突発性難聴後遺症

突発性難聴後遺症とは

突発性難聴後遺症とは、突発性難聴の急性期治療後も残る聴力障害や耳鳴り、めまいなどの症状を指します。突発性難聴は明らかな原因なく突然片方の耳の聴力が低下する疾患です。適切な初期治療を受けても約30〜40%の患者さんに何らかの後遺症が残ります。

耳鳴りや聴力低下が続くことで日常生活に支障をきたし、コミュニケーションの困難さから社会的な孤立感を感じる方も少なくありません。特に音楽を趣味としていた方にとっては大きな喪失感となります。

厚生労働省の調査によると、日本では年間約4万人が突発性難聴を発症すると推定されています。そのうち約30〜40%の方に何らかの後遺症が残るとされ、全国で約12〜16万人が突発性難聴後遺症に悩んでいると考えられます。40代以降に発症率が高まり、特に50〜60代がピークです。

突発性難聴後遺症を放置すると、慢性的な耳鳴りによる集中力低下やストレスが増加します。コミュニケーション障害により社会的孤立や対人関係の悪化を招くことも少なくありません。

聴力低下が進行すると日常生活の質が著しく低下します。めまいを伴う場合は転倒リスクも高まります。精神的な負担から不安障害やうつ症状を発症するケースも報告されています。

仕事面では会議やオンラインミーティングでの聞き取りに苦労し、パフォーマンス低下につながることがあります。趣味や娯楽の楽しみが減少し、生活の質が全体的に低下します。最悪の場合、完全な聴力喪失に至ることもあります。

突発性難聴後遺症の原因

病院では異常がないと言われても、突発性難聴後遺症が収まらないという人が近年増え続けています。

また、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、突発性難聴後遺症の原因はひとつに断定できるものではないということです。

突発性難聴後遺症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

初期治療で完全に回復しなかった内耳の障害が後遺症として残ります。それは人によって違い、単に薬物療法だけでは全ての問題は解決できません。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず、突発性難聴後遺症の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

突発性難聴後遺症を引き起こす特有の身体の反応

突発性難聴後遺症では、内耳の血流不足が続くことで聴覚細胞の機能低下が生じます。この状態が長く続くと、脳が異常な聴覚信号を処理しようとして耳鳴りが発生します。

内耳と顎関節には密接な関係があります。顎関節の緊張は側頭筋や咬筋の緊張を引き起こし、内耳周辺の血流を悪化させます。多くの患者さんは気づいていませんが、顎関節の問題が難聴後遺症を悪化させているケースが少なくありません。

首や肩の筋肉の緊張も内耳への血流を阻害する要因となります。特に胸鎖乳突筋や僧帽筋の緊張は内耳に向かう血管を圧迫し、症状を悪化させます。デスクワークの多い現代人は首肩の緊張が強く、これが症状の長期化につながっています。

自律神経の乱れも重要な要素です。交感神経が優位になると血管が収縮し、内耳への血流が減少します。ストレスや睡眠不足が続くと自律神経のバランスが崩れ、症状の改善を妨げます。

これらの複合的な要因が絡み合うことで、突発性難聴後遺症は長期化します。単に耳だけを治療するのではなく、全身のバランスを整えることが重要です。

突発性難聴後遺症に特化した当院での鍼灸整体治療

突発性難聴後遺症への対応として当院のアプローチ

通院について

突発性難聴後遺症の改善には、内耳の血流を回復させ、自律神経のバランスを整えることが重要です。初期段階では週に2回の施術が理想的です。症状の改善に合わせて徐々に間隔を空けていきます。

後遺症の期間が長いほど改善に時間がかかる傾向があります。が、多くの場合、10回程度の施術で何らかの変化を感じられることが多いです。

治療期間の目安は3〜6ヶ月です。ただし個人差が大きく、発症からの期間や症状の重さによって変わります。

当院の特徴

国家資格の鍼灸あん摩マッサージ師である院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

突発性難聴後遺症の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで院長が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。突発性難聴後遺症は全身をみる専門家で鍼灸師にお任せください。

突発性難聴後遺症に関するQ&A

突発性難聴後遺症は自然に治りますか？

完全に自然治癒するケースは残念ながら多くありません。ただし、時間経過とともに脳が症状に適応し、不快感が軽減することはあります。積極的なリハビリや適切な治療の組み合わせで、生活の質を大きく改善できる可能性は十分にあります。

突発性難聴の再発リスクはどのくらいですか？

再発率は約10％程度と言われています。ただし、生活習慣の改善やストレス管理によって再発リスクを下げることは可能です。当院では再発予防のためのセルフケア指導も行っています。

補聴器は後遺症の改善に効果がありますか？

補聴器自体が聴力を回復させるわけではありませんが、残存聴力を最大限に活用し、脳への音の入力を増やすことで聴覚系の機能維持に役立ちます。また、適切な音環境の提供により耳鳴りの気になりにくさにも効果が期待できます。

突発性難聴後遺症の人がやってはいけないことは？

過度の騒音環境への暴露や極端な睡眠不足、強いストレス状態の継続は避けるべきです。また、耳に強い圧力がかかるダイビングなどの活動も注意が必要です。ただし、過度に生活を制限するよりも、適切な範囲で活動を続けることが心身の健康には重要です。

突発性難聴後遺症に苦しめられていた皆さまも、当院で鍼灸整体の施術を受けて、このような変化がありました。

自律神経系に直接アプローチする鍼灸整体治療は突発性難聴後遺症に対して非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

専門的な知識も必要になるため、突発性難聴後遺症を自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。突発性難聴後遺症は早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。