腰椎すべり症

腰椎すべり症とは

腰椎すべり症は、腰の骨（腰椎）が本来の位置から前後にずれてしまう状態です。ずれた骨が神経を圧迫し、腰痛や脚の痛み・しびれ、歩行困難などさまざまな症状を引き起こします。

症状の程度は人によって大きく異なり、軽度の腰痛から歩行困難まで幅広い症状が現れます。特に長時間の歩行や立位で症状が悪化し、前かがみになると楽になるという特徴があります。

高齢化社会を反映して、腰椎すべり症の患者数も増加傾向にあります。特に中高年の女性に多く見られ、加齢とともに発症リスクが高まります。

腰椎すべり症を放置すると、腰痛や下肢のしびれが慢性化し、歩行や日常生活が困難になることがあります。症状が進行すると、わずかな距離しか歩けなくなる間欠跛行が現れることも少なくありません。

さらに進行すると排尿障害や筋力低下が生じ、最悪の場合は寝たきりのリスクも高まります。神経の圧迫が長期間続くと、神経機能の回復が困難になる可能性もあります。

痛みやしびれによる活動制限から、筋力低下や骨密度の減少、さらには精神的な落ち込みなどの二次的な問題も発生します。早期の適切な対応が症状の悪化を防ぐ重要なポイントです。

腰椎すべり症の原因

病院では骨の変形や神経の圧迫が確認されても、腰椎すべり症の症状が改善しないという人が近年増え続けています。

腰椎すべり症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

腰椎すべり症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。加齢により椎間板や靭帯が弱くなり、骨を支える力が低下することで腰椎がずれやすくなります。

また、若いころのスポーツや重労働による腰への過度な負担が、後に腰椎すべり症の発症につながることもあります。特に腰を反らす動作を繰り返すスポーツでは、腰椎分離症から腰椎すべり症に進行するケースが見られます。

女性に多く見られることから、女性ホルモンの影響も指摘されています。閉経後のホルモンバランスの変化が、骨や靭帯の強度に影響を与える可能性があります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず、腰椎すべり症の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

腰椎すべり症を引き起こす特有の身体の反応

腰椎すべり症では、腰椎がずれることで神経が圧迫され、腰や下半身に痛みやしびれが生じます。特に脊柱管が狭くなることで、神経への血流が不足し、歩行時の症状が現れやすくなります。

また、腰椎の不安定性により、周囲の筋肉が過度に緊張し、腰部の血流が悪化します。これが慢性的な腰痛や筋肉のこわばりを引き起こし、さらに症状を悪化させる悪循環を生み出します。

骨盤の傾きや姿勢の変化も腰椎すべり症の特徴的な反応です。腰椎のずれを代償するために、他の部位でバランスを取ろうとすることで、全身の歪みが生じることがあります。

長期間の痛みやしびれにより、自律神経のバランスも乱れがちになります。これが睡眠障害や疲労感、精神的なストレスにつながることも少なくありません。

腰椎すべり症に特化した当院での鍼灸整体治療

腰椎すべり症への対応として当院のアプローチ

通院について

腰椎すべり症の治療は、症状の程度や進行状況により異なりますが、初期は週に1〜2回の施術を目安に、1〜3か月程度の継続が推奨されます。慢性化した症状では、神経の炎症や筋肉の緊張を段階的に改善していく必要があります。

早期に治療を開始することで、症状の改善や進行予防が期待できます。症状が軽度であれば、より短期間での改善も可能です。重度の場合でも、継続的な治療により日常生活の質の向上を図ります。

治療期間中は定期的に症状の変化を確認し、一人一人の状態に合わせて治療計画を調整していきます。症状が改善してきたら、徐々に通院間隔を空けてメンテナンス治療に移行します。

当院の特徴

国家資格の鍼灸あん摩マッサージ師である院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

腰椎すべり症の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで院長が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。腰椎すべり症は全身をみる専門家で鍼灸師にお任せください。

腰椎すべり症に関するQ&A

腰椎すべり症は自然に治りますか？

自然治癒は難しいですが、保存療法で症状が軽減することはあります。適切な治療と生活習慣の見直しにより、症状の進行を抑制し、痛みやしびれを改善することは可能です。早期発見・早期治療が重要です。

腰椎すべり症の人がやってはいけないことは？

重いものを持つ、長時間同じ姿勢でいる、腰を大きく反らす動作は避けてください。また、激しいスポーツや腰に負担のかかる作業も症状を悪化させる可能性があります。無理な動作は控えましょう。

どのような動作で痛みが強くなりますか？

腰を反らす、立ち上がる、長時間歩く、座り続ける動作で痛みが強くなります。特に歩行時に症状が悪化し、前かがみになったり座ったりすると楽になるのが特徴的です。

何科を受診すればよいですか？

まずは整形外科を受診してください。レントゲンやMRI検査により診断が可能です。専門的な治療が必要な場合は、脊椎専門医への紹介もあります。

腰椎すべり症に苦しめられていた皆さまも、当院で鍼灸整体の施術を受けて、このような変化がありました。

筋肉骨格系に直接アプローチする鍼灸整体治療は腰椎すべり症に対して非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

専門的な知識も必要になるため、腰椎すべり症を自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。腰椎すべり症は早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。