
院長:武智お気軽にご相談ください!

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腹式呼吸は、深くゆったりとした呼吸法で、ストレスや不安を軽減するリラックス効果が期待できます。しかし、リラックスしすぎて身体が弛緩しすぎるのではないかという質問を頂きました。


実際、腹式呼吸はどのような効果があり、身体のバランスを取るためにどのように活用できるのでしょうか?今回は、腹式呼吸と胸式呼吸の違いを分析し、心身のバランスを整えるためのヒントを探ってみます。
横隔膜が動き、腹部が膨らむように呼吸します。深くゆったりとした呼吸が可能で、酸素を多く取り入れます。
リラックス効果が強く、ストレス軽減や免疫力向上に寄与します。
副交感神経を活性化し、心身を落ち着かせます。
胸郭が上下に動き、胸部が膨らむように呼吸します。比較的浅い呼吸で、運動や集中力が必要なときに適しています。
体を活性化し、酸素を効率よく取り込む効果がありますが、疲れやすい場合があります。
交感神経を優位にし、体を活性化させます。
腹式呼吸は、緊張した時に落ち着かせるために行う深くゆったりとした呼吸法で、リラックス効果が期待できます。特にストレスや不安を感じているときに効果的です。
この呼吸法は、副交感神経を活性化させることで、心身を落ち着かせることが有名です。副交感神経はリラックス状態で作用する神経なのでこの神経が優位になり、気分が安定します。
横隔膜を大きく動かして肺に空気を多く取り入れます。これにより、脳に送られる酸素量が増え、セロトニンという物質の分泌も促進させるといわれています。セロトニンは「感情の暴走を抑えるブレーキ役」として、感情を安定させる効果があります。
リラックスしすぎて身体が弛緩しすぎるという心配もあるかもしれませんが、腹式呼吸は適度なリラックスを促すものです。過度な弛緩は通常、腹式呼吸の直接的な結果ではありません。
むしろ、腹式呼吸はインナーマッスルを鍛える効果もあり、体のバランスを整えるのに役立ちます
胸式呼吸は、交感神経を優位にし、体を活性化させる効果があります。特に運動や集中力を必要とする状況では有効です。胸式呼吸は酸素を多く取り入れ、基礎代謝を上げる効果もありますが、疲れやすく、酸素を効率よく取り込めない場合があります。
ただし、リラックスしすぎて戦闘モードに入りにくい平和ボケしてしまっているときなどのメリハリをつけるための呼吸としても有効です。
身体のバランスを取るためには、状況に応じて呼吸法を切り替えることが重要です。緊張やストレスを感じているときは腹式呼吸が適し、運動や集中力を必要とするときは胸式呼吸が効果的です。両方の呼吸法を適切に組み合わせることで、心身のバランスを整えることができます。
腹式呼吸は確かにリラックス効果があり、ストレス軽減や免疫力向上に寄与します。適度なリラックスを促すものであり、インナーマッスルを鍛える効果もあります。胸式呼吸と腹式呼吸を状況に応じて使い分けることで、心身のバランスを整えることができます。
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