
院長:武智お気軽にご相談ください!


こんにちは、たけち鍼灸整体院・名古屋名東院のたけちです。今回は、施術中でよくいただくご相談をもとに、大切なお話をさせていただきます。
耳鼻科での治療を終えたあとも、なんとなく心配な気持ちが消えない。そんな経験はありませんか。
点滴や内服の治療期間を終え、先生からは「経過観察」と言われた。でも実際の生活の中では、耳の詰まり感や小さな耳鳴りがまだ気になっている。
この先ずっとこの状態が続くのか、それとも良くなっていく途中なのか、判断がつかずに不安な時間を過ごしている方は本当に多いんです。
突発性難聴という病気は、治療を終えたあとの経過にも個人差が大きく、だからこそ多くの方が同じように悩まれています。今日はその不安と、どう向き合っていけばいいのかを一緒に考えていきたいと思います。




治療が終わったあとの経過観察期間こそ、実は一番丁寧に体と向き合ってほしい時期なんです
耳鼻科での急性期の治療が終わると、多くの方が「これで一区切り」と感じます。ですが体の中では、実はまだ静かな回復のプロセスが続いていることが少なくありません。ここではその期間に起きていることを整理してみます。
ステロイド治療の目的は、内耳の急性炎症を抑えることにあります。炎症が治まったからといって、傷んだ細胞や神経がすぐに元の状態へ戻るわけではありません。
組織が少しずつ修復されていく過程では、聞こえ方にムラが出たり、耳鳴りの強さが日によって変わったりすることがあります。これは治療が効いていないという意味ではなく、回復の途中でよく見られる自然な経過だったりします。
病院で「経過観察でいいですよ」と言われると、何もしなくていいという意味に聞こえてしまいがちです。ですが本来の経過観察は、体の変化を見守りながら必要に応じて対応していく期間のことを指しています。
この期間にご自身の体をどう過ごすかによって、その後の安定度が変わってくることもあるので、決して受け身のままでいい時期ではないと私は考えています。
治療後の不安を少しでも整理するために、まずはご自身の状態を客観的に見つめる視点を持つことをおすすめします。感覚だけで一喜一憂してしまうと、些細な変化にも過剰に反応してしまいがちです。ここでは具体的に確認しておきたいポイントを紹介します。
こうして記録を続けていくと、自分では気づきにくかった体のパターンが見えてくることがあります。感覚だけで判断せず、変化を客観的に追っていくことが、この時期の不安を減らす第一歩になります。
めまいが新たに出てきた、聞こえがはっきりと悪化した、といった変化があれば、経過観察中であっても早めに耳鼻科へ相談することが大切です。
逆に、耳の詰まり感や耳鳴りがゆるやかに続く程度であれば、焦らずに体全体を整えていく期間と捉えていただいて大丈夫です。
耳鼻科での治療は、あくまで内耳そのものへの直接的なアプローチです。一方で、なぜその内耳の血流が乱れやすい体になっているのか、という背景まではあまり扱われません。ここでは、その視点について詳しくお伝えします。
内耳はとても細い血管によって栄養を受け取っている器官です。首や肩の緊張、慢性的な疲労、自律神経の乱れなどが重なると、この細い血管の流れが滞りやすくなります。
鍼灸によるアプローチでは、全身の緊張をゆるめながら血流を促し、自律神経のバランスを整えていくことを目指します。薬で炎症を抑えたあとの「回復しやすい体」を作っていくというイメージを持っていただくと分かりやすいかもしれません。
突発性難聴は再発することもある病気だと言われています。だからこそ、治療後の期間は再発を防ぐための体づくりを始める絶好のタイミングでもあります。
| 見直したい習慣 | 整えるためのヒント |
|---|---|
| 浅く短い睡眠 | 就寝前のスマホ使用を控え、部屋を暗くして眠る |
| 同じ姿勢が続く作業 | 30分に1回、肩甲骨を動かすストレッチを挟む |
| 気を張り続ける生活 | 意識的に深呼吸をする時間を1日数回作る |
| 冷えやすい体 | 入浴時に肩まで湯船に浸かる習慣をつける |
小さな習慣の積み重ねが、内耳を含めた全身の血流環境を少しずつ変えていきます。焦らず続けることが何より大切です。
治療を終えたあとの不安を、どこに相談すればいいのか分からないまま過ごしている方は少なくありません。耳鼻科以外にどんな選択肢があるのか、知らないまま時間だけが過ぎてしまうのはもったいないことです。ここでは、当院での考え方をお伝えします。
当院では、耳鼻科での検査結果を踏まえながら、首や肩の緊張、自律神経の状態、そして日々の生活習慣までを丁寧にお伺いしています。心理面のケアも含めて、体と心の両方から向き合っていくことを大切にしています。
これまで、病院での治療を終えたあとに来院された方の中には、耳の詰まり感や耳鳴りが少しずつ和らいでいったという声を多くいただいています。もちろん経過には個人差がありますので、まずは今の状態をお聞きすることから始めさせてください。
治療が終わったからといって、その不安を我慢し続ける必要はどこにもありません。今のご自身の状態を正しく理解し、できることから整えていくことが、この先の安心へとつながっていきます。
聞こえの不安や、なんとなくすっきりしない気持ちを一人で抱え込んでいるなら、どうか無理をせずお声がけください。私たちは、いつでもその不安に寄り添う準備をしています。

