膝痛

膝痛とは

膝痛とは、膝関節やその周辺に生じる痛みのことで、特に中高年に多く見られる症状です。立ち上がる時や歩き始め、階段の上り下りなどの動作時に痛みを感じることが特徴的です。単なる一時的な痛みから、慢性的な痛みまで様々な状態があります。

厚生労働省の調査によると、60歳以上で膝痛を患っている人は約3,000万人と推定されており、これは日本人の全人口の4人に1人に相当します。60代、70代の2人に1人が膝の痛みを抱えており、40代でも約4割が膝の痛みを感じているという調査結果があります。

変形性膝関節症の有病率は60歳以上の男性で45%、女性では70%にも上るとされています。日本人は膝の内側に痛みが生じる内側型が9割を占めるという特徴があります。

膝痛を放置すると、症状は徐々に悪化していきます。初期は動き始めの痛みだけでしたが、次第に歩行時にも痛みを感じるようになります。そして、痛みが慢性化すると、日常生活での動作がさらに制限されるようになります。

膝関節の変形が進行すると、歩行困難になる可能性も出てきます。膝が曲がりきらなくなり、正座やしゃがむ動作ができなくなることも珍しくありません。さらに進行すると、膝の骨壊死を合併し、突然の激痛を経験することもあります。

痛みによる活動制限から筋力低下が進み、さらに症状が悪化する悪循環に陥ります。最悪の場合、要介護状態になることもあります。厚生労働省の調査では「要支援」となる要因の第一位が「関節疾患」となっています。

膝痛の原因

膝痛の原因は多岐にわたります。代表的なものは次の通りです

また、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、膝痛の原因はひとつに断定できるものではないということです。

膝痛は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

膝痛はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。加齢により膝関節の軟骨がすり減り、骨と骨が直接こすれ合うことで痛みが生じます。また、体重過多により膝関節への負担が増大し、軟骨の摩耗を早める原因となります。

膝周りの筋肉が弱くなると関節の安定性が失われ、膝への負担が増加します。不適切な運動や事故による膝への衝撃が、軟骨や靭帯の損傷を引き起こすこともあります。1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

男女による違いもありますし、一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず、膝痛の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

膝痛への対応として病院や一般の整体院では次のようなものが一般的です。

対処法のデメリット

薬物療法

長期使用による胃腸障害や腎機能障害などの副作用リスクがあり、根本的な解決にはなりません。

ヒアルロン酸注入

効果は一時的（3〜6ヶ月程度）で、定期的な注射が必要です。また、注入時の痛みや稀にアレルギー反応が生じることがあります。

リハビリテーション

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な取り組みが必要です。適切な負荷設定がなければ症状が悪化する可能性もあります。

手術療法

侵襲性が高く、回復までに時間がかかります。また、人工関節の耐用年数（10〜15年程度）や術後感染のリスクもあります。

膝痛を改善するために

どれだけ多くの治療法を試しても、それが原因を取り違えたまま進められる治療だとすれば改善など見込めません。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、一人ひとり異なる膝痛の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院のアプローチ

膝痛の症状は一人ひとり異なり、原因もさまざまです。当院では、まず丁寧なカウンセリングと検査を通して、どこに問題があるのかを徹底的に探ります。

当院は鍼灸整体治療により直接的に自律神経系に働きかけます。

鍼灸師は皮膚の状態から疾病を読み取り、背骨の間から内臓や身体をコントロールする神経の専門家です。神経の出口である皮膚や背骨の動きによる筋肉のコリ、可動域、姿勢、画像を細かく分析し、全身の状態を把握し、血流改善や炎症反応の除去、自律神経の障害や自己治癒力の低下がみられる箇所をピンポイントで改善します。

膝痛を改善するための重要なポイント

残念ながら、病院や一般的な治療院は画一的な検査、投薬・治療に終始しています。しかし、症状の一時的な軽減を得られても他の不調やだるさが出れば意味がありません。

私たちは常に身体全体を俯瞰しながら治療を進めます。

膝痛の治療については「木を見て森を見ず」では足りません。重要なのは「木も森も同時に見る」ことであり、身体全体の状態を把握しつつも、全身の血流改善や炎症反応の除去、自律神経の障害や自己治癒力の低下がみられる箇所をピンポイントに改善していく必要があります。

当院の特徴

国家資格の鍼灸あん摩マッサージ師である院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

膝痛の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで院長が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。膝痛は全身をみる専門家で鍼灸師にお任せください。

膝痛に関するQ&A

膝痛は自然に治りますか？

膝痛の原因によって異なります。軽度の捻挫や打撲なら自然治癒も期待できますが、変形性膝関節症など進行性の疾患では自然治癒は難しいでしょう。早期の適切な対処が重要で、放置すると症状が悪化する可能性があります。鍼灸治療と適切な生活習慣の改善で多くの方が症状の軽減を実感されています。

膝痛の人がやってはいけないことは何ですか？

過度な負荷をかける動作（重いものを持つ、長時間の立ち仕事、ジャンプなど）は避けるべきです。また、正座や長時間のしゃがみ込み、膝を曲げたままの姿勢も膝に負担をかけます。痛みを我慢して無理に動かし続けることも症状を悪化させる原因になるので注意が必要です。

膝痛に効く食べ物や栄養素はありますか？

抗炎症作用のある食品（青魚に含まれるオメガ3脂肪酸、ウコンのクルクミンなど）や、軟骨の材料となるグルコサミン・コンドロイチンを含む食品が効果的です。また、体重管理も重要なので、バランスの良い食事を心がけましょう。当院では個々の状態に合わせた栄養指導も行っています。

■膝痛に鍼灸治療は効果がありますか？

変形性膝関節症と診断されたら必ず手術が必要ですか？

いいえ、必ずしも手術が必要というわけではありません。変形性膝関節症の多くは、保存療法（薬物療法、リハビリ、鍼灸治療など）で症状の改善が期待できます。手術は保存療法で十分な効果が得られない重度の場合に検討される選択肢の一つです。当院では手術を避けたい方に向けた総合的なアプローチを提供しています。

膝痛に苦しめられていた皆さまも、当院で鍼灸整体の施術を受けて、このような変化がありました。

筋骨格系に直接アプローチする鍼灸整体治療は膝痛に対して非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

専門的な知識も必要になるため、膝痛を自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。膝痛は早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。