PPPD（持続性知覚性姿勢誘発めまい）

PPPD（持続性知覚性姿勢誘発めまい）とは

PPPDとは「持続性知覚性姿勢誘発めまい」のことで、2017年に新しく提唱されためまいの概念です。

急性のめまい発作の後、3ヶ月以上にわたって「ふわふわ感」や「不安定感」が続く状態を指します。特徴的なのは、立ったり歩いたりする時、乗り物に乗った時、複雑な模様や動きのある映像を見た時に症状が悪化することです。

耳や脳に明らかな異常がなく、機能性疾患（臓器に異常はないが症状だけがある状態）と考えられています。

慢性めまいの原因としてPPPD

PPPDは比較的新しい疾患概念であるため、正確な患者数の統計はまだ十分に整備されていません。しかし、一般的に3ヶ月以上症状が持続するめまいを「慢性めまい」と呼び、その原因としてPPPDが最も多く、約40％を占めると言われています。日本全体では慢性めまいに悩む患者は相当数存在すると推測されますが、PPPDという診断名が比較的新しいため、正確な患者数は把握されていないのが現状です。

PPPDを放置すると、症状は自然に改善することが少なく、長期間にわたって生活の質が低下し続けます。特に無治療の場合、約75%の患者が不安症やうつ病を続発し、症状が長期化する傾向があります。

日常生活では、外出や仕事、趣味などの活動が制限され、社会的孤立を招くこともあります。また、めまいへの恐怖から活動を避けるようになり、それが筋力低下や体力減少を引き起こし、さらに症状を悪化させるという悪循環に陥ることもあります。

精神的にも大きな負担となり、不安障害やうつ病などの精神疾患を合併するリスクが高まります。早期に適切な治療を受けることが、症状の改善と生活の質の向上に重要です。

PPPD（持続性知覚性姿勢誘発めまい）の原因

開院以来、当院には良性発作性頭位めまい症（BPPV）でお困りの方が数多く来院されています。

めまい発作後に脳が過剰に適応してしまうことが主な要因と考えられています。脳は通常、耳（内耳）、目（視覚）、体（体性感覚）からの情報を統合して平衡感覚を維持していますが、PPPDではこの情報処理システムに問題が生じています。

このようにこれまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、PPPDの原因はひとつではないということです。

PPPD（持続性知覚性姿勢誘発めまい）の原因として次のものが挙げられます。

PPPD（持続性知覚性姿勢誘発めまい）はこのように複数の要因が複雑に絡み合って起こる症状です。

男女による違いもありますし、一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。PPPD（持続性知覚性姿勢誘発めまい）は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

PPPD（持続性知覚性姿勢誘発めまい）への対応として、次のようなものが一般的です。

PPPD（持続性知覚性姿勢誘発めまい）を改善するために

まずはあなたのPPPD（持続性知覚性姿勢誘発めまい）の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

私たちは常に身体全体を俯瞰しながら治療を進めます。

仮にめまいの原因が内耳の問題にあったとしても、内耳だけに注目するのではなく、関連する首や肩の筋緊張、姿勢の歪み、さらには自律神経の状態をチェックしていきます。

また、慢性的なめまいの背景には、頚部の異常があったり筋緊張が強い場合がります。自律神経の乱れや内臓の不調が隠れていることもあり、ストレスや睡眠の質の低下が影響している場合も少なくありません。これらを総合的に判断し、重点的にアプローチしていきます。

めまいの治療については「症状だけを見て対処する」のでは不十分です。重要なのは「全身のつながりを考えながら治療を進める」ことであり、局所的な症状の軽減だけでなく、身体全体の血流改善や筋肉のバランス調整、神経系の働きを整えることで根本的な改善を目指していきます。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、良性発作性頭位めまい症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

３つの国家資格をもつ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院でPPPD（持続性知覚性姿勢誘発めまい）が改善する理由

PPPD（持続性知覚性姿勢誘発めまい）は、慢性的なふわふわ感や不安定感が特徴のめまい症状です。こうした症状の背景には、内耳の問題だけでなく、視覚情報処理の過敏さ、自律神経の乱れ、ストレスや睡眠不足、疲労の蓄積なども関与しており、複合的な要因が大きく影響していると考えられています。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。

PPPD（持続性知覚性姿勢誘発めまい）のQ＆A

PPPD（持続性知覚性姿勢誘発めまい）は自然に治りますか？

PPPDは無治療では自然に治ることは少なく、約75%の患者さんが不安症やうつ病を続発し、症状が長期化します。早期に適切な治療を受けることで、症状改善の可能性が高まります。鍼灸や整体などの東洋医学的アプローチも、自律神経の調整に役立つことがあります。

PPPD（持続性知覚性姿勢誘発めまい）が悪化した時の対処法はありますか？

症状が悪化した時は、まず安全な場所で休息を取ることが大切です。深呼吸などのリラクゼーション法も効果的です。学んだ前庭リハビリの簡単な運動を行うことも役立ちます。当院では、鍼灸治療と東洋医学的アプローチで自律神経のバランスを整える方法もご提案しています。

PPPD（持続性知覚性姿勢誘発めまい）の人がやってはいけないことは？

特定の「禁止事項」はありませんが、症状を悪化させる可能性のある急激な頭の動きや過度の視覚刺激は控えめにすることが望ましいです。ただし、完全に避けるのではなく、少しずつ慣れていくことが回復につながります。過度の不安や心配も避けましょう。

薬物治療は必ず必要ですか？

必ずしも全ての患者さんに薬物治療が必要というわけではありません。症状の程度や心理的要因によって判断されます。

PPPDと他のめまい（メニエール病など）との違いは？

PPPDは回転性のめまいではなく、浮動感や不安定感が特徴です。また、症状が3ヶ月以上続き、立位や動作、視覚刺激で悪化します。良性発作性頭位めまい症（BPPV）などの急性めまいとは異なり、慢性的な経過をたどります。

仕事や日常生活はどのように続ければよいですか？

可能な範囲で通常の活動を続けることが重要です。完全に活動を制限するとかえって回復が遅れることがあります。症状が強い時は休憩を取りながら、徐々に活動量を増やしていくアプローチが効果的です。規則正しい生活リズムも大切です。

PPPD（持続性知覚性姿勢誘発めまい）で悩まされていた皆さまも、当院で鍼灸整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の鍼灸整体治療とPPPD（持続性知覚性姿勢誘発めまい）は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

腰痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

ようやく日常を取り戻せました

不安感が和らぎ、前向きになれました

長年の悩みから解放されつつあります