コロナ後遺症

コロナ後遺症とは

コロナ後遺症とは、新型コロナウイルス感染症から回復した後も、長期間にわたって様々な症状が持続する状態です。WHOの定義によると「新型コロナウイルス感染後、通常3ヶ月以内に発症し、少なくとも2ヶ月以上持続し、他の疾患では説明できない症状」とされています。一般的に「Long COVID（ロングコビッド）」とも呼ばれています。

症状は多岐にわたり、倦怠感や息切れ、集中力低下、記憶障害などが代表的です。これらの症状は日常生活や仕事に大きな影響を与えることがあります。感染時の重症度に関わらず発症する可能性があり、軽症だった方でも後遺症に悩まされるケースが少なくありません。

厚生労働省の調査によると、新型コロナウイルス感染症により入院した患者を対象とした追跡調査では、診断から12ヶ月後でも約30％の方に後遺症が認められています。また、感染者全体では約6〜20％に後遺症が発生するとされており、日本全国で相当数の方が悩まされていると推測されます。

コロナ後遺症を放置すると、様々な問題が生じる可能性があります。長期的な倦怠感や集中力低下により、仕事や学業のパフォーマンスが著しく低下し、キャリアに影響を及ぼす恐れがあります。運動能力の低下が続くことで、筋力が衰え、さらに体力が低下するという悪循環に陥ることも考えられます。

睡眠障害が続くことで自律神経の乱れが悪化し、うつや不安症などの精神疾患を発症するリスクも高まります。社会的な活動や人間関係が制限され、孤立感や喪失感を強める可能性もあるでしょう。症状が長期化することで、慢性疲労症候群や線維筋痛症などの他の慢性疾患に移行するリスクも指摘されています。

特に注意すべきは、症状を我慢して無理を続けることで、回復がさらに遅れる可能性があることです。早期に適切な対応を行うことが、コロナ後遺症からの回復には重要となります。放置せずに専門家に相談し、適切なケアを受けることをお勧めします。

コロナ後遺症の原因

当院にはコロナ後遺症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、コロナ後遺症の原因はひとつではないということです。

腰痛の原因として次のものが挙げられます。

コロナ後遺症はこのように複数の要因が複雑に絡み合って起こる症状です。

コロナ後遺症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。特に内耳の血流不足や自律神経の乱れが、めまいや倦怠感、集中力低下などの症状につながると考えられています。また、栄養バランスの乱れや睡眠の質の低下も症状を悪化させる要因となります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。コロナ後遺症は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

コロナ後遺症への対応として、次のようなものが一般的です。

対処法のデメリット

薬物療法

根本的な原因に対するアプローチではないため、薬の効果が切れると症状が再発することが多く、長期的な解決にはなりにくいです。また、ステロイド薬の長期使用による副作用のリスクもあります。

漢方薬による治療

体質に合わない漢方薬を使用すると逆効果になる可能性があり、専門的な知識を持つ医師の処方が必要です。また、効果が現れるまでに時間がかかることが多いです。

心理療法・カウンセリング

身体症状の根本原因が心理的なものでない場合、効果が限定的です。また、定期的な通院が必要で、時間と費用がかかります。

リハビリテーション

効果が出るまでに時間がかかり、初期段階では症状が悪化することもあります。また、適切な負荷設定が難しく、専門家の指導が必要です。

コロナ後遺症を改善するために

まずはあなたのコロナ後遺症の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

私たちは常に身体全体を俯瞰しながら治療を進めます。

コロナ後遺症は原因が明確でない場合が多く、複合的な要因が絡み合っています。そのため、症状の一時的な緩和だけでなく、根本的な改善を目指すためには、全身のバランスを整えるアプローチが重要です。当院では鍼灸治療を中心に、東洋医学の視点から身体全体を診ていきます。

特に自律神経系の乱れは多くのコロナ後遺症の症状と関連しています。鍼灸治療は自律神経のバランスを整え、血流を改善する効果があります。内耳や脳への血流が改善されることで、めまいや集中力低下などの症状が緩和されることが期待できます。

また、当院では栄養面からのアプローチも重視しています。免疫機能をサポートするビタミンやミネラルの摂取状況を確認し、必要に応じて食事指導を行います。さらに、適切な休息と活動のバランス（ペーシング）についてもアドバイスし、無理なく回復できるようサポートします。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、コロナ後遺症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

３つの国家資格をもつ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院でコロナ後遺症が改善する理由

コロナ後遺症の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。首や腰の周辺箇所の検査が最も重要であり、その理由は首や背中から神経が伸びているからです。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。

コロナ後遺症のQ＆A

コロナ後遺症は自然に治りますか？

多くの場合、時間の経過とともに症状は徐々に改善していきますが、完全に回復するまでの期間は個人差があります。厚生労働省のデータでは、12ヶ月経過後も約30％の方に症状が残っているとされています。自然治癒を待つだけでなく、適切なケアを行うことで回復を早めることができます。

コロナ後遺症の人がやってはいけないことはありますか？

過度な運動や無理な活動は症状を悪化させる可能性があります。特に倦怠感が強い時は「ペーシング」と呼ばれる活動と休息のバランスを取ることが重要です。また、睡眠不足やストレスの蓄積、アルコールの過剰摂取も症状を悪化させる要因となるため注意が必要です。

鍼灸治療はコロナ後遺症に効果がありますか？

鍼灸治療は自律神経のバランスを整え、血流を改善する効果があります。コロナ後遺症による倦怠感や自律神経症状、睡眠障害などに対して効果が期待できます。当院では患者さん一人ひとりの症状や体質に合わせた鍼灸治療を提供し、多くの方の症状改善をサポートしています。

コロナ後遺症で悩まされていた皆さまも、当院で鍼灸整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の鍼灸整体治療とコロナ後遺症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

コロナ後遺症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。