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春の不調、あなたも感じていませんか?

新年度、新学期が始まって1週間が経ちましたね。新生活にちょっとなれてくると「なんとなく体がだるい」「疲れやすい」と感じることがあります。それは単なる気のせいではなく、「春バテ」かもしれません。
春は新しい出会いや始まりの季節。わくわくする反面、体調を崩しやすい時期でもあります。今日は春特有の体調不良について詳しくお伝えします。
春バテって何?知っておきたい春の不調
春バテは医学的な病名ではありませんが、春先特有の気候変化や生活リズムの変化によって引き起こされる体調不良の総称です。
疲れやすい、だるさがとれない、頭痛がする、めまいがする、イライラするなど、様々な症状が現れます。これらは自律神経の乱れから来ていることが多いです。
なぜ春に体調を崩しやすいの?
春は一年の中で最も寒暖差が大きい季節です。朝晩は冷え込むのに、日中は暖かくなる。この気温差に体が対応しようとして、自律神経が過剰に働きます。
また春は気圧の変化も激しいんです。高気圧と低気圧が頻繁に入れ替わり、これも自律神経に負担をかけています。
春バテの主な原因は寒暖差の大きさにあります。春は昼と夜の気温差が大きく、また移動性高気圧が通過するため気圧の変化も激しい季節です。この気温・気圧の変化に体が対応しようとして自律神経が乱れ、様々な不調が生じます
春は環境の変化も大きい
春は進学や就職、転勤など、生活環境が大きく変わる時期でもあります。新しい環境への適応は心身にストレスをかけます。
このような環境の変化によるストレスも、自律神経のバランスを乱す原因になっているんです。
自律神経って何?どうして大切なの?
自律神経は、心臓の鼓動、呼吸、消化、体温調節など、生きていくために欠かせない機能を無意識のうちにコントロールしています。
交感神経と副交感神経の2つがバランスを取りながら働いていますが、春の環境変化でこのバランスが崩れやすくなるんです。

春バテの主な症状
- 体のだるさや倦怠感
- 目覚めの悪さや日中の眠気
- 肩こりや腰痛
- めまいや立ちくらみ
- 胃腸の不調(下痢・便秘)
- やる気の低下
- 気分の落ち込みやイライラ
春バテの症状は人によって様々です。全身のだるさや疲労感、めまいや立ちくらみ、頭痛や肩こり、胃腸の不調などの身体症状。
また、イライラや気分の落ち込み、やる気の低下といった精神面の症状も現れます。これらが春に集中して現れたら、春バテを疑ってみましょう。
春バテを予防する生活習慣
春バテを予防するには、まず規則正しい生活リズムを心がけましょう。毎日同じ時間に起きて、同じ時間に寝る習慣をつけることが大切です。
また、バランスの良い食事も重要です。特に春は旬の野菜を取り入れると、自然と体に必要な栄養素を補給できます。
適度な運動と質の良い睡眠
適度な運動は血行を促進し、自律神経のバランスを整えるのに効果的です。ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で体を動かしましょう。
質の良い睡眠も春バテ対策には欠かせません。寝る前のスマホやパソコンの使用を控え、リラックスできる環境で眠ることを心がけましょう。
鍼灸治療で春バテを改善

春バテの症状が気になる場合は、鍼灸治療も効果的な選択肢です。鍼灸治療は自律神経のバランスを整える効果があり、血行促進やストレス緩和などが期待できます。
特に頭頂部の「百会」というツボは、自律神経を整える効果が高いとされています。このツボへの刺激は、脳の血流を改善し、自律神経の調整を助けます。
- 内耳の血流改善
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血流が良くなることで内耳の機能が回復し、自律神経の安定につながります。
- 自律神経のバランス調整
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春バテの原因の一つに、自律神経の乱れがあります。また、首や肩の筋肉が緊張すると、自律神経のバランスが崩れやすくなります。鍼灸によって筋肉の緊張がほぐれると、自律神経が整い、春バテの症状が和らぎます。
- 身体の情報伝達の改善
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鍼灸の刺激によって脳に「修復信号」が送られ、自然治癒力が活性化します。その結果、脳と内耳の間の情報伝達がスムーズになり、体力が回復しやすくなります。
まとめ:春を元気に過ごすために
春の体調不良は自律神経の乱れが主な原因です。規則正しい生活リズム、バランスの良い食事、適度な運動、質の良い睡眠を心がけましょう。