発声障害（音声障害）

発声障害の症例報告

発声障害とは

様々な要因によって発症する症状です。

声を出す機能に問題が生じ、正常な発声ができなくなる状態を指します。声がかすれる、出にくい、途切れる、震えるなどの症状が現れ、コミュニケーションに支障をきたすことがあります。

発声障害には主に２種類あります。機能性発声障害とけいれん性発声障害です。

原因は様々で、声帯の器質的な異常や神経系の問題、心理的要因などが関与していることがあります。適切な診断と治療により、多くの場合で症状の改善が期待できます。

成人人口の約3〜8%が何らかの発声障害を経験している？

発声障害の正確な患者数を示す全国規模の調査データは限られていますが、一部の研究や推計によると、様々な原因で発症し、声帯や喉の筋肉の機能障害によって起こります。声を職業として使う方（教師、営業、接客業、声優など）に多く見られ、成人人口の約3〜8%が経験するとされています。

生活リズムの変化や労働環境の急激な変化に伴い発症することが多いです。

発声障害を放置すると、症状が悪化し、日常生活や仕事に深刻な影響を及ぼす可能性があります。コミュニケーションが困難になり、社会生活に支障をきたすことがあります。

また、声を無理に出そうとして不適切な発声方法を続けると、声帯に更なる負担がかかり、器質的な問題を引き起こす可能性もあります。

発声障害の原因

発声障害の原因は多岐にわたり、身体的な問題から心理的な要因まで様々です。声帯や喉頭の異常、神経系の障害、不適切な発声習慣、ストレスなどが主な原因として挙げられます。

また、職業や生活習慣によっても発症リスクが変わってきます。適切な診断と治療のためには、原因を特定することが重要です。

また、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、発声障害の原因はひとつに断定できるものではないということです。

発声障害は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

男女による違いもありますし、一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず、発声障害の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

発声障害への対応として病院や一般の整体院では次のようなものが一般的です。

音声治療（ボイスセラピー）

言語の専門家（言語聴覚士）が、正しい声の出し方を教える治療です。声の使い方や呼吸法を学び、喉に負担をかけない話し方を身につけます。通常は1〜2週間に1回の通院と、自宅での毎日の練習を組み合わせて行います。喉のマッサージも効果的です。

薬物療法

症状によって様々な薬が使われます。喉の炎症には抗炎症薬、声帯の腫れには粘膜を保護する薬、声帯出血には止血薬などが処方されます。ストレスが原因の場合は、リラックス効果のある薬が使われることもあります。医師が症状を見て最適な薬を選びます。

手術療法

声帯にできたポリープや結節などを取り除く手術です。現在は内視鏡を使った負担の少ない手術が主流で、多くは日帰りや短期入院で行えます。声帯そのものを修復する手術と、声帯の周りの構造を調整する手術があり、症状に合わせて選ばれます。

ボツリヌストキシン注射

声帯の筋肉が勝手に縮んでしまう「けいれん性発声障害」に効果的な治療です。ボトックスとして美容でも知られる薬を喉の筋肉に注射し、過剰な動きを抑えます。注射後2〜3日で効果が現れ、3〜4ヶ月続きます。その後、必要に応じて再度治療を行います。

発声障害を改善するために

どれだけ多くの治療法を試しても、それが原因を取り違えたまま進められる治療だとすれば改善など見込めません。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、一人ひとり異なる発声障害の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院のアプローチ

鍼灸治療で喉周囲の筋肉の緊張緩和、血流改善、自律神経の調整など相対的に喉の一部分だけにとらわれず全身の状態から施術をしていきます。

睡眠不足、疲労の蓄積、ストレス、不適切な声の使い方、姿勢の問題などの要因が関連していることが多いです。これらの要因は自律神経の乱れを引き起こし、喉や声帯の筋肉に過度な緊張をもたらすことがあります。

つまり、臓器の異常や精神的な病気ではないため、改善するためには自律神経系そのものにアプローチする必要があります。

当院では鍼灸整体治療により直接的に自律神経系に働きかけます

鍼灸師は皮膚の状態から疾病を読み取り、背骨の間から内臓や身体をコントロールする神経の専門家です。神経の出口である皮膚や背骨の動きによる筋肉のコリ、可動域、姿勢、画像を細かく分析して原因に直接的にアプローチします。

発声障害を改善するための重要なポイント

残念ながら、病院や一般的な治療院は画一的な検査、投薬・治療に終始しています。しかし、症状の一時的な軽減を得られても他の不調やだるさが出れば意味がありません。

私たちは常に身体全体を俯瞰しながら治療を進めます。

喉の一部分だけにとどまらず、全身の状態を考慮した施術を行います。これは、発声障害が単に喉の問題だけでなく、全身の状態が影響していると病院の診断項目にあてはまらない首や肩、背中の筋肉の状態や脊柱の柔軟性をチェックしていきます。また、発声障害（音声障害）になったことにより精神的なショックで自律神経系の働きが乱れ胃や腸などの消化器系の不調がでることもあります。重点的にチェックしていきます。

発声障害の治療については「木を見て森を見ず」では足りません。重要なのは「木も森も同時に見る」ことであり、身体全体の状態を把握しつつも、全身の血流改善や炎症反応の除去、自律神経の障害や自己治癒力の低下がみられる箇所をピンポイントに改善していく必要があります。

当院の特徴

国家資格の鍼灸あん摩マッサージ師である院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

発声障害の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで院長が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。発声障害は全身をみる専門家で鍼灸師にお任せください

発声障害に関するQ&A

発声障害は自然に治りますか？

発声障害の原因や程度によって異なります。軽度の場合や一時的な原因による場合は、適切な休養で自然に改善することもあります。しかし、多くの場合は専門的な治療や指導が必要です。早期の受診をおすすめします。

発声障害の人がやってはいけないことは？

過度の声の使用や無理な発声は避けるべきです。また、喫煙や過度の飲酒、乾燥した環境での長時間の滞在も控えましょう。さらに、自己判断での過剰な発声練習や不適切な民間療法は症状を悪化させる可能性があるので注意が必要です。

声を使う仕事は続けられますか？

状況によります。軽度の場合や適切な治療で改善が見込める場合は、仕事を続けながら治療を行うこともできます。ただし、声の使い方や休憩の取り方など、専門家のアドバイスに従う必要があります。重度の場合は一時的な休職が必要なこともあります。

日常生活で気をつけるべきことは？

適度な水分摂取、十分な睡眠、ストレス管理が重要です。また、声の酷使を避け、適切な発声法を心がけましょう。乾燥や急激な温度変化も避けるべきです。禁煙や節酒も効果的です。定期的な声帯のケアや発声練習も良いでしょう。

発声障害に苦しめられていた皆さまも、当院で鍼灸整体の施術を受けて、このような変化がありました。

自律神経系に直接アプローチする鍼灸整体治療は発声障害に対して非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

専門的な知識も必要になるため、発声障害を自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。発声障害は早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。

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