ナルコレプシー（居眠り病）

ナルコレプシー（居眠り病）とは

ナルコレプシーは、時間や場所を問わず突然強い眠気に襲われる睡眠障害です。通常の眠気とは異なり、十分な睡眠をとっていても症状は改善しません。会議中や運転中など不適切な場面で突然眠り込んでしまうことが特徴です。

情動脱力発作（カタプレキシー）と呼ばれる、笑ったり驚いたりした時に突然体の力が抜けてしまう症状を伴うこともあります。また、入眠時の幻覚や睡眠麻痺（金縛り）などの症状も見られることがあります。

日本では10代から若年成人を対象とした調査で、患者さんの割合が0.16～0.59%と報告されています。これは米国や香港と比較して高い数値であり、日本人に多い可能性が指摘されています。

ナルコレプシーを放置すると、日常生活や仕事に深刻な影響が出ます。運転中や機械操作中に突然眠り込むことで事故を起こす危険性が高まるでしょう。また、集中力や生産性の低下、モチベーションの低下が続き、人間関係が損なわれることもあります。

社会的孤立や抑うつ状態に陥るリスクも高まり、精神的健康にも悪影響を及ぼします。適切な治療を受けずに症状が悪化すると、生活の質が著しく低下し、就労や学業の継続が困難になる可能性があります。

特に若年層で発症した場合、学業や将来のキャリア形成に支障をきたすことがあります。早期発見と適切な治療が重要です。

ナルコレプシー（居眠り病）の原因

病院では異常がないと言われても、ナルコレプシー（居眠り病）が収まらないという人が近年増え続けています。

また、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、ナルコレプシー（居眠り病）の原因はひとつに断定できるものではないということです。

ナルコレプシー（居眠り病）は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

風邪などの感染をきっかけに、免疫系がオレキシンを作る神経細胞を誤って攻撃し、オレキシン産生が低下する可能性も指摘されています。このように複雑な要因が関わるため、単に薬物療法だけでは根本的な解決が難しい場合があります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず、ナルコレプシー（居眠り病）の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

ナルコレプシー（居眠り病）を引き起こす特有の身体の反応

ナルコレプシーは頭部や首、肩の筋肉の緊張が高まり、脳への血流が滞りやすくなることも症状を悪化させる要因です。特に後頭部から首筋にかけての緊張は、脳幹部への圧迫につながり、睡眠・覚醒リズムの調整をさらに難しくします。

また内臓機能の低下も見られます。特に消化器系の機能低下は栄養吸収の効率を下げ、脳のエネルギー代謝に影響します。肝臓や腎臓の機能低下は、体内の毒素排出を妨げ、脳機能の低下を招きます。

さらに自律神経の乱れは、ホルモンバランスにも影響します。特に副腎や甲状腺のホルモン分泌の乱れは、エネルギー代謝や覚醒度に直接関わります。これらの身体反応が複雑に絡み合い、ナルコレプシーの症状を形成しています。

ナルコレプシー（居眠り病）に特化した当院での鍼灸整体治療

ナルコレプシー（居眠り病）への対応として当院のアプローチ

通院について

ナルコレプシーの症状改善には、継続的な施術が重要です。初期段階では週2回の通院をお勧めしています。症状の変化を細かく観察しながら、施術内容を調整していくためです。

約1ヶ月（8回程度）の施術で、日中の眠気の軽減や情動脱力発作の頻度減少などの変化が現れることが多いです。この時点で症状の改善が見られた場合は、週1回のペースに移行します。

その後、さらに2〜3ヶ月の施術を継続することで、症状の安定化を図ります。症状が安定してきたら、月2回程度の維持療法に移行することも可能です。

ナルコレプシーは完全に治癒することは難しい症状ですが、適切な施術と生活習慣の改善により、症状のコントロールが可能になります。

当院の特徴

国家資格の鍼灸あん摩マッサージ師である院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

ナルコレプシー（居眠り病）の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで院長が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。ナルコレプシー（居眠り病）は全身をみる専門家で鍼灸師にお任せください。

ナルコレプシー（居眠り病）に関するQ&A

ナルコレプシー（居眠り病）は自然に治りますか？

ナルコレプシーは通常自然治癒することはなく、慢性的な経過をたどります。しかし、適切な治療と生活管理によって症状をコントロールし、日常生活の質を大幅に改善することが可能です。

ナルコレプシー（居眠り病）の人がやってはいけないことは？

突然の睡眠発作のリスクがあるため、高所作業や危険な機械の操作、長時間の単独運転は避けるべきです。また、アルコールや睡眠薬の使用は症状を悪化させる可能性があります。不規則な生活リズムも症状を悪化させるため、規則正しい生活を心がけることが重要です。

仕事や学業を続けながら症状をコントロールすることは可能ですか？

可能です。適切な治療と生活管理によって多くの方が仕事や学業を続けています。計画的な短時間仮眠の導入、職場や学校での理解と配慮を得ること、症状が強い時間帯を避けた活動計画などの工夫が効果的です。当院では個々の生活スタイルに合わせた対策をご提案します。

ナルコレプシー（居眠り病）に苦しめられていた皆さまも、当院で鍼灸整体の施術を受けて、このような変化がありました。

自律神経系に直接アプローチする鍼灸整体治療はナルコレプシー（居眠り病）に対して非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

専門的な知識も必要になるため、ナルコレプシー（居眠り病）を自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。ナルコレプシー（居眠り病）は早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。