
院長:武智お気軽にご相談ください!
夫が突然片耳の聞こえの悪さを訴え、耳鼻科でステロイド治療が始まった。診断から数日たっても口数が減り、テレビの音量や会話のすれ違いから小さな衝突が増えてきた。このまま様子を見ていてよいのか、悩む方もいるのではないでしょうか。
たけち鍼灸整体院・名古屋名東院のたけちです。この記事では、突発性難聴になった家族への声のかけ方、生活の中でできる配慮、通院や安静のサポートについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、突発性難聴の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、家族としてできることを一つずつ具体的にお伝えします。




今の状態から考えましょう
家族の誰かが片耳の聞こえに不安を抱えていると、テレビの音量ひとつでも気を使う場面が出てきます。
音量を上げすぎると本人の耳への負担が気になり、下げすぎると聞き取りにくくなる。ちょうどよい調整に悩む方は多いものです。毎日のことだけに、小さなストレスが積み重なりやすい部分でもあります。家族の誰かが一方的に我慢する形になると、長続きしにくくなります。
字幕表示に切り替えるなど、音量そのものに頼らない工夫を取り入れると、お互いの負担が少しずつ減っていきます。番組を選ぶときの相談も、自然な会話のきっかけになります。イヤホンを使う時間を分けるといった方法も選択肢のひとつです。
片耳だけ聞こえにくい状態では、話しかける位置ひとつで伝わり方が大きく変わります。
聞こえる側の耳に近い位置から、正面を向いて話しかけると聞き取りやすくなることがあります。後ろや反対側から急に声をかけないよう意識してみてください。驚かせてしまうと、かえって聞き取りにくくなることもあります。
本人がどちらの耳で聞こえにくいのかを、遠慮せずに確認しておくと、日々の会話がスムーズになります。食卓やソファでの座る位置を少し変えるだけでも、会話のしやすさは変わってきます。車での移動中も、助手席の位置を意識してみるとよいでしょう。
何度も聞き返されると、悪気はなくても言葉に苛立ちがにじんでしまうことがあります。
実は、聞き返しが増える背景には、片耳だけで音の方向を捉えにくくなっているという事情があります。声の大きさより、言葉の区切り方や話す速さのほうが伝わりやすさに影響することも多いのです。大声で話すより、短く区切って伝えるほうが結果的に負担が少なくなります。
本人もわざと聞き逃しているわけではないと分かるだけで、家族側の受け止め方は変わってきます。焦らずゆっくり伝え直す姿勢が、お互いの安心につながります。
治療の説明で安静を勧められても、家庭での過ごし方まで具体的に教わることは少ないものです。
家事や仕事をどこまで控えるべきか、本人も家族も判断に迷いやすい部分です。無理に普段通りを求めず、負担の大きい作業だけでも一時的に代わってあげると、体を休める時間を確保しやすくなります。几帳面な性格の方ほど、休むこと自体に抵抗を感じやすい傾向もあります。
本人が休んでよいと思える雰囲気を家庭の中に作ることも、家族にできる大切な役割のひとつです。仕事のことが気になって落ち着かない方には、無理のない範囲での声かけも助けになります。連絡だけ代わりに済ませるといった小さな手助けも喜ばれます。
通院への付き添いは、本人の安心感につながるだけでなく、治療内容を家族も把握できる機会になります。
診察に同席すると、医師の説明を本人と一緒に聞くことができ、後から生活面での注意点を確認しやすくなります。本人が聞き取りに不安を感じている場面ほど、家族の存在が心強く感じられるものです。
聞き漏らしがあっても、家族が控えておけば本人の負担を減らせます。通院後に確認したいことをメモしておく方法もおすすめです。次の診察までの過ごし方を一緒に確認しておくと、日々の不安も軽くなります。
症状に気づいてから受診まで時間が空いてしまうケースもあります。少しでも様子がおかしいと感じたら、早めの受診を後押しできるのも身近な家族だからこそです。
本人が忙しさを理由に先延ばしにしそうなときこそ、家族からの一言が受診のきっかけになることもあります。数々のご相談の中でも多いのが、症状が出てから受診までに数日かかってしまったという話です。
片耳の聞こえにくさから会話を避けるようになり、口数が減ったと感じる家族もいるでしょう。
本人なりに聞き取れないもどかしさや、周りに気を使わせている申し訳なさを抱えていることがあります。無理に会話を増やそうとせず、そばにいる時間を大切にするだけでも本人の支えになります。焦って解決策を提示しようとしなくても構いません。
気分の落ち込みが長く続く場合は、体だけでなく心の面でも医療機関へ相談したほうがよい状態です。無理に励まそうとせず、専門家の力を借りる選択肢も考えておきましょう。ふとした表情の変化に気づけるのも、身近にいる家族ならではです。
本人のサポートに気を配るあまり、家族側が知らず知らず疲れをためてしまうこともあります。
正直に言うと、毎日の会話に気を使い続けるのは簡単なことではありません。無理をしすぎず、自分の時間を確保しておくことも、長く支え続けるためには欠かせません。頑張りすぎている自覚がない方ほど、注意しておきたいところです。
お互いにイライラをためこまない距離感を、少しずつ探っていくつもりで構いません。完璧な対応を目指さなくても、続けられる関わり方を見つけることのほうが大切です。誰かひとりが背負い込まず、家族の中で役割を分け合うのもひとつの方法です。
会話の伝わりやすさは、話し方だけでなく周囲の音環境にも左右されます。
テレビや換気扇の音を消してから話しかける、口元が見える位置で話すといった工夫は、今日からすぐに試せます。人が多く騒がしい場所での会話は、意識して避けるとよいでしょう。外出先の食事や買い物の場面でも同じ配慮が役立ちます。
ゆっくりはっきりと言葉を区切って話すだけでも、聞き取りやすさは変わってきます。慣れないうちはぎこちなく感じても、少しずつ自然な習慣になっていきます。
突発性難聴は、早期の受診と安静が回復の後押しになるとされ、家族の関わり方次第で本人の安心感は大きく変わります。
聞こえる側から話しかける、テレビの音を工夫する、そばにいる時間を大切にするなど、小さなことから始めてみてください。家族自身が無理をしすぎない距離感を保つことも忘れないでおきましょう。日々の小さな積み重ねが、本人にとっての安心感につながっていきます。
耳鳴りやめまい、自律神経の乱れなど気になる不調が続く場合は、たけち鍼灸整体院・名古屋名東院へお気軽にご相談ください。

