腱鞘炎

腱鞘炎とは

腱鞘炎は、指や手首を動かす腱とそれを包む腱鞘に炎症が起こり、痛みや腫れ、動かしにくさが出る症状です。日常生活や仕事で手や指をよく使う人に多く見られ、放置すると症状が悪化しやすくなります。

症状の程度は人によって大きく異なり、軽度の痛みから激痛まで様々です。朝起きたときに指のこわばりを感じることが多く、動かし始めると痛みが強くなる傾向があります。

現代のデジタル社会を反映して、スマートフォンやパソコンの普及とともに患者数も増加しています。かつては中高年に多いとされていましたが、最近では若年層の患者も増えています。

腱鞘炎をそのままにしておくと、痛みや腫れが強くなり、指や手首が動かしにくくなります。ひどくなると物をつかむ・握る・ねじるなどの動作ができなくなり、日常生活や仕事に大きな支障が出ます。

慢性化すると、腱や腱鞘の組織が硬くなり、可動域制限が固定化してしまいます。痛みをかばうことで他の部位にも負担がかかり、肩こりや首の痛みなどの二次的な症状が現れることもあります。

最悪の場合、腱や腱鞘の損傷が進み、手術が必要になることもあります。仕事や趣味に支障をきたし、生活の質が著しく低下する可能性もあるでしょう。早期の適切な対応が非常に重要です。

腱鞘炎の原因

病院では異常がないと言われても、腱鞘炎が収まらないという人が近年増え続けています。

また、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、腱鞘炎の原因はひとつに断定できるものではないということです。

腱鞘炎は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

腱鞘炎はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。特にパソコン作業やスマートフォンの使用により、手や指に反復的な負荷がかかることが主な要因と考えられています。

腱と腱鞘の間で摩擦が生じると、炎症や腫れが起こり、痛みや動きの制限が生じます。また、加齢により腱や腱鞘の柔軟性が失われ、炎症を起こしやすくなります。

女性ホルモンの変化も腱鞘炎の発症に関与します。妊娠や出産、更年期などホルモンバランスが変化する時期は、腱や腱鞘が柔軟性を失いやすく、発症リスクが高まります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず、腱鞘炎の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

腱鞘炎を引き起こす特有の身体の反応

腱鞘炎は、手や指の使い過ぎや同じ動作の繰り返しにより、腱と腱鞘の間に摩擦が生じ、炎症や腫れが起こります。特に、筋肉や関節のバランスが崩れると、局所的な負担が増えやすくなります。

また、手首や指の動きは、肩や首の筋肉とも密接に関係しています。肩こりや首の緊張があると、手首への負担が増加し、腱鞘炎を悪化させる要因となることがあります。

血流の低下も腱鞘炎の悪化要因の一つです。筋肉の緊張や姿勢の悪化により、手や指への血流が阻害されると、組織の修復が遅れ、炎症が長期化します。

ストレスや睡眠不足なども自律神経のバランスを乱し、筋肉の緊張や血流の悪化を招きます。これらの要因が複合的に作用することで、腱鞘炎の症状が慢性化しやすくなります。

腱鞘炎に特化した当院での鍼灸整体治療

腱鞘炎への対応として当院のアプローチ

通院について

腱鞘炎の場合、症状の程度や生活習慣によって治療期間や通院頻度は異なりますが、週1〜2回の通院を目安に、2〜3ヶ月程度で改善が見込めるケースが多いです。早期に治療を開始すれば、より早い改善が期待できます。

症状が強い場合や慢性化している場合は、初期は週2〜3回の集中的な治療が効果的です。症状が改善してきたら、徐々に通院間隔を空けていきます。

治療期間は症状の程度や発症からの期間によって異なりますが、適切な治療と生活習慣の改善により、多くの方が症状の改善を実感されています。症状が強い場合や再発を繰り返す場合は、治療計画を見直し、生活習慣の改善もサポートします。

当院の特徴

国家資格の鍼灸あん摩マッサージ師である院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

腱鞘炎の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで院長が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。腱鞘炎は全身をみる専門家で鍼灸師にお任せください。

腱鞘炎に関するQ&A

腱鞘炎は自然に治りますか？

軽度なら安静にすることで自然に良くなることもありますが、使い続けると悪化するため、早めのケアが大切です。特に症状が出始めてから1週間以内の対処が重要で、適切な治療により多くの方が改善されています。

腱鞘炎の人がやってはいけないことは？

無理に指や手首を動かしたり、長時間同じ作業を続けると症状が悪化します。また、痛みを我慢して無理をすることや、急激な負荷をかけることも避けるべきです。適度な休憩と正しい姿勢を心がけましょう。

どの科を受診すればいいですか？

整形外科が専門ですが、手の外科やリウマチ科がある病院もおすすめです。症状によっては、鍼灸院での治療も効果的で、薬に頼らない根本的な改善を目指すことができます。

痛み止めや湿布が効かない場合はどうすればいい？

痛みが強い場合は整形外科でステロイド注射や手術も検討されますが、鍼灸治療では血流改善や筋肉の緊張緩和により、薬に頼らない根本的な改善を目指すことができます。

手術以外の治療法はありますか？

安静や薬物療法、リハビリなどがあり、手術は最終的な選択肢です。鍼灸治療では、全身のバランスを整えることで、手術に頼らない改善を目指すことができます。

家でできるセルフケアはありますか？

患部を休める、サポーターを使う、長時間同じ動作を避けるなどが有効です。また、手首のストレッチや温熱療法、正しい姿勢の維持も症状の改善に役立ちます。

再発しやすいのはなぜ？

手や指の使い過ぎや同じ動作を繰り返すと、再発しやすくなります。根本的な原因である生活習慣や姿勢、全身のバランスを改善しないと、症状が繰り返される可能性があります。

スマホやパソコンの使い方で気をつけることは？

長時間連続して使わず、こまめに休憩をとりましょう。また、手首の角度や姿勢に注意し、適切な高さでの作業環境を整えることが重要です。

妊娠中や産後に腱鞘炎になりやすいのはなぜ？

ホルモンバランスの変化と育児による手の使い過ぎが原因です。特に授乳や抱っこなどで手首に負担がかかりやすく、ホルモンの影響で腱や腱鞘が柔軟性を失いやすくなります。

腱鞘炎とばね指、ドケルバン病の違いは？

腱鞘炎は総称で、ばね指は指の腱鞘炎、ドケルバン病は手首親指側の腱鞘炎です。それぞれ症状の現れ方や治療法に違いがありますが、根本的な原因は共通していることが多いです。

腱鞘炎に苦しめられていた皆さまも、当院で鍼灸整体の施術を受けて、このような変化がありました。

全身のバランスを整える鍼灸整体治療は腱鞘炎に対して非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

専門的な知識も必要になるため、腱鞘炎を自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。腱鞘炎は早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。