
院長:武智お気軽にご相談ください!

院長:武智お気軽にご相談ください!
電話に出ようとすると、最初の一言が喉で引っかかる。会議で順番が回ってくる前から、声が詰まらないかと身構えてしまう。そんな日が続くと、医師から聞いたボトックス注射のことが気になってきますよね。
たけち鍼灸整体院・名古屋名東院のたけちです。この記事では、発声障害の中でも痙攣性発声障害のボトックス注射について、治療の流れ、副作用、注射の間の過ごし方をお話しします。
先に全体像を確認したい方は、発声障害の症状ページもあわせてご覧ください。声の悩みは人に話しにくいものなので、気持ちの面にも触れながら、診察の前後で気になりやすいことから順にお伝えします。




まず状態を確認しましょう
話し始めの一言だけが出にくい。会話の途中でも、特定の言葉で急に声が詰まる。そんな声の悩みには、いくつかの背景が考えられます。
痙攣性発声障害は、声を出すときに喉の筋肉が意図せず強く働き、声が詰まったり途切れたり震えたりする状態です。電話や会議など声が詰まる場面が決まっている方も多く、周りに伝わりにくい悩みでもあります。
医師からボトックス注射を提案されると、薬の名前や呼び方に戸惑う方が少なくありません。調べるほど言葉が増えて、混乱してしまうこともあるでしょう。
ボトックスは製剤の名前で、有効成分はA型ボツリヌス毒素です。ボツリヌス注射やボツリヌス療法と呼ばれていても、声帯の筋肉に少量を注入する同じ系統の治療を指すことが多いようです。
喉の外側から針を進め、声を出すときに働きすぎる筋肉の緊張をやわらげます。症状を和らげる治療であり、病気そのものをなくすものではないと説明されることがあります。そのため、長く付き合う前提で考える方が多いようです。
効き始めは早く、数日で変化を感じ、1から2週ほどで安定するとされています。感じ方には個人差があり、初回は様子をみながら調整する場合もあるため、あくまで目安として受け止めてください。
注射の効果は一時的で、3から4ヶ月ほどで薄れていきます。再投与の間隔は12週以上あけるとされるため、次の予約を見越して仕事の予定を組んでおくと、気持ちに余裕が生まれます。
注射のあとに声がかすれたり、水分でむせたりして、不安になる方もいらっしゃいます。声が出やすくなる前に一時的な変化が出ることもあるため、事前に知っておくと慌てずに済みます。
息が漏れるような声、声量の低下、飲み物でのむせは、副作用として説明されることがあります。多くは数週間で軽くなるとされ、その間は電話の担当を減らせないか、職場に相談しておくと動きやすくなります。
むせや息苦しさが強いときは、早めに注射を受けた医療機関へ連絡してください。症状の出方は人によって違い、そのときの様子は次の診察で医師に伝える大切な材料にもなるためです。
費用の目安や、どこで受けられるのかも、決める前に知っておきたい大切なことです。治療そのものと同じくらい、通い続けられるかどうかが気になる方も多いでしょう。
痙攣性発声障害へのボトックス注射は、2018年から保険診療の対象とされています。ただし一定の施設基準を満たした医療機関に限られ、窓口での負担額も負担割合や施設で変わるため、事前に耳鼻咽喉科へ確認しておきたいところです。
注射に抵抗がある場合も、ほかの治療法を知っておくだけで気持ちが落ち着くことがあります。ここでは、医療機関で説明されることのある選択肢を一般的にお伝えします。どれが合うかは、診察のうえで医師と決めていくことになります。
痙攣性発声障害では音声治療だけで改善しにくいと説明される一方、発声の癖や呼吸の使い方を見直す補助として、注射と並行して行われることもあります。
手術として、甲状軟骨形成術II型などが行われる場合もあります。適応や経過は状態によって判断が変わるため、詳しくは耳鼻咽喉科の医師に確認してください。
声が出しにくくても、検査で声帯に目立った異常が見つからないことがあります。診断に時間がかかり、不安が長引く方も少なくありません。その場合、過緊張性発声障害など別の状態が考えられることもあります。
過緊張性発声障害は、痙攣性発声障害と保険適用の扱いが異なるとされ、混同されやすい点です。まずは診断名を医師に確認することから始めてみてください。
一度声が詰まった経験は、次に話す場面への緊張を呼び起こしやすいものです。人前や電話の前になると、喉がきゅっと固くなる感覚を覚える方もいます。
実は、緊張が原因と決まっているわけではありませんが、症状の感じ方に影響することはあります。首や肩のこわばりが強い日ほど声が出しにくいと話される方もいらっしゃいます。
良い姿勢を意識すること自体は、とても大切です。ただ、背筋を伸ばそうと意識しすぎると、かえって肩や首に力が入り、声が詰まる流れにつながる場合もあります。治療院としては、医療の代わりではなく、力みに気づく体の使い方や呼吸の面から、日常の負担を減らす視点をお伝えします。
初めての受診では、聞きたかったことが頭から抜けてしまう方が多いようです。症状の出方を言葉にするのも意外と難しく、診察室では緊張もあるでしょう。
次のような項目を、スマートフォンのメモなどに残してから受診してみてください。完璧に書けなくても、数行あれば診察での説明がぐっと楽になります。
苦手な言葉を具体的に書いておくと、診察で声の出方を伝えやすくなります。こうした診察前のメモは、治療を受けるかどうか迷う時間を短くしてくれるはずです。
注射の効き具合にかかわらず、日々の場面で負担を減らす工夫はいくつかあります。効果が薄れてきた時期ほど、仕事の場面でのやりくりが助けになります。
話し始める前に一度息を吐く、力んで声を押し出さない、大事な電話は声の出やすい時間帯に回す。こうした小さな工夫から始めてみてください。姿勢を正そうと力むより、楽に座れる位置を探すくらいが合う方もいます。
痙攣性発声障害のボトックス注射は、数日で効き始め、3から4ヶ月ほどで薄れていく治療です。副作用や費用、通える医療機関を確認しながら、医師と進めていくことが基本になります。
今日から確認できることとして、声が詰まりやすい日の首や肩の硬さと緊張の強さを、一日の終わりに短く記録してみてください。姿勢も、直そうと力むより、力みに気づく程度で十分です。
声の治療は医療機関が中心ですが、注射と注射の間の過ごし方として、首や肩の緊張、呼吸の浅さ、日々の疲れも含めて確認したい方は、たけち鍼灸整体院・名古屋名東院へお気軽にご相談ください。

