嗅覚障害

嗅覚障害の症例報告

嗅覚障害とは

匂いの感覚に異常を感じる状態です。

「におい」を感じる力が弱くなったり、全く分からなくなったり、においの感じ方が変わる状態を指します。たとえば、食べ物や花の香りが分からなくなったり、普段と違うにおいに感じたりすることがあります。

約58％が嗅覚障害を経験しました

厚生労働科学特別研究事業の調査によると、2021年の新型コロナウイルス感染症患者のうち、無症状から中等症の約58％が嗅覚障害を経験したとされ、感染後半年経っても約7～12％の人に症状が残ると報告されています。一般的な副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎など他の原因も含めると、国内で数十万人規模が悩んでいると推定されます。

特に加齢や感冒後、COVID-19感染後に発生することがあります。

嗅覚障害をそのままにしておくと、食事の風味が分からず食欲が低下したり、料理の味付けが難しくなることで仕事や日常生活に支障が出ます。また、ガス漏れや火災などの危険なにおいに気づけず事故につながるリスクも高まります。

さらに、食事の楽しみが減ることでストレスや気分の落ち込みが生じる場合もあります。長期間改善しない場合、嗅覚の回復が難しくなることもあり、最悪の場合は永続的ににおいを感じられなくなる可能性もあります。

嗅覚障害の原因

嗅覚障害の原因は多岐にわたります。代表的なものは次の通りです

また、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、嗅覚障害の原因はひとつに断定できるものではないということです。

嗅覚障害は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

男女による違いもありますし、一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず、嗅覚障害の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

嗅覚障害への対応として病院や一般の整体院では次のようなものが一般的です。

薬物療法

鼻や嗅粘膜の炎症を抑え、においの通り道を改善することで、嗅覚の回復を目指します。副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎が原因の場合に多く用いられます。

ビタミンや亜鉛製剤

亜鉛不足が原因の嗅覚障害に対して、体内の亜鉛量を補い、嗅覚細胞の働きを助けることを目的とします。

嗅覚刺激療法（嗅覚トレーニング）

複数の香りを毎日繰り返し嗅ぐことで、嗅神経の再生や機能回復を促します。自宅でも継続できるリハビリ的治療法です。

手術（重症例や鼻茸がある場合）

鼻茸や副鼻腔の病変を取り除くことで、物理的な障害を解消し、嗅覚の回復を目指します。内服治療で効果がない場合に検討されます。

内服治療（副鼻腔炎の場合）

抗生物質や消炎薬を使い、副鼻腔や鼻の炎症を抑えて、においの通り道を確保し、嗅覚の改善を図ります。

嗅覚障害を改善するために

どれだけ多くの治療法を試しても、それが原因を取り違えたまま進められる治療だとすれば改善など見込めません。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、一人ひとり異なる嗅覚障害の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院のアプローチ

嗅覚障害は、さまざまな原因でにおいを感じにくくなったり、まったく感じられなくなったりする状態を指します。こうした障害の背景には、ストレスや睡眠不足、疲労の蓄積、血流障害、ウイルス感染などが関与しており、自律神経の乱れが大きな要因と考えられています

つまり、臓器の異常や精神的な病気ではないため、改善するためには自律神経系そのものにアプローチする必要があります。

当院は鍼灸整体治療により直接的に自律神経系に働きかけます。

鍼灸師は皮膚の状態から疾病を読み取り、背骨の間から内臓や身体をコントロールする神経の専門家です。神経の出口である皮膚や背骨の動きによる筋肉のコリ、可動域、姿勢、画像を細かく分析し、全身の状態を把握し、血流改善や炎症反応の除去、自律神経の障害や自己治癒力の低下がみられる箇所をピンポイントで改善します。

嗅覚障害を改善するための重要なポイント

残念ながら、病院や一般的な治療院は画一的な検査、投薬・治療に終始しています。しかし、症状の一時的な軽減を得られても他の不調やだるさが出れば意味がありません。

私たちは常に身体全体を俯瞰しながら治療を進めます。

たとえ鼻腔や嗅粘膜の炎症が原因であったとしても、単にその部分だけに目を向けるのではなく、病院の診断項目にあてはまらない首や肩、背中の筋肉の状態や脊柱の柔軟性をチェックしていきます。

また、嗅覚障害をきっかけに精神的なショックで自律神経系の働きが乱れ胃や腸などの消化器系の不調がでることもあります。こうした部分も重点的にチェックし、必要に応じて調整を行います。

嗅覚障害の治療については「木を見て森を見ず」では足りません。重要なのは「木も森も同時に見る」ことであり、身体全体の状態を把握しつつも、全身の血流改善や炎症反応の除去、自律神経の障害や自己治癒力の低下がみられる箇所をピンポイントに改善していく必要があります。

当院の特徴

国家資格の鍼灸あん摩マッサージ師である院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

嗅覚障害の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで院長が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。嗅覚障害は全身をみる専門家で鍼灸師にお任せください。

嗅覚障害に関するQ&A

嗅覚障害は自然に治りますか？

自然治癒の可能性はありますが、約50%の患者さんのみが完全回復します。早期治療が重要で、放置すると聴力回復が難しくなる可能性があります。鍼灸治療と組み合わせることで、回復の可能性を高められる場合もあります。

発症後どれくらいで治療を始めるべきですか？

できるだけ早く、特に発症から48時間以内の治療開始が望ましいです。遅くとも1～2週間以内に治療を始めることが回復率向上につながります。当院では、早期発見・早期治療の重要性を患者さんに説明し、迅速な対応を心がけています。

ストレスだけで発症しますか？

ストレスは発症の一因となる可能性がありますが、単独の原因ではありません。血流障害やウイルス感染なども関与していると考えられます。当院では、ストレス管理も含めた生活習慣の改善指導を行い、再発予防にも力を入れています。

やってはいけないことはありますか？

過度の飲酒や喫煙、睡眠不足、ストレスの蓄積は避けるべきです。また、大きな音に長時間さらされることも控えましょう。当院では、患者さんの生活習慣を詳しく聞き取り、個々に合わせた生活指導を行っています。

嗅覚障害に苦しめられていた皆さまも、当院で鍼灸整体の施術を受けて、このような変化がありました。

自律神経系に直接アプローチする鍼灸整体治療は嗅覚障害に対して非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

専門的な知識も必要になるため、嗅覚障害を自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。嗅覚障害は早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。

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