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呼吸が浅い人ほど肩がこる?胸郭の柔軟性がカギ
意外と知られていないメカニズム
たけち鍼灸整体院・名古屋名東院、院長のたけちです。本日は「呼吸が浅い人ほど肩がこる?胸郭の柔軟性がカギ」というテーマでお話しします。

呼吸と肩こりについて私が詳しくお話しします

最近、肩こりがなかなか取れない、呼吸が浅くて息苦しいと感じる方が増えているように感じます。
特にデスクワークやスマートフォンの使用が多い30~50歳の女性の方から、肩や首の疲れ、呼吸のしづらさについてご相談を受けることが多いです。
今回は、呼吸と肩こりの関係、そして胸郭の柔軟性がなぜ大切なのかについて、できるだけわかりやすく解説していきます。
呼吸と肩こりの意外な関係
普段、呼吸と肩こりが関係していると意識することは少ないかもしれません。しかし、実はこの二つはとても深くつながっています。
呼吸が浅くなると、体が緊張しやすくなり、肩や首の筋肉がこわばりやすくなります。深い呼吸ができているときは、体がリラックスしやすく、肩まわりの筋肉もほぐれやすい状態になります。つまり、呼吸が浅い状態が続くと、肩こりが慢性化しやすくなるのです。
なぜ呼吸が浅くなるのか
呼吸が浅くなる原因はいくつかありますが、姿勢の悪さが大きな要因です。例えば、猫背や前かがみの姿勢が続くと、胸の前側が縮こまり、胸郭が十分に広がらなくなります。
胸郭とは、肋骨や胸骨、背骨などで構成されている胸のかごのような部分です。ここが硬くなると、呼吸に必要な動きが制限され、自然と呼吸が浅くなってしまいます。
また、長時間のデスクワークやスマートフォンの操作なども、胸郭や肩甲骨の動きを悪くする原因となります。
胸郭の柔軟性がカギ
胸郭の柔軟性が失われると、肩甲骨の動きも悪くなります。肩甲骨は背中にある三角形の骨で、肩の動きや安定に大きく関わっています。
胸郭と肩甲骨は連動して動くため、胸郭が硬いと肩甲骨の動きも制限され、結果として肩や首の筋肉に負担がかかりやすくなります。これが肩こりの大きな原因の一つです。
胸郭の柔軟性を保つことは、肩こり予防だけでなく、深い呼吸を取り戻すためにもとても重要です。
姿勢と呼吸の深い関わり
姿勢が悪いと、呼吸筋がうまく働かなくなります。猫背や肩が前に出る姿勢では、胸郭の動きが制限されてしまい、呼吸が浅くなります。肩甲骨が外側に開き、肩が前に巻き込まれると、首や肩の筋肉が緊張しやすくなり、肩こりが悪化します。
現代社会では、パソコンやスマートフォンの使用時間が長くなりがちで、どうしても姿勢が崩れやすい環境です。無意識のうちに呼吸が浅くなり、肩こりを引き起こしているケースが多くみられます。
呼吸が浅いと体に起こること
呼吸が浅い状態が続くと、体にはさまざまな影響が出てきます。まず、体が緊張しやすくなり、自律神経のバランスが崩れやすくなります。浅い呼吸のときは、体が「戦う・逃げる」モードになりやすく、肩や首の筋肉が常に緊張した状態になります。
その結果、肩こりだけでなく、頭痛や目の疲れ、集中力の低下などにもつながることがあります。逆に、深い呼吸ができていると、体がリラックスしやすくなり、肩まわりの筋肉も緩みやすくなります。
胸郭の柔軟性を高めるためにできること
胸郭の柔軟性を高めるためには、日々の姿勢を意識することが大切です。背筋を伸ばし、肩甲骨を軽く背中の方に寄せるように意識してみてください。呼吸は鼻からゆっくり吸い込み、胸とお腹が同時に膨らむように意識すると、胸郭がしっかりと動く感覚がつかめます。
また、肩甲骨まわりや胸まわりのストレッチもおすすめです。簡単なものから始めて、無理なく続けることがポイントです。毎日のちょっとした意識とケアが、呼吸の深さや肩こりの改善につながります。
日常生活で気をつけたいポイント
普段の生活の中で、長時間同じ姿勢を続けないようにすることも大切です。デスクワークの合間に軽く体を動かしたり、肩や背中を伸ばすだけでも、胸郭の動きが良くなりやすくなります。
また、ストレスを感じたときは、意識して深呼吸をしてみましょう。深い呼吸をすることで、体の緊張がほぐれやすくなり、肩こりの予防にもつながります。
院長が伝えたい大切なこと

呼吸が浅い人ほど肩がこりやすい理由は、胸郭の柔軟性が失われることで、肩甲骨や肩まわりの筋肉に負担がかかりやすくなるためです。姿勢の悪さやストレス、日常のクセが呼吸を浅くし、肩こりを引き起こす原因となります。
胸郭の柔軟性を保つためには、日々の姿勢や呼吸、簡単なストレッチを意識して取り入れることが大切です。無理なく続けられるケアを日常に取り入れて、深い呼吸と軽やかな肩を目指しましょう。
無理をせず、自分の体と向き合う時間を持つことが、健康への第一歩となります。もし気になる症状が続く場合は、一人で悩まず、お気軽にご相談ください
ご自身の心と体を大切に、毎日を心地よく過ごせるよう応援しています。