不眠症

不眠とは

不眠症は現代社会で多くの方が抱える悩みです。十分な睡眠時間があるにもかかわらず、寝つきが悪かったり、途中で目が覚めたり、早朝に目覚めるなどの症状が現れます。

単に眠れないだけでなく、日中の活動に支障をきたすことが特徴です。厚生労働省の調査によると、日本人の約5人に1人が不眠症状を抱えているとされています。

成人の約3割が睡眠に何らかの問題を抱えており、特に高齢者や女性に多い傾向があります。日本人の平均睡眠時間は先進国の中でも短く、慢性的な睡眠不足状態にある方が多いのが現状です。

不眠症を放置すると、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。日中の眠気や集中力低下は、仕事や学業のパフォーマンスを著しく低下させます。

記憶力や判断力も低下し、ミスや事故のリスクが高まることも。免疫機能の低下により、風邪などの感染症にかかりやすくなることもあります。

長期的には高血圧や糖尿病などの生活習慣病のリスクが上昇し、うつ病や不安障害などの精神疾患を引き起こす可能性も高まります。さらに認知機能の低下や心血管疾患のリスクが上昇し、寿命の短縮にもつながる可能性があるのです。

不眠の原因

病院では異常がないと言われても、不眠が収まらないという人が近年増え続けています。

また、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、不眠の原因はひとつに断定できるものではないということです。

不眠は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

仕事や人間関係のストレス、将来への不安などが自律神経のバランスを崩し、リラックスして眠れなくなることがあります。

不規則な睡眠時間、就寝直前のスマホやPC使用、カフェインの過剰摂取などの生活習慣も大きな原因となります。騒音、光、温度、湿度など、睡眠環境の問題も質の良い睡眠を妨げることがあります。

睡眠時無呼吸症候群、胃食道逆流症、慢性疼痛などの身体疾患や、うつ病や不安障害などの精神疾患に伴って不眠が生じることもあります。また、年齢とともに睡眠構造が変化し、浅い睡眠が増えて熟睡感が得られにくくなることも原因の一つです。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず、不眠の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

不眠を引き起こす特有の身体の反応

不眠症には特有の身体の反応点があります。首や肩の筋肉の緊張は、自律神経の乱れと密接に関連しています。特に後頭部から首筋にかけての硬さは、交感神経の緊張状態を示すサインです。

また、胸鎖乳突筋や僧帽筋の緊張は、呼吸の浅さを引き起こし、リラックスした状態に入りにくくなります。腹部の緊張も自律神経に影響を与え、内臓の働きを低下させ、深い睡眠を妨げる要因となります。

頭部では、側頭部や前頭部に緊張が現れることが多く脳の過活動状態を示しています。

不眠に特化した当院での鍼灸整体治療

不眠への対応として当院のアプローチ

通院について

不眠症の改善には、自律神経のバランスを整え、体内時計を正常化することが重要です。症状の程度や持続期間によって通院頻度は異なりますが、初期は週に1〜2回の施術をお勧めしています。

慢性的な不眠の場合、体が本来のリズムを取り戻すまでに時間がかかるため、3〜4週間の継続的な治療が必要です。症状が軽減してきたら、週1回、その後2週間に1回と徐々に間隔を空けていきます。

長年不眠に悩まされている方の場合は、根本的な改善まで6ヶ月程度かかることもあります。

当院の特徴

国家資格の鍼灸あん摩マッサージ師である院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

不眠の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで院長が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。不眠は全身をみる専門家で鍼灸師にお任せください。

不眠に関するQ&A

不眠症は自然に治りますか？

一時的な不眠は原因となるストレスが解消されれば自然に改善することもありますが、3ヶ月以上続く慢性不眠は自然治癒が難しいことが多いです。生活習慣の改善や専門的なケアが必要になります。鍼灸治療は自律神経のバランスを整え、自然な睡眠を促す効果があります。

不眠症の人がやってはいけないことは？

就寝前のカフェイン摂取、スマホやPC使用、激しい運動は避けるべきです。また、寝つけないからといって飲酒に頼ることも逆効果です。睡眠時間にこだわりすぎて焦ることも、かえって不眠を悪化させます。自分なりのリラックス方法を見つけることが大切です。

睡眠薬は依存性があるので避けたほうがいいですか？

睡眠薬には依存性のリスクがありますが、医師の適切な指導のもとで短期間使用することは有効な選択肢です。最近は依存性の低い薬も増えています。ただし、根本的な解決には生活習慣の改善や鍼灸などの代替療法も併用することをお勧めします。

休日に寝だめをすることは効果的ですか？

残念ながら「寝だめ」の効果は科学的に証明されていません。むしろ生体リズムが乱れ、不眠を悪化させることがあります。平日も休日も同じ時間に起床・就寝する規則正しい生活が、質の良い睡眠には重要です。

不眠に苦しめられていた皆さまも、当院で鍼灸整体の施術を受けて、このような変化がありました。

自律神経系に直接アプローチする鍼灸整体治療は不眠に対して非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

専門的な知識も必要になるため、不眠を自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。不眠は早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。