寝違え（首の痛み）

寝違え（首の痛み）とは

寝違えとは、睡眠中に不自然な姿勢が続いたことで、起床時に首の後ろや首から肩にかけての筋肉に痛みが生じる状態です。首を動かすと痛みが出たり、痛みで首をまったく動かせなくなったりすることもあります。

医学的には、頚椎症という病気が朝起きた時に発症したものと言えます。一般的には画像検査で特に異常が見られないことが多いのが特徴です。

寝違えに悩む人の統計

厚生労働省の「令和4年国民生活基礎調査」によると、日本人の自覚症状で最も多いのは男女ともに「腰痛」であり、女性では「肩こり」も高い割合を占めています。

首や肩の痛みを含む症状は日本人の健康問題として非常に一般的であり、特にデスクワークが増えた現代社会では寝違えに悩む人が増加傾向にあります。自覚症状のある人（有訴者）は人口千人あたり276.5人であり、性別では男性が246.7人、女性が304.2人と女性の方が高い傾向にあります。

寝違えを放置したり、間違ったセルフケアを行うと、さまざまな問題が生じる可能性があります。まず、痛みがさらに強くなり、治癒が遅延することがあります。慢性的な首の痛みや肩こりに発展する可能性もあるのです。

痛みによる姿勢の悪化で、さらなる筋肉の緊張や不調を引き起こすこともあります。集中力低下や睡眠障害により、仕事や日常生活の質が著しく低下することも少なくありません。手のしびれや脱力感が出現した場合、神経障害の可能性もあります。

特に注意すべきは、2週間以上改善が見られない場合です。頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症性神経根症などの重篤な疾患の可能性も考えられます。このような状態になると、治療期間が長期化し、治療費用も増大する恐れがあります。

寝違え（首の痛み）の原因

寝違え（首の痛み）の原因は多岐にわたります。代表的なものは次の通りです

また、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、寝違え（首の痛み）の原因はひとつに断定できるものではないということです。

寝違え（首の痛み）は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

寝違えはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。不適切な姿勢で眠り続けると、首の筋肉が阻血状態（血液供給不足）になり、部分的にしこりができることがあります。また、自分の体型に合わない枕を使用することで首に負担がかかります。

疲れ果てていたり、お酒を飲みすぎたりすると、寝返りが少なくなり、長時間同じ姿勢で眠ることで首に負担がかかります。パソコン作業などで長時間同じ姿勢を続けると、頸部の筋肉に負担が生じ、寝違えの原因となります。

男女による違いもありますし、一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず、寝違え（首の痛み）の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

寝違え（首の痛み）への対応として病院や一般の整体院では次のようなものが一般的です。

対処法のデメリット

安静と経過観察

適切な対処をしないと症状が長引いたり、再発したりする可能性があります。

湿布や鎮痛消炎薬

一時的な対症療法であり、根本的な原因の改善にはつながらないことが多いです。また、長期使用による副作用のリスクもあります。

物理療法

効果には個人差があり、一時的な痛みの緩和にとどまることが多いです。

寝違え（首の痛み）を改善するために

どれだけ多くの治療法を試しても、それが原因を取り違えたまま進められる治療だとすれば改善など見込めません。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、一人ひとり異なる寝違え（首の痛み）の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院のアプローチ

寝違え（首の痛み）の症状は一人ひとり異なり、原因もさまざまです。当院では、まず丁寧なカウンセリングと検査を通して、どこに問題があるのかを徹底的に探ります。

生活習慣や体質、ストレスの有無、栄養状態まで幅広くチェックし、根本的な改善を目指します。単なる対症療法ではなく、身体全体のバランスを整え、自然治癒力を高めることを重視しています。薬に頼りきりにならず、身体の内側から変えていくサポートを行っています。

当院は鍼灸整体治療により直接的に自律神経系に働きかけます。

鍼灸師は皮膚の状態から疾病を読み取り、背骨の間から内臓や身体をコントロールする神経の専門家です。神経の出口である皮膚や背骨の動きによる筋肉のコリ、可動域、姿勢、画像を細かく分析し、全身の状態を把握し、血流改善や炎症反応の除去、自律神経の障害や自己治癒力の低下がみられる箇所をピンポイントで改善します。

寝違え（首の痛み）を改善するための重要なポイント

残念ながら、病院や一般的な治療院は画一的な検査、投薬・治療に終始しています。しかし、症状の一時的な軽減を得られても他の不調やだるさが出れば意味がありません。

私たちは常に身体全体を俯瞰しながら治療を進めます。

寝違え（首の痛み）の治療については「木を見て森を見ず」では足りません。重要なのは「木も森も同時に見る」ことであり、身体全体の状態を把握しつつも、全身の血流改善や炎症反応の除去、自律神経の障害や自己治癒力の低下がみられる箇所をピンポイントに改善していく必要があります。

当院の特徴

国家資格の鍼灸あん摩マッサージ師である院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

寝違え（首の痛み）の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで院長が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。寝違え（首の痛み）は全身をみる専門家で鍼灸師にお任せください。

寝違え（首の痛み）に関するQ&A

寝違えは自然に治りますか？

多くの寝違えは数日から1週間程度で自然に改善します。ただし、不適切な姿勢や生活習慣が続くと再発しやすく、根本的な原因改善が大切です。

寝違えの人がやってはいけないことは？

寝違え直後の無理なストレッチや運動は避けましょう。痛みを我慢して首を動かすことや、適切でないマッサージも症状を悪化させる可能性があります。また、長時間同じ姿勢でのデスクワークや、体に合わない枕の使用も避けるべきです。

寝違えを予防する方法はありますか？

自分の体型に合った枕を使用し、適切な睡眠環境を整えることが重要です。デスクワークの合間に首のストレッチを行い、長時間同じ姿勢を避けましょう。また、日頃から首周りの筋肉をほぐすセルフケアや、姿勢改善のエクササイズも効果的です。

寝違えと単なる肩こりの違いは何ですか？

寝違えは主に睡眠中の不自然な姿勢が原因で、起床時に急に痛みが出現するのが特徴です。一方、肩こりは長時間のデスクワークなどによる筋肉の緊張が徐々に蓄積して生じることが多く、慢性的な症状として現れます。

寝違え（首の痛み）に苦しめられていた皆さまも、当院で鍼灸整体の施術を受けて、このような変化がありました。

自律神経系に直接アプローチする鍼灸整体治療は寝違え（首の痛み）に対して非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

専門的な知識も必要になるため、寝違え（首の痛み）を自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。寝違え（首の痛み）は早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。