
院長:武智お気軽にご相談ください!
こんにちは、たけち鍼灸整体院・名古屋名東院のたけちです。ある日突然、片方の耳が聞こえにくくなる突発性難聴。耳鼻科を受診して「入院した方がいいですよ」と医師に言われ、驚かれている方も多いのではないでしょうか。仕事のこと、家族のこと、費用のこと。さまざまな不安が一気に押し寄せてくるものです。
この記事では、どのような場合に入院が必要になるのか、その基準や期間、費用について詳しくお伝えしていきます。入院治療を受けるべきか迷っている方に、判断材料として参考にしていただければ幸いです。


突発性難聴の治療では、入院すべきかどうかの判断に迷う方が本当に多い。この記事で基準や費用について知っていただき、納得して治療に臨んでほしいと思う
突発性難聴と診断されても、すべての方が入院するわけではありません。通院治療で十分に対応できるケースも多くあります。では、どのような状態になると入院を勧められるのでしょうか。
病院では初診時に聴力検査を行い、その結果から重症度を判定します。聴力検査では125Hz、500Hz、1000Hz、2000Hz、4000Hzという5つの周波数の聴力レベルを測定し、その平均値で重症度を分類していきます。医学的には、平均聴力レベルが60dB以上の重度難聴や90dB以上の失聴レベルに該当する場合、入院治療が推奨されることが一般的です。
また、激しいめまいを伴って歩行が困難な状態や、耳鳴りが強く日常生活に大きな支障が出ている場合も、入院を検討する基準となります。糖尿病や高血圧などの基礎疾患がある方は、治療中の体調管理が重要になるため、医師が入院を勧めることもあるでしょう。
重症度はGrade1からGrade4までの4段階に分類されます。Grade1は平均40dB未満の軽度難聴で、日常生活への支障は比較的少ない状態です。Grade2は平均40dB以上60dB未満の中等度難聴で、会話の聞き取りに困難を感じるレベルになります。
Grade3以上、つまり平均60dB以上の重度難聴や失聴レベルになると、入院治療を検討する段階です。大声で話しかけられても聞き取れないことが多く、補聴器がないと会話が成り立たない状態といえます。Grade4は平均90dB以上の失聴で、音をほとんど認識できない状態です。
重症度が高いほど予後が悪くなる傾向があるため、早期の集中的な治療が重要になってきます。入院することで、毎日の点滴治療や経過観察を密に行えるメリットがあるのです。
医学的な基準だけでなく、患者さんのライフスタイルや経済状況、心理的な安心感なども考慮されます。重症度がそれほど高くなくても、自宅で安静にすることが難しい環境にある方や、強い不安を感じている方は、入院を選択することも可能です。
仕事や家庭の事情で入院が難しい場合は、医師に相談してみてください。通院でステロイド点滴を受ける方法もありますし、治療の選択肢は複数あります。大切なのは、ご自身の状況をしっかり伝え、医師と相談しながら最適な治療方法を選ぶことです。
入院治療が必要と判断された場合、気になるのは「どれくらいの期間入院するのか」ということでしょう。一般的には、突発性難聴の入院期間は1週間から2週間程度とされています。多くの病院では7日間から10日間を目安に治療計画が立てられます。
この期間中に集中的にステロイド薬の点滴治療を行い、聴力の回復を目指します。入院期間は症状の重症度や治療への反応によって前後することもあり、改善が見られれば早めに退院できることもありますし、経過によっては延長されることもあります。
会社員の方であれば、最低でも1週間から10日間の休暇が必要になります。仕事の調整や家族のサポート体制を整えておくことが大切です。お子さんがいるご家庭では、入院中の子どもの世話をどうするかも事前に考えておく必要があるでしょう。
入院となると、やはり費用面が気になるところです。1週間から2週間の入院治療にかかる総額は、おおよそ10万円から30万円程度が目安となります。ただし、健康保険が適用されるため、実際の自己負担額はこの3割、つまり約3万円から9万円程度になることが多いです。
費用の内訳としては、入院基本料、検査費用、薬剤費、処置料などが含まれます。聴力検査や血液検査、必要に応じてMRI検査なども行われるため、検査費用だけで5,000円から10,000円程度かかることもあります。
医療費が高額になった場合には、高額療養費制度を利用できます。この制度は、1ヶ月間の医療費の自己負担額が一定の上限を超えた場合、超えた分が払い戻される仕組みです。所得に応じて自己負担の上限額が設定されており、一般的な所得の方であれば月額8万円程度が上限となります。
事前に「限度額適用認定証」を取得しておけば、病院の窓口での支払いが自己負担限度額までで済むため、一時的な高額負担を避けることができます。加入している健康保険組合に問い合わせて、事前に手続きをしておくと安心です。
医療保険や生命保険に加入している方は、入院給付金が受け取れる可能性があります。加入している保険の内容を確認し、入院前に保険会社に連絡しておくとスムーズです。入院日数に応じて日額で給付金が支払われることが多く、治療費の負担を軽減できる場合があります。
保険の請求には診断書が必要になることが多いため、病院にも事前に伝えておくとよいでしょう。退院時にスムーズに手続きを進められます。
入院中はどのような治療が行われるのでしょうか。突発性難聴の治療の中心となるのは、ステロイド薬の点滴治療です。ステロイド薬には炎症を抑える作用があり、内耳の血流を改善して聴力の回復を促します。
通院治療では飲み薬が処方されることが多いですが、入院治療では点滴で直接体内に薬剤を投与するため、より効果的に治療を進められます。症状によっては、血流改善薬やビタミン剤なども併用されることがあります。
医療機関によっては、ステロイド治療と並行して高圧酸素療法を行うこともあります。これは高圧の酸素を吸入することで、内耳への酸素供給を増やし、損傷した細胞の回復を促す治療法です。すべての病院で実施されているわけではありませんが、効果が期待できる治療のひとつです。
入院中は毎日の聴力検査で経過を確認しながら、治療方針を調整していきます。医師や看護師が常に様子を見守ってくれるため、副作用が出た場合にも迅速に対応してもらえる安心感があります。
入院中は安静にすることも治療の一部です。身体的なストレスを減らし、内耳の回復に専念できる環境を整えることが大切です。十分な睡眠を取り、規則正しい生活リズムを保つことも、治療効果を高めるために重要になります。
食事も栄養バランスを考えた病院食が提供されるため、体調管理がしやすくなります。自宅では仕事や家事に追われて十分な休息が取れないという方にとって、入院は集中的に体を休める機会にもなるでしょう。
入院治療と通院治療の大きな違いは、治療の集中度と管理体制です。通院治療では飲み薬を処方され、定期的に病院を訪れて経過を確認する形になります。日常生活を送りながら治療を続けられるメリットがある一方、安静を保つことが難しい場合もあります。
入院治療では、毎日点滴治療を受けられる上、医療スタッフによる継続的な観察が可能です。症状の変化に応じて迅速に対応してもらえるため、重症の方や合併症のリスクがある方には適しています。
通院か入院かの選択は、重症度だけでなく、患者さんの生活環境や希望も考慮されます。軽度から中等度の難聴であれば、通院治療でも十分に対応できることが多いです。ただし、通院治療を選んだ場合でも、自宅で十分に安静を保つことが治療成功の鍵となります。
仕事を休むことが難しい、家族の世話があるなどの理由で入院を避けたい気持ちもわかります。しかし、突発性難聴は発症からできるだけ早く、集中的に治療することが回復のカギです。無理をして通院治療を選んだ結果、十分な安静が取れず回復が遅れてしまうこともあります。
医師としっかり相談し、ご自身の状況を正直に伝えた上で、最適な治療方法を選んでください。家族や職場の理解を得て、治療に専念できる環境を整えることが何より大切です。
突発性難聴は、発症からできるだけ早く治療を開始することが予後を大きく左右します。理想的には発症から48時間以内、遅くとも1週間以内に治療を始めることが推奨されています。時間が経つほど内耳の細胞が損傷し、回復が困難になるためです。
「様子を見よう」「忙しいから後で」と先延ばしにすることは、聴力を失うリスクを高めます。片方の耳が突然聞こえにくくなった、耳鳴りやめまいを伴うといった症状が現れたら、すぐに耳鼻科を受診してください。
入院を勧められた場合、仕事や家庭の都合ですぐには決断できないこともあるでしょう。しかし、治療の開始が遅れるほど回復の可能性は低くなります。職場や家族に事情を説明し、理解を求めることが必要です。
聴力は一度失われると取り戻すことが難しい大切な感覚です。将来の生活の質を守るためにも、今できる最善の治療を選択してください。入院という決断は簡単ではありませんが、後悔しないために必要な時間だと考えることも大切です。
入院治療を受けた後の経過は人それぞれです。治療に良好に反応し、聴力が大きく改善する方もいれば、残念ながら十分な回復が得られない方もいらっしゃいます。一般的には、重症度が低いほど、治療開始が早いほど、予後は良好とされています。
退院後も定期的に通院して聴力検査を受け、経過を確認していく必要があります。症状が残る場合には、補聴器の使用を検討したり、生活環境を整えたりする支援も受けられます。
聴力が完全には回復しなかった場合でも、適切なリハビリテーションやケアによって生活の質を保つことは可能です。補聴器の活用、コミュニケーション方法の工夫、職場や家庭での配慮など、さまざまなサポートがあります。
また、ストレスや疲労が症状を悪化させることもあるため、退院後も規則正しい生活を心がけることが大切です。十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動などを意識して、体調管理を続けていきましょう。
病院での治療と並行して、鍼灸治療を取り入れる方も増えています。突発性難聴の背景には、内耳への血流不足や自律神経の乱れが関係していることが多く、鍼灸治療はこれらにアプローチできる可能性があります。
当院では、内耳周辺のツボや首・肩・顎関節など関連部位への施術を通じて、血流改善と自律神経のバランス調整を目指しています。病院での治療を受けながら、補完的に鍼灸治療を併用することで、回復を後押しできるケースもあります。
突発性難聴は耳だけの問題ではなく、全身の状態が影響していることがあります。首や肩の緊張、顎関節の動きの制限、ストレスによる自律神経の乱れなど、複数の要因が絡み合っていることが多いのです。
鍼灸治療では、こうした全身のバランスを整えることで、内耳の環境を改善していきます。聴力検査の結果を参考にしながら、一人ひとりの状態に合わせた施術計画を立てていきます。
入院治療を受けた後も、体調管理やケアとして鍼灸治療を継続される方もいらっしゃいます。病院での治療だけでは改善しきれなかった症状に対して、別のアプローチを試してみることも選択肢のひとつです。
突発性難聴で入院が必要になるかどうかは、聴力レベルや合併症の有無、生活環境などによって判断されます。平均聴力レベルが60dB以上の重度難聴や激しいめまいを伴う場合は、入院治療が推奨されることが一般的です。入院期間は1週間から2週間程度で、費用は保険適用後の自己負担で約3万円から9万円程度が目安となります。
入院治療では、ステロイド点滴による集中的な治療と、医療スタッフによる継続的な観察が受けられます。早期に適切な治療を開始することが回復のカギであり、症状が現れたらすぐに耳鼻科を受診することが大切です。
入院するかどうかの判断に迷ったときは、医師とよく相談し、ご自身の状況を正直に伝えてください。家族や職場の理解を得て、治療に専念できる環境を整えることが何より重要です。一人で悩まず、周囲に相談しながら最善の選択をしていただきたいと思います。もし病院での治療と併せて鍼灸治療をお考えでしたら、いつでもお気軽にご相談ください。

