
院長:武智お気軽にご相談ください!
こんにちは、たけち鍼灸整体院・名古屋名東院のたけちです。今日は「最近ふらつくことが増えた気がする」「朝ごはんを食べないとめまいっぽくなる」というご相談について、栄養面から一緒に考えていきたいと思います。
めまいは単なる一時的な不調に見えて、実は体の奥に潜んでいる問題を知らせるサインであることも多いのです。特に忙しい毎日を送っている方ほど、自分の食事や体調を後回しにしてしまいがちです。今回は、そんな方に向けて無理なく続けられる食事の工夫と、心の面での向き合い方をお伝えします。




食事の乱れとめまいには深い関わりがあります。まずは自分の食生活と心の状態を振り返ってみるところから始めてみましょう
朝は子どもの準備や仕事の支度でバタバタして、自分の食事は後回し。お昼はコンビニのパンやおにぎりで済ませてしまう。そんな生活を続けていると、体はじわじわとサインを出し始めます。空腹の時間が長く続くことで血糖値が不安定になり、それがふらつきや立ちくらみとして現れることがあるのです。特に午前中や午後の遅い時間に「ふわっとする」感覚を覚える方は、食事のリズムを見直すサインかもしれません。
ご来院される方の中には、次のような症状を抱えている方が多くいらっしゃいます。ひとつでも当てはまる場合は、食生活からのアプローチを試してみる価値があります。
めまいという症状は、体だけでなく心にも大きな負担をかけるものです。ふらつきが繰り返されると「また起きるかもしれない」という不安がつきまとい、外出や仕事に対して構えてしまう方も少なくありません。
めまいが起きるたびに緊張が高まり、その緊張が自律神経をさらに乱し、結果としてめまいを悪化させてしまう。この悪循環に陥っている方は意外と多くいらっしゃいます。「いつ起きるか分からない」という予期不安そのものが、症状を長引かせる要因になっていることも少なくありません。ご自身を責めたり、無理に平気なふりをしたりする必要はまったくないのです。
めまいは表面的な症状として現れているだけで、その裏には睡眠不足や過労、ホルモンバランスの乱れ、自律神経の不調といった、もっと根深い問題が隠れていることがあります。「食事を整えたのに治らない」と感じる場合、体の別の部分がすでに限界に近づいているサインかもしれません。早い段階でそのサインに気づき、向き合うことが何より大切です。
めまいの原因はひとつではありませんが、食事の内容が影響しているケースは意外と多いものです。ここでは特に意識していただきたい栄養素をご紹介します。日々の献立にひとつでも取り入れていただければ、体調の変化を感じやすくなるはずです。
体内の酸素を運ぶ役割を持つ鉄が不足すると、脳への酸素供給が滞り、ふらつきやめまいにつながることがあります。レバーや赤身の肉、あさりやしじみといった食材に多く含まれており、柑橘類やピーマンなどビタミンCを含む食材と一緒に摂ると吸収率が高まると言われています。忙しい方でも、味噌汁にあさりを入れる、サラダにオレンジを添えるといった小さな工夫から始めてみてください。
自律神経のバランスが乱れることもめまいの一因とされています。豚肉や納豆、かつおなどに含まれるビタミンB群は、神経の働きを支える役割を持っています。忙しい日でも納豆ご飯や卵料理を一品加えるだけで、無理なく取り入れることができます。
アボカドやナッツ類に含まれるビタミンEは血流を促し、自律神経のバランスをサポートしてくれる栄養素です。更年期に差しかかる年代の女性は特に意識していただきたい栄養素でもあります。おやつをスナック菓子からミックスナッツに変えるだけでも、続けやすい習慣になるはずです。
栄養素だけでなく、食べるタイミングもめまい対策には欠かせない要素です。空腹の時間が長くなると血糖値が急に下がり、それがふらつきの引き金になることがあります。ここでは実践しやすい食事の型を表にまとめました。
| 時間帯 | おすすめの食事例 |
|---|---|
| 朝食 | 卵料理、トースト、バナナなど手軽なもので構いません |
| 昼食 | 主食に加えて、鶏むね肉や豆腐などのたんぱく質を一品 |
| 間食 | ナッツやヨーグルトで血糖値の急降下を防ぐ |
| 夕食 | 青魚や小松菜など鉄分・ビタミンB群を含む食材を意識 |
1日3食を大きく崩さず、空腹の時間をできるだけ短くすることが大切です。忙しくて完璧な食事を作れない日もあると思いますが、それで自分を責める必要はありません。少しずつ整えていく気持ちで十分です。
食生活を見直しても症状が続く場合、背景に自律神経の乱れや内耳の異常など、食事だけでは対応しきれない原因が隠れていることがあります。そうした場合は、体全体のバランスを見直すアプローチが必要になることも少なくありません。
「食事に気をつけているのに、めまいが治らない」と感じる方は、決して珍しくありません。栄養面のアプローチと合わせて、自律神経や血流の状態を専門的に確認することで、見えていなかった原因が分かることもあります。ご自身だけで頑張り続ける必要はありません。
私自身、体調に振り回されて思うように動けなかった経験があります。だからこそ、原因が分からないまま不安を抱えているつらさは、痛いほど分かります。めまいという症状は体からの小さなサインであり、それを放っておくと心の不安定さにもつながっていきます。食事の工夫はもちろん大切ですが、それでも改善が見られないときは、どうか一人で悩まず、専門家に相談する選択肢も持っておいてください。あなたの毎日が少しでも軽くなるよう、私たちはいつでもお力になりたいと思っています。

