ばね指

ばね指とは

ばね指は、指を動かすための腱が炎症を起こし、腱を包む鞘に引っかかることで指の曲げ伸ばしがスムーズにできなくなる状態です。指を伸ばそうとするとカクンと急に伸びる「ばね現象」が特徴で、手や指をよく使う人や更年期以降の女性に多く見られます。

症状の程度は人によって大きく異なり、軽度の引っかかりから指が全く動かなくなるケースまであります。発症は徐々に進行することが多く、朝の起床時に症状を強く感じることが特徴です。

現代社会では手や指を酷使する機会が増えており、認知度の上昇とともに患者数も増加しています。かつては中高年に多いとされていましたが、最近ではパソコンやスマートフォンの普及により若年層の患者も増えています。

ばね指を放置すると、指の動かしにくさや痛みが徐々に悪化し、日常生活や仕事に大きな支障をきたします。進行すると指が曲がったまま戻らなくなり、自力で伸ばせなくなることもあります。

仕事や家事での細かい作業が困難になり、物を落としやすくなるなど生活の質が著しく低下することもあります。睡眠中の痛みや朝のこわばりにより、睡眠の質が悪化し慢性的な疲労感に悩まされることも少なくありません。

最悪の場合、指が全く動かなくなり手術が必要になることもあります。複数の指に症状が広がった場合は、日常生活に重大な支障をきたすこともあるでしょう。早期の適切な対応が非常に重要です。

ばね指の原因

病院では異常がないと言われても、ばね指が収まらないという人が近年増え続けています。

また、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、ばね指の原因はひとつに断定できるものではないということです。

ばね指は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

ばね指はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。特に手や指の使いすぎにより腱と腱鞘に負担がかかり炎症が起こることが主な要因と考えられています。

更年期や妊娠・出産期の女性はホルモンの影響で腱や腱鞘がもろくなり、炎症が起きやすくなります。また、糖尿病や関節リウマチがある人は血行が悪く、炎症が治りにくいためばね指になりやすいです。

スポーツや楽器演奏、手作業の繰り返しも腱や腱鞘への負担を増加させます。腱や腱鞘の一部が厚くなったり、肥厚することで通過障害が起こりやすくなることもあります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず、ばね指の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

ばね指を引き起こす特有の身体の反応

ばね指では、指の腱や腱鞘に炎症が起こると、指の動きに制限が生じ、朝や動かし始めにこわばりや引っかかりを強く感じます。腱や腱鞘の部分に腫れや熱感が現れ、無理に動かそうとすると強い痛みを伴うこともあります。

指を頻繁に使うことで炎症が悪化しやすく、繰り返し負担がかかることで症状が慢性化しやすいのも特徴です。全身のバランスや血流、神経の働きにも影響を受けやすく、体の状態を多面的に捉えることが重要です。

首や肩の筋肉の緊張も、手や指への血流を阻害し、腱や腱鞘の機能低下を招きます。特に前腕から手首にかけての筋肉の緊張は、指の動きに直接影響します。

ストレスによる自律神経の乱れも血流や炎症に影響します。交感神経が優位になると血管が収縮し、腱や腱鞘への血流が減少することで回復が遅れる可能性があります。

ばね指に特化した当院での鍼灸整体治療

ばね指への対応として当院のアプローチ

通院について

ばね指では、早く確実に腱や腱鞘の炎症を改善するため、初期は週に1〜2回の施術が必要です。炎症が続いた状態が長引くと、腱や腱鞘の癒着が進み、回復が難しくなります。

そのため、症状が出てから治療を開始するまでの時間が短いほど、効果が高くなります。発症から1ヶ月以内であれば、改善の見込みがあります。もし一週間以内に治療を開始できれば、さらに理想的です。

治療期間は症状の程度や発症からの期間によって異なりますが、一般的には1〜3ヶ月程度です。初期の集中治療で症状が改善してきたら、徐々に通院間隔を空けていきます。

当院の特徴

国家資格の鍼灸あん摩マッサージ師である院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

ばね指の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで院長が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。ばね指は全身をみる専門家で鍼灸師にお任せください。

ばね指に関するQ&A

ばね指は自然に治りますか？

軽度の場合は安静にすることで自然に治ることもありますが、症状が続く場合は治療が必要です。放置すると悪化する場合もあるので注意しましょう。早期の適切な治療により症状の改善が期待できます。

ばね指の人がやってはいけないことは？

指を無理に伸ばそうと強い力をかけたり、痛みを我慢して使い続けるのは避けてください。悪化や再発の原因になります。また、冷やしすぎることも血流を悪化させるため控えましょう。

どの病院や何科を受診すればいいですか？

整形外科を受診してください。手外科専門のクリニックや病院も適しています。症状が軽度の場合は、まずは一般的な整形外科での診察を受けることをおすすめします。

ばね指は進行するとどうなりますか？

指が曲がったまま戻らなくなり、自力では伸ばせなくなることがあります。手術が必要になる場合もあります。早期の治療により、このような重篤な状態を避けることができます。

ばね指に苦しめられていた皆さまも、当院で鍼灸整体の施術を受けて、このような変化がありました。

全身のバランスに直接アプローチする鍼灸整体治療はばね指に対して非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

専門的な知識も必要になるため、ばね指を自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。ばね指は早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。