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突発性難聴の薬はずっと飲み続ける?効果と副作用を解説

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こんにちは、たけち鍼灸整体院・名古屋名東院のたけちです。突然耳が聞こえにくくなり、病院で突発性難聴と診断されると、まず気になるのが「どんな薬を使うのか」「本当に効くのか」という点ですよね。実際、突発性難聴の治療は薬物療法が中心となるため、処方される薬の種類や効果、副作用について正しく理解しておくことはとても大切です。

今回は突発性難聴の治療で使われる薬について、その種類から作用メカニズム、服用期間、そして気になる副作用まで、臨床経験を踏まえて詳しくお伝えしていきます。発症直後で不安を抱えている方、現在治療中でこれからの見通しを知りたい方にとって、少しでも安心材料になれば幸いです。

院長:武智

突発性難聴の薬物療法は早期開始が何より重要ですので、まずは基本的な知識を一緒に確認していきましょう

目次

突発性難聴の治療に使われる薬の種類と役割

突発性難聴の治療では、複数の薬を組み合わせて使用するのが一般的です。それぞれの薬には明確な役割があり、内耳の炎症を抑えたり血流を改善したりすることで、聴力の回復を目指していきます。中心となるのはステロイド薬ですが、それ以外にも補助的な役割を果たす薬がいくつか処方されることになります。

ステロイド薬は内耳の炎症や浮腫を強力に抑える作用を持っており、突発性難聴の第一選択薬として世界中で使用されています。代表的なものとしてプレドニゾロン(商品名:プレドニン)やメチルプレドニゾロン(商品名:メドロール)があり、発症初期から使用することで聴力回復の可能性を高めます。

血流改善薬の働きと重要性

内耳への血流を改善する薬も重要な役割を果たします。アデノシン三リン酸(ATP製剤、商品名:アデコスホーワ)やカリジノゲナーゼ(商品名:カルナクリン)などが代表的で、これらは内耳の毛細血管の血流を促進し、酸素や栄養素を届けやすくする作用があります。内耳は非常に繊細な器官で、わずかな血流不足でも機能障害を起こすため、血流改善は治療の重要な柱となっています。

ビタミン製剤による神経保護

メチルコバラミン(商品名:メチコバール)というビタミンB12製剤も頻繁に処方されます。これは神経細胞の修復を助け、神経伝達を改善する作用を持っています。聴神経の機能回復をサポートする目的で使用され、他の薬と併用することで相乗効果が期待できます。

ステロイド治療の実際と服用スケジュール

ステロイド治療は通常、発症から48時間以内に開始するのが理想とされています。初期には高用量から開始し、7日間から2週間かけて徐々に減量していく「漸減療法」が標準的です。この方法は副作用を最小限に抑えながら、十分な治療効果を得るために確立されたプロトコルとなっています。

軽症から中等症の場合は経口薬(飲み薬)での治療が行われますが、高度難聴の場合や早期の回復が見られない場合には、ステロイドの点滴投与が選択されることもあります。点滴治療の場合は入院が必要となり、通常7日から10日程度の入院期間となります。経口薬と点滴では体内への吸収速度や血中濃度が異なるため、症状の重症度に応じて医師が判断します。

服用中の注意点と日常生活

ステロイド服用中は朝食後に飲むのが基本です。これは体内のコルチゾール分泌リズムに合わせることで、副作用を軽減し効果を最大化するためです。また、急に服用を中止すると離脱症状が出る可能性があるため、必ず医師の指示通りに減量していくことが重要になります。

気になる副作用とその対策について

ステロイド薬の副作用について心配される方は多いですが、突発性難聴の治療で使用される期間は比較的短期間のため、重篤な副作用が出ることは少ないとされています。それでも知っておくべき副作用はいくつかあります。

最も頻度が高いのは胃腸症状です。胃痛や胃もたれ、食欲増進などが現れることがあるため、通常は胃粘膜保護薬が一緒に処方されます。また血糖値の上昇が起こることもあり、特に糖尿病の方や糖尿病予備軍の方は注意が必要です。治療中は定期的な血糖測定が推奨される場合もあります。

感染リスクへの配慮

ステロイドは免疫機能を抑制するため、感染症にかかりやすくなる可能性があります。治療中は手洗いやうがいを徹底し、人混みを避けるなどの感染予防対策を心がけることが大切です。また不眠や気分の変動、顔のむくみなどが出現することもありますが、これらは減量とともに改善していくことがほとんどです。

薬が効かない場合の次のステップ

標準的なステロイド治療を行っても十分な改善が見られない場合、いくつかの追加治療が検討されます。鼓室内ステロイド投与は、鼓膜の奥にある中耳腔に直接ステロイドを注入する方法で、全身投与よりも高濃度のステロイドを内耳に届けられるという利点があります。通院で行える治療法として、近年注目を集めています。

高圧酸素療法も選択肢の一つです。これは特殊な装置の中で高濃度の酸素を吸入することで、内耳への酸素供給を増やし、組織の回復を促進する治療法です。ただし実施できる医療機関が限られており、また保険適用の条件もあるため、主治医とよく相談する必要があります。

治療期間と回復の見通しについて

突発性難聴の治療期間は通常1ヶ月から3ヶ月程度とされています。ステロイド治療自体は1週間から2週間で終了しますが、その後も経過観察を続け、聴力の回復具合を定期的に確認していきます。治療効果の判定は通常、治療開始から1ヶ月後の聴力検査で行われることが多いです。

発症から治療開始までの時間が短いほど回復率が高いことが統計的に示されており、特に発症から1週間以内に治療を始められた場合は良好な予後が期待できます。逆に発症から1ヶ月以上経過してからの治療開始では、残念ながら回復の可能性は低くなってしまいます。

改善度合いの判断基準

聴力の回復度合いは「治癒」「著明回復」「回復」「不変」の4段階で評価されます。治癒とは聴力が正常範囲まで回復した状態、著明回復は30デシベル以上の改善が見られた状態を指します。全体としては約3分の1の方が治癒、3分の1が部分的回復、残り3分の1が不変という統計データがあります。

薬物療法と併用できる鍼灸治療の可能性

当院では病院での薬物治療と並行して鍼灸治療を受けられる方も多くいらっしゃいます。鍼灸治療は内耳への血流改善、首や肩の筋緊張の緩和、自律神経の調整などを通じて、薬物療法の効果を高める可能性があります。実際に病院の治療だけでは改善が見られなかった方が、鍼灸を併用することで聴力が回復したケースも少なくありません。

特に突発性難聴では顎関節の問題や頸部の筋緊張が内耳の血流不足に関与していることが多く、これらは薬だけでは改善しにくい要因です。全身のバランスを整え、内耳への血流ルートを確保することで、薬の効果が届きやすい状態を作ることができます。また、ステロイドの副作用軽減にも鍼灸が役立つことがあります。

まとめ:早期治療と多角的アプローチの重要性

突発性難聴の薬物療法はステロイドを中心とした確立された治療法ですが、その効果を最大限に引き出すには発症から治療開始までの時間が何より重要です。また薬だけに頼るのではなく、生活習慣の見直しや補完的な治療法を組み合わせることで、回復の可能性を高められる場合もあります。

当院では病院での治療と並行した鍼灸治療も行っており、薬物療法だけでは改善が見られない方や、より積極的に回復を目指したい方のサポートをさせていただいています。突発性難聴は時間との勝負でもありますので、少しでも不安や疑問があれば、一人で抱え込まずにお気軽にご相談ください。あなたの聴力回復に向けて、できる限りのサポートをさせていただきます


院長:武智

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