立ちくらみ

立ちくらみとは

立ちくらみとは、急に立ち上がったり体位を変えたりした際に、一時的に脳への血流が減少することで起こる症状です。医学的には「起立性低血圧」と呼ばれることもあります。目の前がフッと暗くなる、ふらつく、めまいがする、時には意識を失うといった症状が特徴的です。

これは体位変換時に自律神経がうまく働かず、血圧調整がスムーズに行われないことで発生します。症状は数秒から数分間続き、横になると改善することが多いのが特徴です。

立ちくらみの原因となる起立性調節障害は、小学生の約5%、中学生の約10%が経験するとされています。特に思春期の子どもに多く見られますが、成人でも日常的に経験する方は少なくありません。

立ちくらみを放置すると、日常生活に様々な支障をきたす可能性があります。特に症状が頻繁に起こる場合、転倒や怪我のリスクが高まります。

仕事や学校生活に集中できなくなり、パフォーマンスの低下や欠席の増加につながることもあるでしょう。重症の場合は失神を繰り返し、頭部外傷などの二次的な怪我を負う危険性もあります。

さらに、立ちくらみの背景に重大な疾患が隠れている場合、早期発見・治療の機会を逃してしまう恐れもあります。不安感から外出を控えるようになり、社会的な活動範囲が狭まることで、精神的な健康にも悪影響を及ぼすことがあります。

立ちくらみが頻繁に起こる場合は、単なる一過性の症状と軽視せず、適切な対処が必要です。

立ちくらみの原因

立ちくらみの原因は多岐にわたります。代表的なものは次の通りです

また、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、立ちくらみの原因はひとつに断定できるものではないということです。

立ちくらみは複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

ストレスや不規則な生活習慣が自律神経のバランスを崩し、立ち上がった際の血圧調整がうまくいかなくなります。また、水分不足や栄養バランスの偏りも影響します。

特に現代社会では、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用による姿勢の悪化、睡眠不足など、立ちくらみを引き起こす要因が増えています。1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず、立ちくらみの改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

立ちくらみへの対応として病院や一般の整体院では次のようなものが一般的です。

対処法のデメリット

生活習慣の改善

効果が現れるまでに時間がかかり、忙しい現代社会では継続が難しいことがあります。また、具体的な方法が示されないことも多く、自己流では効果が出にくいです。

水分・塩分摂取

心臓病や腎臓病などの持病がある場合、過剰な水分・塩分摂取は病状を悪化させる恐れがあります。適切な量の判断が難しく、個人差も大きいです。

薬物療法

副作用のリスクがあり、高血圧や頭痛などの症状が出ることがあります。また、薬に依存せざるを得ない状況になる可能性もあります。

立ちくらみを改善するために

どれだけ多くの治療法を試しても、それが原因を取り違えたまま進められる治療だとすれば改善など見込めません。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、一人ひとり異なる立ちくらみの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院のアプローチ

立ちくらみは、原因がはっきりしない場合が多く、対症療法だけでは根本的な改善が難しいことがあります。当院では、立ちくらみの背景にある複合的な要因を総合的に評価し、根本からのアプローチを行います。

自律神経系の乱れは、現代社会のストレスや生活習慣の乱れから生じることが多いです。鍼灸治療は自律神経に直接働きかけ、バランスを整える効果があります。

特に首や肩の筋肉の緊張は、脳への血流を阻害し、立ちくらみの原因となることがあります。当院では、これらの筋肉の緊張を緩和し、血流を改善する施術を行います。

当院は鍼灸整体治療により直接的に自律神経系に働きかけます。

鍼灸師は皮膚の状態から疾病を読み取り、背骨の間から内臓や身体をコントロールする神経の専門家です。神経の出口である皮膚や背骨の動きによる筋肉のコリ、可動域、姿勢、画像を細かく分析し、全身の状態を把握し、血流改善や炎症反応の除去、自律神経の障害や自己治癒力の低下がみられる箇所をピンポイントで改善します。

立ちくらみを改善するための重要なポイント

残念ながら、病院や一般的な治療院は画一的な検査、投薬・治療に終始しています。しかし、症状の一時的な軽減を得られても他の不調やだるさが出れば意味がありません。

私たちは常に身体全体を俯瞰しながら治療を進めます。

立ちくらみの治療については「木を見て森を見ず」では足りません。重要なのは「木も森も同時に見る」ことであり、身体全体の状態を把握しつつも、全身の血流改善や炎症反応の除去、自律神経の障害や自己治癒力の低下がみられる箇所をピンポイントに改善していく必要があります。

当院の特徴

国家資格の鍼灸あん摩マッサージ師である院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

立ちくらみの改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで院長が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。立ちくらみは全身をみる専門家で鍼灸師にお任せください。

立ちくらみに関するQ&A

立ちくらみは自然に治りますか？

一時的な立ちくらみは生活習慣の改善で自然に治ることもありますが、頻繁に起こる場合は背景に何らかの原因があることが多いです。自律神経の乱れや貧血などの原因に対処することで改善しますが、放置すると症状が長引くことがあります。適切な対策を取ることが大切です。

立ちくらみと貧血の違いは何ですか？

貧血は血液中のヘモグロビン量や血球成分量が少ないことが原因の症状で、常に疲れやすさなどがあります。一方、立ちくらみは一時的に脳への血流が減少することで起こる症状で、体位変換時に特に現れます。貧血が立ちくらみの原因になることもありますが、全く別の症状です。

立ちくらみの人がやってはいけないことは？

急な体位変換は避け、ゆっくりと動作を行いましょう。また、長時間の同じ姿勢、過度な飲酒や喫煙、脱水を招く行為、極端な食事制限は症状を悪化させます。特に暑い環境での長時間の立ち仕事や、食事抜きでの運動は立ちくらみのリスクを高めるため注意が必要です。

立ちくらみが起きた時の対処法は？

症状を感じたらすぐに座るか横になり、頭を低くして休みましょう。深呼吸をして、水分を摂取することも効果的です。足首を上下に動かすなど、下肢の筋肉を使って血液の循環を促進させることも有効です。症状が収まるまで無理に動かないことが重要です。

立ちくらみに苦しめられていた皆さまも、当院で鍼灸整体の施術を受けて、このような変化がありました。

自律神経系に直接アプローチする鍼灸整体治療は立ちくらみに対して非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

専門的な知識も必要になるため、立ちくらみを自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。立ちくらみは早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。