の筋肉の緊張も顔面神経麻痺の回復に大きく影響します。これらの筋肉の緊張は顔面への血流を阻害し、神経の修復を妨げる重要な要因となっています。

全身のバランスの崩れが顔面神経の回復を阻害する複雑な身体反応を引き起こしているのです。

顔面神経麻痺に特化した当院での鍼灸整体治療

顔面神経麻痺への対応として当院のアプローチ

通院について

顔面神経麻痺では早く確実に顔面神経の血流を取り戻すため週に2-3回の施術が必要です。血流が不足した状態が続くと、神経細胞の機能回復が困難になります。

そのため、症状が出てから鍼治療を開始するまでの時間が短いほど、有効性が高くなります。発症から1週間以内であれば、改善の見込みが高くなります。もし、72時間以内に治療を開始できれば、さらに理想的と言えます。

治療期間は症状の程度により1-6ヶ月です。軽症の場合は週1-2回の通院で、3-10回の施術で改善の兆しが現れた場合は、継続すると改善を見込めます。

当院の特徴

国家資格の鍼灸あん摩マッサージ師である院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

顔面神経麻痺の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで院長が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。顔面神経麻痺は全身をみる専門家で鍼灸師にお任せください。

顔面神経麻痺に関するQ&A

顔面神経麻痺は自然に治りますか？

軽症から中等症の場合、適切な治療により多くの患者が1-3ヶ月で回復します。しかし重症例では6ヶ月以上かかることもあり、後遺症が残る可能性もあります。自然治癒に頼らず、早期の専門的な治療が重要です。

顔面神経麻痺の人がやってはいけないことは？

強い顔面マッサージや低周波刺激、無理な表情運動は避けてください。これらは後遺症を悪化させる可能性があります。また目が閉じにくい場合は目の保護が重要です。

どのくらいの期間で回復しますか？

軽症は1ヶ月以内、中等症は1-3ヶ月、重症は3-6ヶ月程度が目安です。ただし個人差があり、治療開始時期や症状の程度により回復期間は変わります。

後遺症が残る可能性はどのくらいですか？

適切な早期治療により約80-90%の患者が良好な回復を示します。しかし重症例や治療が遅れた場合は後遺症が残るリスクが高くなります。

顔面神経麻痺に苦しめられていた皆さまも、当院で鍼灸整体の施術を受けて、このような変化がありました。

自律神経系に直接アプローチする鍼灸整体治療は顔面神経麻痺に対して非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

専門的な知識も必要になるため、顔面神経麻痺を自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。顔面神経麻痺は早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。