突発性難聴後遺症

突発性難聴後遺症とは

突発性難聴後遺症とは、突発性難聴の治療を受けた後も完全に回復せず、耳鳴り、難聴、めまい、音過敏などの症状が長期間にわたって残存している状態を指します。突発性難聴は突然片方の耳が聞こえなくなる病気で、早期治療により改善が期待できますが、治療後も何らかの症状が後遺症として残ってしまうケースがあります。

年間約4万人が突発性難聴を発症し、そのうち約3分の1の患者で聴力の改善が見られないとされています。厚生労働省の特定疾患調査研究事業では、突発性難聴患者の約30-40%に何らかの後遺症が残ると報告されており、推定で年間約1万2千人から1万6千人が後遺症に悩まされています。

突発性難聴後遺症を放置すると、耳鳴りや難聴により生活の質が著しく低下し、集中力の低下や睡眠障害を引き起こします。長期間続く症状により精神的ストレスが蓄積し、うつ状態や不安障害を併発する可能性があります。

また、めまいが残存している場合は転倒リスクが高まり、社会生活や職業生活に深刻な影響を与える可能性があります。最悪の場合、完全な聴力喪失や慢性的な平衡感覚障害により、日常生活の自立が困難になることもあります。

仕事面では会議やオンラインミーティングでの聞き取りに苦労し、パフォーマンス低下につながることがあります。趣味や娯楽の楽しみが減少し、生活の質が全体的に低下します。

突発性難聴後遺症の原因

病院では異常がないと言われても、突発性難聴後遺症が収まらないという人が近年増え続けています。

また、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、突発性難聴後遺症の原因はひとつに断定できるものではないということです。

突発性難聴後遺症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

初期治療で完全に回復しなかった内耳の障害が後遺症として残ります。それは人によって違い、単に薬物療法だけでは全ての問題は解決できません。

1人1人の原因や症状の程度が異なるからこそ、改善のためには総合的な検査と個別化された治療アプローチが何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず、突発性難聴後遺症の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

突発性難聴後遺症を引き起こす特有の身体の反応

突発性難聴後遺症では、内耳の血流不足が続くことで聴覚細胞の機能低下が生じます。この状態が長く続くと、脳が異常な聴覚信号を処理しようとして耳鳴りが発生します。

内耳と顎関節には密接な関係があります。顎関節の緊張は側頭筋や咬筋の緊張を引き起こし、内耳周辺の血流を悪化させます。多くの患者さんは気づいていませんが、顎関節の問題が難聴後遺症を悪化させているケースが少なくありません。

首や肩の筋肉の緊張も内耳への血流を阻害する要因となります。特に胸鎖乳突筋や僧帽筋の緊張は内耳に向かう血管を圧迫し、症状を悪化させます。デスクワークの多い現代人は首肩の緊張が強く、これが症状の長期化につながっています。

自律神経の乱れも重要な要素です。交感神経が優位になると血管が収縮し、内耳への血流が減少します。ストレスや睡眠不足が続くと自律神経のバランスが崩れ、症状の改善を妨げます。

これらの複合的な要因が絡み合うことで、突発性難聴後遺症は長期化します。単に耳だけを治療するのではなく、全身のバランスを整えることが重要です。

突発性難聴後遺症に特化した当院での鍼灸整体治療

突発性難聴後遺症への対応として当院のアプローチ

通院について

突発性難聴後遺症の改善には、内耳の血流を回復させ、自律神経のバランスを整えることが重要です。症状の安定化と改善のため週に1〜2回の施術が必要です。後遺症の状態が長期間続いているため、根気強い治療が重要となります。

発症からの期間や症状の程度により改善の見込みは変わりますが、適切な治療により症状の軽減は期待できます。治療開始から3ヶ月程度で改善の兆しが現れることが多く、継続することでさらなる改善を見込めます。

耳鳴りが主症状の場合、5〜10回の施術で改善の兆しが現れた場合は、継続すると改善を見込めます。めまいを伴う場合は、平衡感覚の回復に時間を要するため、6ヶ月程度の治療期間を見込んでいます。

当院の特徴

国家資格の鍼灸あん摩マッサージ師である院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

突発性難聴後遺症の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで院長が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。突発性難聴後遺症は全身をみる専門家で鍼灸師にお任せください。

突発性難聴後遺症に関するQ&A

突発性難聴後遺症は自然に治りますか？

自然治癒は困難とされており、適切な治療やケアなしに症状が改善することは稀です。早期の専門的な対応が重要となります。

突発性難聴後遺症の人がやってはいけないことは？

大音量での音楽鑑賞、過度なストレス、睡眠不足、激しい運動は症状を悪化させる可能性があるため避けるべきです。

後遺症の耳鳴りは一生続くのでしょうか？

適切な治療により軽減や消失の可能性があります。完全な消失は困難でも、生活に支障のないレベルまで改善することは期待できます。

めまいの症状はいつまで続きますか？

個人差がありますが、適切なリハビリテーションにより数ヶ月から1年程度で改善することが多いとされています。

補聴器以外に聴力を改善する方法はありますか？

鍼灸治療、整体、音響療法など代替医療による改善例が報告されており、複合的なアプローチが有効な場合があります。

突発性難聴後遺症に苦しめられていた皆さまも、当院で鍼灸整体の施術を受けて、このような変化がありました。

自律神経系に直接アプローチする鍼灸整体治療は突発性難聴後遺症に対して非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

専門的な知識も必要になるため、突発性難聴後遺症を自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。突発性難聴後遺症は早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。