
院長:武智お気軽にご相談ください!
立ち上がった瞬間に足元がふわっと浮くような感覚が続き、家事の途中でも一瞬手を止めてしまう。生理の周期が乱れ始めた時期と重なっていて、これは更年期のせいなのか、それとも他に原因があるのか、判断がつかずに検索する方も多いのではないでしょうか。
たけち鍼灸整体院・名古屋名東院のたけちです。この記事では、更年期の時期に起こりやすいめまいの背景と、自宅で確認できること、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、めまいの症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、更年期特有の症状に絡めて、生活の中で確認しやすい点からお伝えします。




のぼせと一緒でも確認しましょう
数々のご相談の中でも多いのが、椅子から立ち上がった直後や、洗い物の途中で振り返った瞬間にふわっとする感覚です。
回転しているような感覚ではなく、雲の上を歩いているような浮動感として表現される方が多い印象です。目の前が急に暗くなる立ちくらみとも少し違い、ふわつきが数秒から数十秒続くことがあります。運転前や外出前にこの感覚が出ると、その日一日が不安なまま過ぎてしまうという声もよく聞きます。
家事の合間や仕事中に急に起こることも多く、周りに気づかれないまま一人で抱えている方も少なくありません。
更年期にめまいが増えるのは、女性ホルモンの分泌量が乱れながら減っていく時期と関係しています。
ホルモンの変化は自律神経の働きにも影響を及ぼし、血管の収縮や拡張のバランスが乱れやすくなります。その結果、耳の奥にある平衡感覚をつかさどる部分や脳への血流が一時的に不安定になり、ふわつきやふらつきとして体感されることがあります。ホルモンだけが原因とは限らない点は覚えておきたいところです。ほてりや寝つきの悪さ、肩や首のこわばりを同時に感じている方も少なくありません。
これらの症状が重なって出ている場合は、更年期に伴う自律神経の乱れが背景にあると考えてよいでしょう。ただし、めまい以外の症状が乏しい場合は、別の要因も視野に入れておきたいところです。40代後半から50代にかけては、加齢による平衡感覚の低下も少しずつ関わってくる時期といえますね。
ふわつきに軽い吐き気が重なると、それだけで不安が大きくなりやすいものです。
更年期に伴う吐き気は、自律神経の乱れによって胃の動きが落ちることで起こると考えられています。食欲がわきにくい、食後に胃が重く感じるといった症状を併せて感じる方もいます。
耳鳴りや強い頭痛を伴う場合は、更年期以外の要因が関わっている可能性もあるため、無理に自己判断で様子を見続けない方がよいでしょう。吐き気が長引き、水分もとりづらいほどつらい場合も同様です。
吐き気の強さや続く時間は人によって差があるため、いつもと違う感覚があれば、その違和感を大切にしてほしいところです。
年齢が近いという理由だけで、すべてのめまいを更年期に結びつけてしまう方もいます。
天井や周囲がぐるぐる回るように感じる回転性のめまいは、更年期の自律神経の乱れとは別の耳の疾患が関わっているケースもあります。ふわつく感覚が中心なのか、回転する感覚が強いのかで、考えるべき方向が変わってきます。片方の耳だけに耳鳴りや聞こえにくさを感じる場合も、更年期のめまいとは別に耳の状態を確認してもらった方がよいでしょう。この見分け方を知っておくだけでも、次にどこへ相談すればよいかが分かりやすくなります。
のぼせと一緒に起こるふらつきを、のぼせだけの症状として片付けてしまう方もいます。実は、のぼせとめまいがほぼ同時に起きているだけで、大なり小なりのめまいそのものは起きていることが多いです。症状の感じ方を自分の言葉でメモしておくと、相談したときに状況を伝えやすくなります。
家事や仕事、家族のことに追われている時期ほど、めまいが起きても休むタイミングを作りにくいものです。
疲労や睡眠不足が続くと自律神経の乱れがさらに強まり、めまいが起きやすい状態が続いてしまいます。正直に言うと、症状が軽いうちは様子を見たくなる方が多いのですが、無理を重ねることで回復までの時間が延びてしまうこともあります。
不安を感じながら過ごす時間が長くなるほど、体の緊張も抜けにくくなります。めまいと不安が互いに影響し合う状態に気づいておくことも大切です。
ふわつきを感じたときは、まず安全な場所で座るか横になることを優先してください。
目を閉じると回転しているような感覚が強まることがあるため、一点をゆっくり見つめるか、薄目で安静にすることから始めてみてください。首や肩を強く回すストレッチや、無理な運動は控えた方がよいでしょう。
症状が落ち着いてきたら、次のような点から見直してみるとよいでしょう。
どれも特別なことではありませんが、忙しい時期ほど後回しにしやすい部分でもあります。まずは一つだけでも今日から試してみてください。
更年期のめまいは、症状の出方によって相談先の目安が変わってきます。
ほてりや月経周期の乱れなど更年期らしい症状と一緒にふわつきが出ている場合は、婦人科での相談が目安になります。一方で、回転する感覚が強い、片側の耳鳴りがある、聞こえにくさを伴う場合は、耳鼻咽喉科での確認が向いていることもあります。のぼせで顔がほてっているときに感じるふらつきも、めまいの一種として一緒に伝えておくと状況が伝わりやすくなります。どちらか迷う場合は、まず気になる症状を書き出してから相談先を決めるのも一つの方法です。
症状が続くなら、一度状態を確認したいところです。放置して自然に軽くなるのを待つより、早い段階で相談先を絞っておく方が安心につながります。診断を受けたうえで、更年期に伴うものと分かれば、そこから対処の方向を考えやすくなります。
医療機関での確認と並行して、体の緊張を和らげる視点からめまいと向き合う方法もあります。
首や肩の力みが続くと、自律神経の乱れがさらに強まりやすくなります。当院では、鍼が苦手な方向けに、背骨をやさしく揺らして体本来の回復力を引き出すDRT整体という選択肢も用意しています。強い刺激を加えない方法のため、施術に不安がある方にも取り入れやすい方法です。日頃の姿勢や首の使い方まで含めて確認しながら進めていきます。
体の緊張が抜けにくい状態が続く方には、施術のたびに姿勢や日常の動き方も一緒に見直すことをお伝えしています。
更年期のめまいは、ホルモンの変化と自律神経の乱れが背景にあることが多く、多くは時間とともに波を繰り返しながら落ち着いていく傾向があります。
まずは今日の睡眠時間と、首や肩の力の抜けている時間があるかどうかを振り返ってみてください。小さな変化に気づくことが、次の行動を選ぶ手がかりになります。
ふわつきの背景や体の使い方も含めて確認したい方は、たけち鍼灸整体院・名古屋名東院へお気軽にご相談ください。